DEEP PURPLEの1993年ツアーより、ヨーロッパツアーの3公演目に当たるイタリア・ミラノ公演を、オフィシャル級のステレオ・ライン録音で収録した「LOST MILAN TAPE 1993」は、その優れた音質だけでなく、これまで"質が低い"と思われていた「THE BATTLE RAGES ON」ツアーの概念をもひっくり返す極上の演奏で、全てのDEEP PURPLEおよびリッチー・ファンにショッキングな話題を与えました。今回は長らく完売・廃盤だったこの初期の傑作音源が、装いも聴き応えもグレードアップして復活します!ジョー・リン・ターナーの脱退後、紆余曲折の末にイアン・ギランが復帰した「THE BATTLE RAGES ON」は、アルバムの製作過程から作風に至るまで批判が集中し、現在においてもネガティヴなスタンスから観られる事が多い作品となっています。しかし第七期PURPLEのツアーは、少なくとも前半においては緊張したバンド状態が思わぬ形でプラスに作用し、どこか散漫だったアルバムとは対照的に良い意味でのスリリングさを持つ演奏を聴く事ができました。そのタイトでポジティヴな演奏を披露している第七期PURPLEの姿を関係者由来のサウンドボード音源で捉えた「LOST MILAN TAPE 1993」は、高い資料的価値とエンターテイメント性からたちまちファンの必携盤と化し、短い期間で完売した後、長らく入手が難しい状態が続いてきました。今回はこの傑作音源が6年ぶりに、全面的なトリートメントを施されて再登場です。抜群の明るさをもつ見通しに加えてばっちりと各楽器がセパレートされたミックスは、前回のリリース段階でオフィシャル並みと表現されたほどですが、今回は既発よりも低音を強調しつつ音に広がりを持たせ、よりライヴな空気を感じさせるサウンドへとリマスターされています。この補正によって各メンバーの演奏は全てが素晴らしい迫力で活き活きと躍動し、全体のアンサンブルも引き締まって聴こえます。特に前回盤ではややペタペタとしていたペイスのドラムが、本作では腹に響くような聴き応えで炸裂しており、これには既発を聴き込んだファンほど驚きを覚える事でしょう。新たに入手したマスターテープを使用。冒頭からして8秒間も長く収録されており、マスターテープからのの信憑性を頭から証明してくれます!また録音中に何ヶ所か見られた音の寸断も、本音源の製作に当たって可能な限り補修を施し、聴き易さの向上にも努めています。既発でカットのあったChild In Timeの3:54、Paint It Blackの4:45もそれぞれ本盤ではノンカット収録。ラストのSmoke On The Waterのギターソロも既発に比べ2秒間ですが長く収録されています。高いテンションで迫る演奏はブラッシュアップされた音響を得て、オープニングからより輝いて感じます。ペイスが普段とやや異なったノリでイントロのリズムを刻む「Highway Star」はいきなり聴き所です。この日リッチーは荒々しくも気合いやノリを前面に押し出したアグレッシヴなプレイを連発しており、縦横無尽に弾きまくる同曲のソロでは「これぞリッチー」と手を叩きたくなる充実のプレイを聴かせてくれます。無論いくつかのミスタッチも見られますが、再結成以降では珍しいほど「やる気」を感じさせる豪快なギターを見せつけます。リッチーのモチベーションは途切れる事無く、ソロ・バッキングはどの曲においても充実しています。彼が2曲目の「Black Night」中盤でにわかに「Jesus Christ Superstar」を弾き出したかと思えば、イアン・ギランはさっそく応えて絡んでくるなど、伝え聞いた両者の「冷戦」がウソのように感じるシーンもあります。このようにリッチーを核としてペイスやジョン・ロード、さらにはロジャー・グローバーらも応酬するなど、スポンテニアスなバンドの自由闊達なプレイは再結成直後の'85年ツアーを思わせます。'93年ツアーのみの演奏しか確認されていない「Talk About Love」や「A Twist In The Tale」のサウンドボードテイクは、公式ライヴ作品がリリースされた現在でも貴重です。また「Anyone's Daughter」や「Paint It Black」等の極めて珍しい選曲も、"バンド結成25周年ツアー"の特色として聴き逃せません。'90年代のPURPLEを代表する好ナンバー「Anya」・「The Battle Rages On」から突き進むライヴ後半は、どの曲も素晴らしい聴き応えで聴き手を唸らせます。前述したようにオープニングから絶好調なペイスは「Lazy」とそこから続くソロパートでも最高に冴えたプレイを聴かせてくれます。ライヴが終盤に入ってもステージの前向きなムードは損なわれません。「Space Truckin'」冒頭ではリッチーが入りを間違えており、そこにギランが笑いだすという場面が見らますが、リッチーは気分を害するどころかむしろ楽しげにワイルドなリフを刻んでおり、手抜きのプレイなど微塵も感じさせません。ここは「ギスギスしていた」とされる第七期PURPLEの印象を覆す、とても楽しく嬉しい聴き所になっています。アンコールの「Smoke On The Water」途中で録音が終了しているのは前回と同様ですが、前述の通り、ここは敢えてフェイド処理をせずに最後の最後まで収録する事で、既発よりも若干長く聴けるようになっています。この後彼らは10月のドイツツアー周辺までクオリティの高いライヴを繰り広げますが、11月のイギリスツアーへ入る頃には坂道を転げるようにバンド状態が悪化し、最終的にリッチーの脱退という結末を迎えます。わずか2ヶ月弱のツアー期間で解体した第七期PURPLEの貴重な演奏を、ここまで優良なサウンドとプレイで楽しめるコレクターズ・アイテムも他には無いでしょう。廃盤となったDEEP PURPLEのアイテムでは常に再発売リクエストの上位に位置する決定的音源が、既発を大きく凌駕するベスト・アイテムとして、再びファンの皆さんにセンセーショナルな話題を提供します! 黄金の5人が最後に放ったマジックを、リフレッシュされた極上の音で存分にお楽しみください。
Live at Palatrussardi, Milan, Italy 26th September 1993 STEREO SBD(UPGRADED)(from Original Masters)
Disc 1 1. Intro. 2. Highway Star 3. Black Night 4. Talk About Love 5. A Twist In The Tale 6. Perfect Strangers 7. Difficult To Cure 8. Keyboard Solo 9. Knocking At Your Back Door
Disc 2 1. Anyone's Daughter 2. Child In Time 3. Anya 4. The Battle Rages On 5. Lazy 6. Drum Solo 7. Space Truckin' 8. Woman From Tokyo 9. Paint It Black 10. Smoke On The Water
Ritchie Blackmore - Guitar Ian Gillan - Vocal Roger Glover - Bass Jon Lord - Keyboards Ian Paice - Drums STEREO SOUNDBOARD RECORDING





























