1973年7月20日、フランスで開催されたアンティーブ・ジャズフェスティバルに出演したライブイをデイブ・リーブマンが自らのモニター・アンプの前に設置したナカミチ製オープン・リール・デッキで録音したテープを海外有名マニアが24ビット・リマスターしたクリアーな音源で記録した名音源が登場しました。デイブ・リーブマン自身によるレコーディング第2弾となるこのアンティーブ・ジャズにおけるライブは、Peter Losinのサイト「Miles Ahead」には掲載されておりませんが、マイルス音源コレクターのヤン・ローマン氏の著書「ザ・サウンド・オブ・マイルス」には掲載されております。本音源も過去には個人宅で制作され大きなノイズ音、更に音抜け等が異様の目立った高額なタイトルが出回っていました。その後、ノイズが軽減された「ジュアン・レ・パン1973」(現在は廃盤)がリリースされたことはマニアなら承知の事実。さて、今回リリースされた音源はデフィニィティブ・シリーズでお馴染みとなっている海外有名マニアによるリマスター処理によりノイズが極限ま抑えられており、「ジュアン・レ・パン1973」よりもナチュラルな音像でより現場空間での緊張感を味わって頂けます。リーブマン自身によって録音された音源故、彼のサックス音がメインとなりと横に座っているピート・コージーの切れ味鋭いエッジが効いたキレッキレのギターもバッチリ録音されており目を閉じれば目の前でライブが行われているような錯覚を覚えるリアルな音像は正に鳥肌モノ。マイルス・ビギナーから玄人マニアまで存分にご堪能して頂けるベスト・ヴァージョンに仕上がりました。 ライブ・アット・アンティーブ・ジャズフェスティバル、ジュアン・レ・パン、フランス 07/20/1973 Disc 1 1.Turnaroundphrase(15:59) 2.Tune in 5(6:13) 3.Unknown Title 730620(8:24) 4.Zimbabwe(14:09) Disc 2 1.Ife(26:41) 2.Tune In 5(17:30 マイルス・デイビス(tpt, keyb) デイブ。リーブマン(ss, ts, fl) ピート・コージー(g, perc) レジー・ルーカス(g) マイケル・ヘンダーソン(b) アル・フォスター ムトゥーメ(perc)