アナログ時代からの定番音源である1972年9月22日、ハリウッド・ボウル公演の超高音質収録盤セット。ディスク1&2には、ロブ・バートランド氏なる人物がが録音したマスターからのDATコピーと称される超高音質テイクを収録。72年の録音とは思えない、まさにサウンドボード録音に匹敵する音質です。(ちなみに録音者はあの1977年5月9日オークランド公演のテーパーです。)バランスも素晴らしく、特にドラムサウンドの強烈さは聴いていて呆気にとられるほどの凄まじさです。第一級のライブ音源であることは間違いありませんが、欠点としては、まずSpeak To Meが未収であること(Breatheからいきなり始まる)、第二部において録音者が曲間でオン・オフを繰り返した為、二部の殆どの楽曲がやや頭切れの状態になっていること、部分的にオーヴァーロード気味の箇所では音の歪みがあること、また些細なことですが、Echoesの冒頭でマイクをテストで連打するところがあること等があげられます。しかしながら、聴いて頂ければご納得されると思いますが、高域から低域まで実に豊かな音像を誇る、信じられないほどの超高音質で収録されており、特に「神秘」「太陽讃歌」のパーカシップな迫力は凄まじいです。間違いなく全てのフロイド・ファン必聴のテイクと断言できます。ディスク3&4には、あの伝説の激レア・3枚組アナログブート「Crackers 」を原盤より完全復刻。とにかく針音ひとつしない過去最高の音質にマニアは言葉を失うでしょう。原盤における異様に早かったピッチも全て完璧に補正。完璧な状態で蘇る伝説の超高音質録音。同音源を使用した既発ブート全てを不要にする、まさに本年最強のフロイド音源と言っても過言ではないでしょう。この音源はもともとBreatheは未収で、アナログにおいてはこの部分は同年のロンドンのレインボー公演テイク(2/21/72)で補填されており、本作も同様な形で収録されています。聴いた方は、音像が切り替わった瞬間のOn The Runのあまりの音の良さに驚かれることと思います。全体的に、欠点が殆どない、最高レベルの音質で収録されている上、ディスク1&2のヴァージョンと違って、生々しいチューニング音を含む曲間も、カットも殆どなくほぼ完璧に収録されています。 未完成の「狂気」、One Of These Days, Careful With That Axe, Eugene, Echoes, 神秘、太陽賛歌と、大曲の数々を一瞬のたるみもなく凄まじい緊張感を持続したまま連発する圧巻のステージの最良のドキュメントです。Live at Hollywood Bowl, Los Angeles, CA. USA 22nd September 1972 TRULY PERFECT SOUND(2 DIFF SOURCES) Source #1 Disc 1 1. Breathe 2. On The Run 3. Time 4. Breathe(Reprise) 5. The Great Gig In The Sky 6. Money 7. Us And Them 8. Any Colour You Like 9. Brain Damage 10. Eclipse Disc 2 1. One Of These Days 2. Careful With That Axe, Eugene 3. Echoes 4. A Saucerful Of Secrets 5. Set The Controls For The Heart Of The Sun Source #2 "Crackers" (TAKRL 3969) direct copy version Disc 3 1. Breathe 2. On The Run 3. Time 4. Breathe(Reprise) 5. The Great Gig In The Sk 6. Money 7. Us And Them 8. Any Colour You Like 9. Brain Damage 10. Eclipse 11. One Of These Days 12. Careful With That Axe, Eugene Disc 4 1. Echoes 2. A Saucerful Of Secrets 3. Set The Controls For The Heart Of The Sun