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Rainbow レインボー/London,UK 2.29.1980 & more

「DOWN TO EARTH」のリリース後、'79年12月まで行われたアメリカツアーに次いで、RAINBOWは'80年初頭からヨーロッパツアーを挙行。約一ヶ月間にわたるツアーを通じて新編成のRAINBOWはロニー時代にも負けない支持をファンから勝ち取ります。特にポップスの分野から突如として現われたグラハム・ボネットは、その個性的なルックスと強烈なパフォーマンスで大きな注目を獲得。より大衆向きとなった楽曲も新たなファン層の開拓に繋がるなど、この時のヨーロッパツアーは大きな盛り上がりを見せました。RAINBOWが次に選んだツアー先はイギリスでした。2月19日と20日のニューキャッスル"シティ・ホール"における2連続公演から、全14公演のツアーをスタートさせます。この時のラインナップは結果的にバンド唯一となった"全員イギリス人"編成であり、ある意味において"凱旋公演"の趣きもありました(そのハイライトとなったのが、2月29日と3月1日に行われたロンドン"ウェンブリー・アリーナ"でのショウです)。本作ではそのイギリスツアーより、上記した2月29日のウェンブリー・アリーナ公演初日と、ツアーに後半に差し掛かった3月4日,ブライトン公演の模様を、どちらも上位オーディエンス・マスターより収録しています。ディスク1に収録された2月29日,ウェンブリー・アリーナ公演(初日)は、リッチーがアンコールを拒否した事から終演後にファンが暴動を起した事でも知られる、いわくつきのショウです。大規模な会場のためにPAの出力が強かったのか、オープニングから「Eyes Of The World」にかけての序盤はややノイジーな印象です。しかし場内の音が定まる「Love's No Friend」辺りからはバランスも向上。当時としては水準以上の見通しに加えて、アリーナらしい空気感と臨場感を備えたビッグなサウンドを楽しめるよう になります。勢いとパワーのあるバンドの演奏はロンドンのファンをも熱狂させています。ラジオでヒットを飛ばしていた「Since You Been Gone」は会場がグラハムと共に歌い、コーラス部分では大きな合唱となっています。イギリスツアーから「All Night Long」と位置を入れ替えた「Man On The Silver Mountain」もポジティヴな反応が湧き起こり、バンドの演奏はいよいよテンションを高めていきます。好調なグラハムのヴォーカルはショウのハイライト「Lost In Hollywood」でも冴えていて、リッチーのギターすら凌ぐような声量には圧倒されます。リッチーも負けじとソロでは轟音を炸裂させ、 「Beethoven 9th」でも彼らしいプレイを聴かせます。コージーのソロは特に素晴らしい迫力で録音されていて、既発とは明らかに次元が異なるダイナミックな音像は絶品 です。「Lost In Hollywood」リズライプで曲が締めくくられた後は、会場をも揺るがす大歓声が起きていています。これで"アンコール無し"なのでは、観客としては確かにフラストレーションが溜まるでしょう。セット本編72分にアンコール分のパワーまで含まれているような、強烈無比の演奏が封じ込められた一枚です。ディスク2へ収められた音源は、3月4日・ブライトン公演の模様です。当時としては理想的なバランスと明度で演奏を捉えていて、「Eyes Of The World」や「Love's No Friend」から、コージーのドラムも突き刺さるようなサウンドで音が飛び出してきます。グラハムのヴォーカルが非常にくっきりと浮かび上がっているのもファンには嬉しいでしょう。録音全体を通し、テーパーとステージのほど良い距離感、観客の話し声が邪魔にならない聴き易さと臨場感が両立されているのも理想的。聴き手はストレス無くライヴを聴き込めます。この日はリッチーのギターにトラブルがあったのか、それとも本人の調子が良くなかったのか、所々でプレイにミスや散漫な点が見られます。「Love's No Firend」ではギターを弾いていない場面が散見され、「Since You Been Gone」の後のバンド演奏による「Over The Rainbow」では、コージーのドラムとズレているが判ります。また「Man On The Silver Mountain」ではイントロのリフとコードを誤るという場面も見られます。さらに「Lost In Hollywood」においては、本来ならギターソロに続き「Beethoven 9th」が取り上げられる場面でも、リッチーは何故かこの日2度目の「Brandenburg Concert」を弾いており、この日の大きなポイントになっています(バンドもこれには意外だったでしょうが、しっかりとフォローするドン・エンリーは さすがです)。さらに"リッチーのリクエスト"として'80年ツアーでは定番のように取り上げられていたグラハムのソロ曲「Will You Still Love Me Tomorrow?」も、この日は演奏されないまま「Blues」から「Long Live Rock 'N' Roll」へ流れ込んでショウエンドを迎えているのも特徴。リッチーにとってはもうひとつ"乗り切れないライヴ"だったようです(なお海外マニアによれば、このブライトン公演はジェフ・ベックが観に来ていたとの事。彼の訪問がリッチーの調子や機嫌と何らかの関係があるかも知れません)。RAINBOWの'80年ツアーにおいては、極めて優秀なオーディエンス・ソースが多数知られています(来日公演での各種音源のほか、ヨーロッパツアーでもプレスCDタイトルが多く存在します)。それらと比較したとき、本作品は音質面で一歩譲るでしょう。しかしイギリスツアーの、それもハイライト部分を しっかり切り取った内容は、「DOWN TO EARTH」ツアーを理解するうえでも欠かせないもの。R Wembley Arena, London, UK 29th February 1980 TRULY AMAZING SOUND Brighton Center, Brighton, UK 4th March 1980 TRULY AMAZING SOUND Disc 1 Live at Wembley Arena, London, UK 29th February 1980 1. The Land Of Hope And Glory 2. Countdown/Over The Rainbow 3. Eyes Of The World 4. Love's No Friend 5. Brandenburg Concert/Greensleeves 6. Since You Been Gone 7. Over The Rainbow 8. Man On The Silver Mountain 9. Catch The Rainbow 10. Keyboards Intro. 11. Lost In Hollywood 12. Guitar Solo 13. Beethoven 9th 14. Keyboards Solo 15. Drums Solo incl. 1812 Overture 16. Lost In Hollywood (reprise) Disc 2 Live at Brighton Center, Brighton, UK 4th March 1980 1. The Land Of Hope And Glory 2. Countdown/Over The Rainbow 3. Eyes Of The World 4. Love's No Friend 5. Brandenburg Concert #1 6. Since You Been Gone 7. Over The Rainbow/Greensleeves 8. Man On The Silver Mountain 9. Catch The Rainbow 10. Keyboards Intro. 11. Lost In Hollywood 12. Brandenburg Concert #2 13. Keyboards Solo 14. Drums Solo incl. 1812 Overture 15. Lost In Hollywood (reprise) 16. Guitar Solo 17. Lazy Intro. 18. All Night Long 19. Blues 20. Long Live Rock 'N' Roll 21. Over The Rainbow Ritchie Blackmore - Guitar Graham Bonnet - Vocals Cozy Powell - Drums Roger Glover - Bass Don Airey - Keyboards

Rainbow レインボー/London,UK 2.29.1980 & more

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