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Pink Floyd ピンク・フロイド/UK 6.28.1972 Upgrade

ピンク・フロイド1972年" もうひとつのブライトンドーム音源 "に、既発盤を遥かに超える1st genソースが登場!!試作版『狂気』の世界初演時、機材トラブルによってやむなく演奏を中断した彼らが5ヵ月後に同じステージで挑んだリトライ演奏、そのエネルギッシュな姿が突き抜ける高品質サウンドで甦ります!!フロイド72年公演の醍醐味は、やはり何と言っても試作版『狂気』の生々しい演奏が聴ける点に尽きます。後の完成形とは随所で異なるこの時期のアプローチは人気も高く、それゆえ多くの良タイトルが存在する事は今更申し上げるまでもありません。この中で特に重要なキーポイントとなるのは、やはり試作版『狂気』が世界初演された1月20日の英国ブライトンドーム公演でしょう。しかしその初演からほぼ5ヵ月後、6月28日に同じ会場で行われた72年で2回目のブライトンドーム公演については殆どスポットが当たらないまま現在に至っています。2011年に海外のレーベルから登場した『ECLIPSED BY THE DOME (Godfatherecords G.R. 481/482)』はそんな6月28日、" もうひとつのブライトンドーム公演 "が聴ける唯一のタイトルとして知られてきました。約10年前の海外タイトルだけあって現在ではほぼ見掛けなくなりつつありますが、しかしこの公演が人々の記憶から薄れている最大の理由は同72年1月20日に同じブライトンドームで行われた試作版『狂気』の世界初演音源がインパクト絶大だからでしょう。通常" 72年のブライトンドーム "と言えば1月20日のダークサイド世界初演音源を指すものですが、しかしそうであればこそこの6月28日のブライトンドームが併せて語られないのは変な話です。というのも5ヶ月前の世界初演では機材トラブルによってショウを中断している(※ 「The Mortality Sequence」の演奏半ばからハム・ノイズが漂い始め、次の「Money」の途中でやむなく演奏を打ち切っている)ため、この同公演地で聴ける試作版の演奏は5ヵ月後に再び巡ってきた" 世界初演のリトライ "、すなわち汚名挽回のチャンスでもあったからです。途中で中断せざるを得なかった初演の苦々しい記憶を当時のメンバー達が忘れている筈が無く、それだけにここで聴ける試作版『狂気』のリトライ演奏は辛酸を舐めたアンサー公演ともなっている訳で、そんな重要音源が記憶の隅に追いやられている現状はファンとしてもレーベルとしても痛恨の極みと申せましょう。そんな渇望を潤すかの様に先日ネット公開されたのがこの6月28日ソースの1st gen。何とマスター録音から直にコピーされた第一世代カセットの音質はこれまで唯一知られていた前述盤サウンドを一跨ぎで越えてゆく高いクオリティを備えていたのです。公開ソースで遅めだったピッチも正常な姿に戻す修正を掛け、ほんの僅かに時折り傾く位相も中央で正しく音が聳え立つようガッチリとアジャスト。また微細なノイズもほぼ1小節単位で取り除いて全体を磨き上げた事で、桁違いの品質で貫かれた鉄壁のグレードアップ・サウンドが誕生したのです。世界初演のリトライを伝えるこの1st genは「Speak To Me」の鼓動がほぼ鳴り初めの地点から収録が始まっており、この時点で既盤(※ 以降" 既発盤 "とします)を超えるサウンド・ポテンシャルが感じられるでしょう。「Travel」も芯の入った重量感満点サウンドが既発盤を超える余韻と共に駆けてゆきますが、この1st genが今回正しくチューニングされた事で真の威力を発揮しているのが「Time」です。ここで突き抜ける響きの波動は特上レベルで、リックとデイヴの歌声も近くて透明、かつ豊かな厚みも伴っており、オリジナル収録音の良さを最大限感じられるシーンになっています。初演では機材トラブルが発生した「The Mortality Sequence」も冒頭の朗読SEとシンセサイザーの出音が絶品。言葉と音楽の歩み寄りが既発盤を一蹴する近さと鮮明さで甦っており、その高い解像力の分だけ初演時に彼らが味わった機材トラブルの辛酸が薄れてゆくのをハッキリ確認出来るのです。またその機材トラブル悪化によって初演では演奏中断を余儀なくされた「Money」も特上の音質でその再挑戦の姿が甦ります。唯一4:07~15付近でフェイド・アウト~インで処理するシーン(※ 恐らくテープ交換による繋ぎ)が出てきますが、前後を聴くと演奏の欠落が生じていない事も確認出来るため聴き劣りの印象はほぼ無いですし、初演で中断されたその先の展開がピュア・ダイナミックな高解像サウンドで愉しめるのです。「Us and Them」も透明感最高な1st genサウンドの直撃感に圧倒される筈。ここも途中で数秒間だけ音の劣化が生じてはいるのですが(※ 3:00~08)それも即座に回復、マスター原音から直接継承した生々しい音の波動に誰もが打ちのめされるでしょう。また曲後半4:47付近から約1分間ほどに声のSEが入ってきますが、本録音はこの様に場内SEが随所で非常によく聴こえるという特徴を持っています。この事からどうやらスピーカーの直ぐ近くに録音機があったらしく、クアドロフォニックによる出音システムの一端が体感出来る事も見逃せないトピックとなっているのです。ディスク2になると音質は更に向上。チューニングを含む開演前の様子をたっぷり2分30秒も収録している点もドキュメンタリー感満点ですが、「One Of These Days」の解像度がまた驚異的なのです。中音域のタフな量感が更に上がり、ギターとシンセサイザーを主軸にする高音の抜け具合も圧巻で、真に申し分の無い聴き応えが御愉しみ戴けるでしょう。「Careful With That Axe Eugene」ではそうしたサウンド・ポテンシャルの向上感に加えてダイナミックレンジ(=音の強弱差)が際立ち、前半部の透明感も72年のAUD録音としては最高レベルの奥行きと音艶で当日の音の洪水を現代に伝えています。「Echoes」は前半のシンセサイザーを軸にした粘りある高音域の伸びとスライド・バーから放たれる鋭いギターの移ろいが特上の滑らかさで登場、これが1st genならではの厚みの増した歌声とマッチして驚きの聴き応えです。" Nothing 14 "の区間もシンセサイザーの全方位への拡がりとミュートさせたギターの刻みが麗しく、ベースが絡むマッシヴな音も量感が増してエッセンシャルな原音の鼓動が甦りました。終曲後は拍手が湧き上がってから一度音が途切れていますが、これも前後を聴くとシーンの欠落は生じていませんし、ここで聴けるチューニングも3分45秒を超える現場感が満点です。「Set The Controls For The Heart Of The Sun」ではロジャーの歌声が既発盤より近くて鮮明ですし、その呪術的な心象の明滅が第一世代テープ特有の鮮やかさとマッシヴさで耳元を直撃してくる悦びに包まれるでしょう。更に驚きなのは演奏が終了してからも録音が延々と廻り続けている事で、初演の苦々しい記憶を完璧に振り払った全演目終演後の場内の様子を何と4分15秒間以上も捉えているのです。テープが終わる間際には大きな拍手と歓声も起こっており、ステージ上で何らの動き(※ メンバーがステージ脇から姿を見せたとか手を振った等)が最後にあったらしい事も伝え切る実況録音感に打ち震えるでしょう。それにしても録音全体に感じられる収録音の鋭さと直球感はかなりのもの。これは72年の録音全体を俯瞰しても上位に入るのはまず間違いないレベルです。これまでこの6月28日の模様を伝えてきたゴッドファーザー盤『ECLIPSED BY THE DOME』を悪く言うつもりはありませんが、しかしその収録音やタイトルの存在が人々の記憶の隅に追いやられてしまった最大の理由は" 狂気・世界初演 "というインパクトを跳ね除けるだけの力強さがサウンド面に欠けていたからではないでしょうか。初演のインパクトを越えるのではなく、解像度の高い屈強なドキュメンタリー・サウンドでこれを受け止めること。初演のリカバリを描く6月28日の音源に必要なのはこのタフさなのであり、このバランスが築けてこそ双方の公演内容は聴く者の記憶にセットで深く刻まれる筈です。 The Dome, Brighton, East Sussex, UK 28th June 1972 TRULY AMAZING/PERFECT SOUND(UPGRADE) Disc 1 (44:43) The Dark Side Of The Moon 1. Speak To Me 2. Breathe 3. Travel 4. Time 5. Breathe (Reprise) 6. The Mortality Sequence 7. Money 8. Us and Them 9. Any Colour You Like 10. Brain Damage 11. Eclipse Disc 2 (62:48) 1. Tunings 2. One Of These Days 3. Careful With That Axe Eugene 4. Echoes 5. Tunings 6. Set The Controls For The Heart Of The Sun

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