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Pink Floyd ピンク・フロイド/ウマグマ ライブ盤 UK 1969

生フロイドの魅力を世界に知らしめた伝統の大名盤『ウマグマ』のライヴ・ディスク。その拡張・完全版にして、サウンドの最高峰も更新した奇跡の1枚が誕生です。 【半世紀を超えて発掘されたカッティング以前の大元マスター】『ウマグマ』やその1枚目となったライヴ盤については、もはや語る必要はないでしょう。39分36秒に及ぶ英国プログレッシヴ・ロックの至宝なわけですが、本作は同じライヴでありながら54分2秒。しかも未知なるアップグレード・サウンドで綴られる世界初のライヴアルバムなのです。まるでキツネに摘まれたような、夢みたいな話。では、なぜ拡張版が実現したのか、未知のサウンドはどうしてあり得たのか。そのカギとなるのは、新発掘された“FLAT TRANSFER MASTER”でした。海外から独自ルートでもたらされたのが驚きの大元マスターだったのです。もう少し詳しく申しますと、ミックスダウンとマスタリングが完了し、ある国(“欧州のとある国”とだけ申し上げておきましょう)のプレス用に配布されたマスター。それが半世紀の時を超えて発見されたのです。そこに記録されていたのは、まさにオリジナル・マスターのサウンドそのもの。コレクター界ではレコーディングの音に一歩でも近づこうとやれカッティング精度だ、マト1だと追究されるものですが、今回はその次元にはない。何しろプレスはおろか、カッティングも経ず、一度も物理的な溝に変換されていない音が保存されていたのです。 【1969年のフルショウを体験させてくれる完全形のサウンドボード・アルバム】これが最高峰更新となる未知なるサウンドの秘密。しかし、それだけは「完全版」とはならない。“FLAT TRANSFER MASTER”は、あくまでミックスダウンもマスタリングも済んだ完成度100%の音。すなわち、尺も最終オフィシャル作品と同じだからです。では、どうやって拡張が可能になったのか。そこで2つめのカギとなるのが「ラフミックス」。実のところ、『ウマグマ』のライヴには本編とは異なるラフミックス・テイクが発掘されており、『RARITIES』の一部としてもご紹介した事があります。これは単にミックスが異なるだけでなく、演奏パートの前後も長く記録され、公式作ではカットされた「星空のドライブ(Interstellar Overdrive)」も収録されていたのです。そして本作は、上記2つのサウンドボードをフル活用したもの。メインとなる4曲「天の支配(Astromony Domine)」「ユージン、斧に気をつけろ(Careful With That Axe, Eugene)」「太陽讃歌(Set The Controls For The Heart Of The Sun)」「神秘(A Saucerful Of Secrets)」は“FLAT TRANSFER MASTER”の最高峰サウンドで綴り、その合間と「星空のドライブ」をラフミックスで補完。もちろん、補完パートも緻密・厳正なマスタリングによって“FLAT TRANSFER MASTER”に可能な限り近づけ、言われなければ(言われても?)気づかない自然でシームレスなライヴアルバムを実現させているのです。そうして誕生した本作は「1969年のフルショウ」を体験させてくれる。『ウマグマ』のライヴ・ディスクは「1969年4月27日バーミンガム公演」「5月2日マンチェスター公演」の2種から編集されていますが、実のところ、内実はほぼほぼマンチェスター公演。「神秘」の約3分(本作で言うところの5トラック目の「0:00-3:25」)だけがバーミンガム公演なのです。そして、マンチェスターで演奏されたのは、本作と同じ5曲だけ。つまり、本作は伝統名盤の拡張版であると同時に「マンチェスター公演の完全版サウンドボード(3分半だけ差し替え)」でもあるわけです。 【未体験のサウンドが体現する“本物のウマグマ”】経緯・概要を正確にお伝えすべく、ここまで努めて平静に書いてきましたが、本当は動揺が隠せません。ここまでにご紹介してきた事実を、現実の音が証明しているのです。まず、サウンドが……深い。これまでリリースされてきたありとあらゆる公式CDを凌駕しているのです。実のところ、『ウマグマ』は1987年に初CD化された時点で劣化しており、その後の1994年以降のリマスター盤ではデジタル加工で取り繕ってきた。ところが、本作はオリジナルそのままでありつつ、劣化する前のマスター・サウンドを保持しているのです。1音1音がくっきりとしつつ、鳴りは楽器そのものが目に浮かぶほどナチュラル。立ち上がりの鋭さには弦や皮の振動が感じられ、1音が美しい山を描くピークにも消えゆく消音のヴァイヴにも現実感が宿っている。そして、1音1音が連なって生まれる音楽が極めて美しいわけですが、同時に無音部の闇が深いのも重要。ヒスのない無が静まり返った現場の緊張感を描き出し、そこから浮き立つからこそ、メロディは光沢を放ち、ビートやグルーヴも芳醇なのです。1つ例を挙げるなら「神秘」の序盤。シンバルワークの連打とキーボードが異空間を生みだし、そこにギターが不協和音のメロディを紡いでいく。従来盤でもその演奏自体は細部まで楽しめましたが、本作はシンバルやキーボードが発する振動が「共振」しているのまで分かる。それぞれのノートが現場空間で作用し合い、そこにあるドラムキットの支柱やギターのボディまで振るわせる。先ほどから「現実感」をキーワードにしておりますが、本作に宿るリアリティはそういうレベル。単に1つひとつの音が鮮明なだけでなく、別に演奏してミックスするスタジオ録音とは違い、楽器同士が同居するステージだからこそ起きうる振動のすべてを再現してくれるのです。しかも、LP起こしではないからスクラッチもなく、全編が滑らかで艶やか。実のところ、「太陽讃歌」の終盤(9:07辺り)に現行CDにはない「プッ」という瞬間ノイズも聞こえますが、実はこれも「本物」。ステージの現場でキーボード(もしくはギター)の切り替えスイッチを操作した事で発生したものであり、オリジナル・マスターにも初期CDにも記録されていた作品の一部(その後、1994年のリマスタリングの際に除去されたようです)。本作は、そんなマスターの真実を完全無加工CDなのです。時に英国1stプレスLPであり、時に日本盤初回CDであり、時に知られざる8トラ・カセットであったり……マニアはありとあらゆる可能性に挑み、名盤の最高峰サウンドを探してきました。本作もまた、そんな探求の旅から生まれた究極形の1つ。『ウマグマ』ライヴ・ディスクの至高盤なのです。LPカッティング以前の鮮度にして、初CD化の際には劣化していた本当のマスター・サウンド。その奇跡を最大限に活用して甦らせた1969年のフルショウ……まさに文化遺産以外の何物でもなく、そんな言葉さえ軽々しく感じてしまう最重要のライヴアルバムです。 Manchester College of Commerce, Manchester, UK 2nd May 1969 Mother's Club, Birmingham, UK 27th April 1969 (54:02) 01. Astromony Domine * 02. Careful With That Axe, Eugene * 03. Interstellar Overdrive * 04. Set The Controls For The Heart Of The Sun * 05. A Saucerful Of Secrets * ** Manchester College of Commerce, Manchester, UK 2nd May 1969 * Mother's Club, Birmingham, UK 27th April 1969 **

Pink Floyd ピンク・フロイド/ウマグマ ライブ盤 UK 1969

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