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Rolling Stones ローリング・ストーンズ/Unreleased Studio Tracks 1983-1997

世界を震撼させた「FULLY FINISHED STUDIO OUTTAKES」の興奮もまるで冷めやっていないというのに、まるで追い打ちをかけるかのごとくまたまた1983年から1997年までのアウトテイクが登場しました。今回は7曲ですが、最初にこれらの音源が話題になったときに注目されたのは、「GOATS HEAD SOUP」の音源2曲を含む9曲入りのものでした。しかし、その2曲の正体は昨年リリースされた日本盤ボーナスで聞かれた2曲をアップローダーがおまけのつもりで入れたというだけのことだったのです(苦笑)。実は、その9曲入りのバージョンの前に、7曲入りのオリジナル純正バージョンがヒッソリと登場していたのです。しかも7曲入りオリジナルの音は、9曲入りの方と比べリミッターの掛かってない(=波形が潰れていない)、より元音源に近いであろうフラットな加工前バージョンだったのです。9曲入りバージョンはヒッソリ登場した7曲入りのオリジナルバージョンにリミッターを掛け音を潰し、なおかつ「GOATS HEAD SOUP」の日本盤ボーナス2曲を良かれと追加したものだったと考えられます。よって今回も1983年から1997年までの音源ということになり、先の「FULLY FINISHED〜」との関連性が伺えます。いくつかのテイクはそこで聞けた驚異的なクオリティには及ばない音源も含まれていますが、それでもなお音質は十分に良好なレベルであり、今回も聞き応えは十分。 1. Don't Mess With Cupid (1985) ロニーが自身の曲を作る場面を捉えたセッション音源。登場時は「UNDERCOVER」期の録音か?と推測されていましたが、どうやら1985年「DIRTY WORK」の録音だと判明した模様。確かに同アルバムの制作ではミックとキースの不和が頂点を迎え、両人がスタジオで揃う場面が少なかったこともあり、その分ロニーが作曲に精を出したという側面がありました。正にそれを証明するような場面で、ロニーがビルとチャック・リーヴェルを前に曲の草稿を披露している…といった雰囲気です。何よりロニーの声がまだ若いですね。 2. Undercover Of The Night (1983) この曲の完成前の段階を捉えた音源は既にいくつか出回っていますが、これまでよりもミックの歌がラフなバージョン。むしろ仮歌と言ってもいい程。歌詞は7割完成しているものの、まだメロディと歌詞を模索している感がありありと。バックのトラックとのギャップも面白い。ただし今回発掘された中では音質が一番ラフなのですが。 3. Don't Want Somebody Else (1993)「VOODOO LOUNGE」セッションでの未発表曲。ミックがギターを弾きながら歌う草稿にチャーリーとキースが合わせるという場面。ミックは全編裏声で歌っており、いいメロディでしたが自身でも思いついたメロディの域を出ることはなかったのでしょう。これ以上発展することはありませんでした。ちなみに海外専門サイトによると、参加はミック (vocals, guitar, keyboards, bass)、 キース (guitar, vocal, piano), チャーリー (drums)となっているので、ベースはミックというレアなデモなのかもしれません。 4. You Got Me Rocking (1993) キースが歌う「You Got Me Rocking」と言えば懐かしの「VOODOO STEW」ボックスで聞かれましたが、ここではより初期の作曲段階でキースがピアノを弾きながら歌う草稿にチャーリーが合わせているという場面。さらにベースの音が聞こえますが、これはストーンズにベーシストが不在だった時期。ここではロニー当時の奥さんだったジョーの弟ヴィニー・カースレイクが弾いたものだと言われています。 5. Might As Well Get Juiced (1997) 今回も目玉は「BRIDGES TO BABYLON」アウトテイク。本曲の別テイクは「FULLY FINISHED STUDIO OUTTAKES」でも聞かれましたが、今回はさらに初期の段階だと推測されるもの。今回のテイクはミックがバンドと一緒にライブで歌っている様子が伺え、完成版のような作りこみ感が薄く、むしろその生々しさが好ましいもの。「BRIDGES TO〜」のリリース時のインタビューにおいて、キースは「ダスト・ブラザーズの関わった三曲はミックの好きなようにやらせた、でも彼らの仕事ぶりは感心しない…もっといいテイクがあったのに。それは俺のコレクションの中で眠っている」といった旨の発言を残していますが、そのテイクがもしかしたら今回のバージョンかもしれません。 6. Low Down (1997) こちらもまた「FULLY FINISHED STUDIO OUTTAKES」でキースの歌う別テイクが聞かれましたが、それとは違う新たなテイク。今回はロニーが弾いたと思しきマンドリンが鳴っているのですが、さすがにこれは不釣り合いな感が否めません。にもかかわらず今回はバックコーラスがオーバーダビングされており、当初はこのテイクを元にしてアルバム用に磨き上げるつもりだったのでしょうか? 7. Saint Of Me (1997) 今回の真打は「FULLY FINISHED〜」になかった「Saint Of Me」の別テイク。明らかに初期の段階だと解るもので、演奏は最低限でドラムは打ち込みを使用。ここではキースが参加しなかった分のびのびと(笑)ダスト・ブラザーズと今までのストーンズにないタイプの曲を作られた喜びからか、ミックがやたら気合を入れて歌っている様が面白い。しかも完成版のようなバーナード・ファウラーとのデュエットはなく、最後まで歌はミック一人。今回の初登場アウトテイクは以上ですが、今回のリリースに際しては関連音源として「BRIDGES TO BABYLON」リリース時に作られたプロモ用ミックスを収録。どれも通常流通オフィシャルでは未だに手に入らないバージョンばかり。もっとも当時リリースされたクラブ受けを狙った各種リミックスものとは用途が違いラジオ局へのプロモ目的で作られた編集バージョンがメインですので、良くも悪くも原曲を崩したようなリミックスでない点がむしろ好ましく感じられるのではないでしょうか。そんな中で異彩を放つのが「Flip The Switch」のクリーン・バージョン。これは要するに「all that shit」という歌詞の放送禁止個所「shit」をセンサードした、いわば「Star Star」で見られた処理の1997年版といった趣。ところが97年版の処理はまるで音飛びのような処理で「shit」を目立たなくしており、今聞いてみるとプレスミスかと錯覚しそうな仕上がりには笑わされることかと。またそれぞれの曲の「Call Out Hook」というのは曲のコーラス部分だけを抜き出した非常に短い断片であり、要は耳に残りやすい(=フック)個所だけを抜き出したというもの。これもまたラジオ局にアルバム収録曲を紹介してもらいやすくする為の配慮から作られたのでした。なお「Anybody Seen My Baby?」一連のトラック左チャンネルにて時折確認できる微少なノイズは元々からのもの。そして今回初登場となる7曲のアウトテイクは全体的に草稿の段階のものが多く、それがまた「FULLY FINISHED STUDIO OUTTAKES」の続編なのでは…と推測したくなってしまいます。マニア歓喜のアウトテイク流出がまーだまーだ続くよ!と言わんばかりに今回も本命盤の登場です。(60:55) 01. Don't Mess With Cupid (Ronnie Wood on vocal) (1985.01.23-02.28) 02. Undercover Of The Night (new version) (1983.04.00-08.01) 03. Don't Want Somebody Else (new track) (1993.04.30-05.00) 04. You Got Me Rocking (Keith Richards on vocal) (1993.07.09-08.06) 05. Might As Well Get Juiced (1997.03.13-07.00) 06. Low Down (Keith Richards on piano) (1997.03.13-07.00) 07. Saint Of Me (1997.03.13-07.00) Bonus Tracks 08. Anybody Seen My Baby? (Single Edit) 09. Anybody Seen My Baby? (Don Was Radio Edit) 10. Anybody Seen My Baby? (No Biz Edit) 11. Anybody Seen My Baby? (Call Out Hook) 12. Flip The Switch (Clean Version) *1:32 / 2:01付近エディット箇所 13. Flip The Switch (Call Out Hook #1) 14. Flip The Switch (Call Out Hook #2) 15. Saint Of Me (Single Edit) 16. Saint Of Me (Call Out Hook) 17. Out Of Control (Album Radio Edit) 18. Out Of Control (Don Was Live Remix) 19. Out Of Control (Call Out Hook)

Rolling Stones ローリング・ストーンズ/Unreleased Studio Tracks 1983-1997

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