1972年2度目のフロイドのジャパンツアー終了後、最も早くリリースされた伝説の3枚組アナログ・ブートレッグLP「Pink Floyd」(KP339-KP344) を原盤より復刻。現在、入手は不可能と言っても良く、マニア間で超高額プレミアで極稀に取引されているのみの激レア盤を奇跡の入手。しかも針パチひとつない最高のクオリティ!3枚の原盤より丁寧に復刻、各ディスクごとにCD化に成功しました。このアナログ盤は元々、全体的にかなり変則的な内容になっており、メインのテイクは1972年3月8日、大阪初日公演で、この第一部の「狂気」をアナログのDisc 5/6に収録し、第二部のOne Of These Days, Eugene, Echoesの3曲をDisc 3/4に収録、更にアンコールのAtom Heart MotherをアナログのDisc 2後半に収録しています(Disc 2前半は1971年8月9日大阪公演のFat Old Sun)。アナログのDisc1には1971年8月9日大阪公演のCymbalineと、1972年大阪公演2日目のアンコールA Saucerful Of Secretsを収録しています。本来なら、時系列どおりに、CDのディスク1に「狂気」、ディスク2に第二部、ディスク3にアンコール「原子心母」とボーナス3曲という構成が、通常考え得る収録内容ですが、本盤は、アナログの構成に準じて作製されています。音像はどのテイクも安定しており、流石アナログ直落しと思わせる鮮度抜群の非常に良質なサウンドで収録されています。ディスク1は58分16秒収録。1971年8月9日大阪公演のCymbalineの音質は平均的ですが、続く1972年大阪公演2日目8月9日テイクのアンコールA Saucerful Of Secretsは深みとクリアーさを感じさせる見事な録音で、セットの中でも異彩を放つ最高のテイクになっています。全ての人を押し黙らせる、殺気を孕んだような緊張感を感じさせる、この時期のフロイドの強靭な精神力に満ちた抜群の演奏です。1971年8月9日大阪公演のFat Old Sunの音質は非常に良好で、ライン録音並のクリアさでスピーカーから迫ってきます。「Darkest Moon」でお馴染みの1972年大阪初日アンコールのAtom Heart Motherは硬質でソリッドなサウンドで収録されており、パンチの効いたドラムサウンドが嬉しいテイクになっています。ディスク2は50分の収録。1972年大阪初日の第二部をそのまま収録しており、若干くぐもったサウンドですが、分厚い音の壁のような迫力を存分に感じさせてくれます。ヒスノイズはあるものの、楽音はクリアーに収録されています。音質は曲が進むごとに良くなってくる感じです。ディスク3は1972年大阪初日の「狂気」を50分収録。音質は非常に優れており、ワイドで深みもあり、ヒスもすくなく、音圧・パンチともに十分にあるベストテイク。3ディスクとも全てのピッチの補正は施してあります。本盤の2時間38分もの音源は、これまでCDタイトルとしては、一切リリースされることがなかったので非常に貴重です。殆どの方にとって初めて聴くソースではないでしょうか。日本の音源コレクターにとって、歴史的にも非常に重要な音源が、3枚組タイトルでリリースです。 Taken from the original analogue records "Pink Floyd"(KP339-KP344) Festival Hall, Osaka, Japan 8th March 1972 Disc 1(58:14) 1. Cymbaline * 2. A Saucerful Of Secrets ** 3. Fat Old Sun * 4. Atom Heart Mother Disc 2(49:53) 1. One Of These Days 2. Careful With That Axe, Eugene 3. Echoes Disc 3(49:52) 1. Speak To Me 2. Breathe 3. On The Run 4. Time 5. Breathe(Reprise) 6. The Great Gig In The Sky 7. Money 8. Us And Them 9. Any Colour You Like 10. Brain Damage 11. Eclipse *....Festival Hall, Osaka, Japan 9th August 1971 **...Festival Hall, Osaka, Japan 9th March 1972