2013年北米ツアーより6月6日のトロント公演を高音質オーディエンス録音で収録。ネットに登場した、トロント2日目公演をリマスター収録しています。冒頭、イントロSEやGet Off Of My Cloudの途中でボリューム調整の乱れや音の不安定さはありますが、本領発揮は、音が固まってからの2曲目It's Only Rock'n Rollで、以降はかなりのハイレベルのサウンドでラストまで一気に収録されています。嬉しいのはキースのエッジの効いたギターがかなり尖がったオンな音で収録されていることで、ファンはこれだけで楽しくなってしまうのではないでしょうか。出音も録音も、それ程洗練されていない、非常にRAWかつ未加工な感触ですが、この録音の「売り」はそこにあります。分離感・明度最高!と言うわけではないのですが、確かなクリアネスと「これを変にイコライズする必要無し」と感じてしまう最良の質感で、ショウの全貌を非常に楽しく堪能することができます。冒頭の乱れから一応TRULY AMAZING/を追記しましたが、総合的には、まさに「PERFECT」なサウンドで、ショウの全貌を楽しめます。5月25日のトロント公演初日に続いて、5月28日、31日、6月3日のシカゴ3公演を挟んで、再びトロントに戻ってきたストーンズ。勿論、会場は同じ、エア・カナダ・センター。トロント初日を録音した 「STREET FIGHTING MAN IN TORONTO」も、今聴き直しても、このままプレスCD化も問題ない程の高音質(ダイレクト感と音の奥行きは最高!)でしたが、本盤も、音の感触は違いますが、それに負けない(それ以上の)極上音質。本当にこれを聴かなきゃ勿体ない!と思うほどのサウンドです。この日はゲスト無しのストーンズ・オンリーの公演。聴き所のひとつはツアー初演となるWorried About You。続くRocks Offはいきなりキースのギターが不安定(おぼつかない)ですが、どうしたことかミックも歌の構成を勘違いして、前半メロメロな状態になってしまうのを聴くことができます。演奏のキメも荒いですし、全体的に結構凄いヴァージョンになってますが、これもまたファンにとっては一興というところではないでしょうか。ミックもやれやれと言った感じだったと思われますが次のMCで仕切り直しで「IT'S GREAT TO BE BACK IN TORONTO!!」と挨拶!!Emotional Rescueの後には「明日は50年前、最初のシングルCome Onをリリースした日なんだ」と嬉しいMC。「キースが曲思いだせるかなって俺の事を見てるけど、俺も歌詞が不確かだ」と前置きした後、一人でチャーリーのドラムをバックに最初の一節を歌います。歌い終えて「チャーリーは覚えてたね」と良い感じ。Doom And Gloom、One More Shot続いてはCan't You Hear Me Knockingでテイラーが登場、素晴らしいソロプレイを聴かせてくれます。Satisfactionのイントロでキースがミストーンを出したりするものの後半は演奏もそして音質も素晴らしく、全体を通して聴き応え満点!!この最高に楽しいコンサートは間違いなくファン必聴・必体験です!! Live at Air Canada Centre, Toronto, Canada 6th June 2013 TRULY AMAZING/PERFECT SOUND Disc 1(70:29) 1. Intro 2. Get Off Of My Cloud 3. It's Only Rock'n Roll 4. Paint It Black 5. Gimme Shelter 6. Worried About You 7. Rocks Off 8. Emotional Rescue 9. Come On (Mick Only) 10. Doom And Gloom 11. One More Shot 12. Can't You Hear Me Knocking (with Mick Taylor) 13. Honky Tonk Women Disc 2(79:19) 1. Band Introductions 2. You Got The Silver 3. Before They Make Me Run 4. Midnight Rambler (with Mick Taylor) 5. Miss You 6. Start Me Up 7. Tumbling Dice 8. Brown Sugar 9. Sympathy For The Devil 10. You Can't Always Get What You Want(with the Cawthra Park Chamber Choir) 11. Jumping Jack Flash 12. Satisfaction (with Mick Taylor) Mick Jagger - Vocals, Guitar, Harmonica Keith Richards - Guitars, Vocals Charlie Watts - Drums Ronnie Wood - Guitars Darryl Jones - Bass, Vocal Bobby Keys - Tenor Saxophone Chuck Leavell - Keyboards, Backing Vocals Lisa Fischer - Backing Vocals, Percussion Bernard Fowler - Backing Vocals, Percussion Tim Ries - Keyboards, Horns