1987年「Invisible Touch」に伴うUSツアーより、5月28日のフィラデルフィアはベテラン・スタジアム初日公演を、極上レベルの高音質オーディエンス録音で2時間12分に渡って完全収録。カセット時代の録音と思えない程にクリアーで歯切れの良い分離感抜群のサウンドで収録されており、ファンは必聴の高品質テイクになっています。アメリカでのスタジアム会場録音ゆえ、手拍子や歓声がラウドに録音されてしまっているパートもありますが、そういった部分でさえ、楽音がしっかりと全面に出て聴こえるので、ファンは全くストレス無く、この時期の完成度の高いライブパフォーマンスを堪能することができます。PAのせいだと思いますが、冒頭のMamaは普通のイメージの音像ですが、2曲目のAbacabでそのクリアーに立ったビートに本音源の優秀さを確信し、以降も、そのサウンドはどんどん向上していきます(後半はライン録音のようにクリアーに収録されています)。ポップとプログレッシブが絶妙にブレンドした緻密かつ豪快なサウンドはこの1986/1987年ツアーでなければ味わえない力強さと完成度の高さを実感することができます。ショウ前半のIn That Quiet Earth の素晴らしい音像での名演はファンは間違いなく必聴です。盛り上がるアメリカの大観衆を効果的なMCでコントロールするフィルのパフォーマンスも必聴。ショウの中盤から後半にかけては新曲群を次々と披露、Land Of Confusion、(メンバー紹介から絶妙のMCでの曲紹介も最高)Tonight, Tonight, Tonight、Throwing It All Away、更に前作からのHome By The Sea、そして新作タイトルトラックInvisible Touchと連続演奏し、 1986/87ツアーの聴き所を演出します。聴き応え満点の6分近いドラム・デュエット、続くLos Endos、アンコールの14分近いTurn It On Again メドレー演奏と、最後の最後まで、驚くほど安定した高音質で、この時期らしいポジティブなムードに溢れたスペクタクル・ショウを楽しむことができます。フィルのボーカルのコンディションも最高で、声も実に良く出ています。USツアー屈指の最高音質盤!87年USツアーからは、ここまで素晴らしいオーディエンス録音によるタイトルは存在しないのでファンは間違いなく必聴です。最高のクオリティで収録された、聴き応え満点の一枚です。 Live at Veterans Stadium, Philadelphia, PA. USA 28th May 1987 TRULY PERFECT SOUND Disc 1(59:12) 1. Mama 2. Abacab 3. Domino 4. That's All 5. The Brazilian 6. In The Cage 7. In That Quiet Earth 8. Afterglow Disc 2(72:52) 1. Land Of Confusion 2. Tonight, Tonight, Tonight 3. Throwing It All Away 4. Home By The Sea 5. Invisible Touch 6. Drum Duet 7. Los Endos 8. Turn It On Again Phil Collins - Vocals, Drums & Percussion Mike Rutherford - Bass & Guitar Tony Banks - Keyboards Chester Thompson - Drums & Percussion Daryl Steurmer - Guitar