ECMレーベルを代表するジャズギタリストとして独特の存在感を放ち続けたジョン・アバークロンビーとウェザー・リポートの創設メンバーとして、またソロとなってから秀逸な作品を残しているミロスラフ・ヴィトウスとの貴重なデュオ・ライブの模様を放送音源より収録したファン垂涎の音源が登場しました。アバークロンビーとヴィトウスのふたりが、どのような経緯でデュオによる短期間だけのツアーをしたのかは不明ですが今回リリースされたスイス、ムラルトでのライブを聴く限りこの素晴らしいデュオによる公式盤がリリースされていないのが不思議です。当日のセットリストを見ると全曲スタンダードの名曲ばかりが演奏されています。ギターとベースとがお互いに会話しているかのような演奏で程よいリラックス感が聴く側にも伝わって来ます。流麗かついぶし銀のような音色で奏でられるアバークロンビーのギターと約10年のブランクを感じさせないヴィトウスのベースが織り成すワンダーランドを存分にご堪能して頂ける名作となります。 ライブ・アット・コングレスホール、ムラルト、スイス 04/27/2006 Disc 1 1.Nardis 2.Days Of Wine And Roses 3.I Hear A Rhapsody 4.Blue In Green Disc 2 1.Alice In Wonderland 2.Gloria's Step 3.Stella By Starlight 4.I Fall In Love Too Easily ジョン・アバークロンビー(g) ミロスラフ・ヴィトウス(b)