本物のNWOBHMサウンドを日本に届けてくれたTYGERS OF PANG TANG伝説の初来日。その現場を極上体験できる奇跡の新発掘録音が登場です。そんな本作に刻まれているのは「1982年9月30日:中野サンプラザ公演」。その超絶級オーディエンス録音です。当店では、ミラクルマン録音の名作『BLACKJACK(Calm & Storm 025)』を筆頭に、彼らの初来日を数々の名作でアーカイヴしてきました。本作は、その最高峰を更新してしまう新発掘ライヴアルバム。まずはコレクション整理も兼ね、当時のスケジュールを振り返ってみましょう。・9月26日『BLACKJACK(渋公)』・9月27日『NGOYA 1982』 ・9月28日:大阪フェスティバルホール・9月29日『TOKYO BOUND(中野)』・9月30日:中野サンプラザ ←★本作★ 以上、全5公演。大阪以外の全公演をライヴアルバムとしてご紹介してきましたが、中でもこれまで代表作となってきたのは、初日の渋谷公会堂で記録されたプレス名盤『BLACKJACK』でした。それに対し、本作は最終日のライヴアルバムなのです。そして、そのサウンドは「超」付きの極上オーディエンス。このところ、タイトルに『Definitive Master』が付いているプレスCDが多いと思いますが、実はこれは同じ録音家による作品。この人物が驚異的な達人でして、THE POLICEやWHITESNAKEでは「客録なのにオフィシャル作品超え!」と話題を集め、ジェフ・ベックやRAINBOWでは「あの伝説録音を録った人だったのか!」と衝撃が走る。本作は、そんな日本録音史の達人によるTYGERS OF PANG TANG篇。もちろん、このショウの既発『TOKYO LAST NIGHT』とも完全に無関係な別録音です。もっとも、いかな達人と言えど全部が全部「オフィシャル超え」まで達するわけではないのですが、本作はコレクションでも頂点的な一作。『BLACKJACK』もオンでクリアな名録音でしたが、本作はさらに重低音までキレイ&リッチに捉えられている。「1階4列目」から捉えられたド密着感も鮮やかなら、細やかなディテールもFM放送クラスですし、さらにワイドなダイナミズムまで宿ったサウンドは「まるでオフィシャル」としか言いようがありません。そんな超絶のサウンドで描かれるのは、黄金時代を濃縮したようなフルショウ。ただし、初日の名作『BLACKJACK』とは似て非なるセットでもありますので、ここで比較しながら整理してみましょう。 クラシックス(10曲)・ワイルド・キャット:Wild Catz/Suzie Smiled/Slave to Freedom・スペルバウンド:Blackjack/Don't Stop By/Hellbound/Gangland(★)・クレイジー・ナイト:Never Satisfied(★)/Love Don't Stay/Raised on Rock 危険なパラダイス(8曲) ・You Always See What You Want/Lonely at the Top/Letter From L.A./Paris by Air/Tides/The Actor/Love Potion No.9/Life Of Crime(★)※注:「★」印は初日のミラクルマン録音『BLACKJACK』で聴けない曲 ……と、このようになっています。メロディを強化した『THE CAGE』を軸としながらも幅広く全アルバムからセレクト。『BLACKJACK』にはなかった「Gangland」「Never Satisfied」も美味しい……と言いますか、この2曲をやらなかった初日の方が信じられない! もちろん、「Hellbound」や「Don't Stop By」「Wild Catz」「Love Potion No.9」など、「それだけは外さないで下さいよ」級の必殺ナンバーがしっかりと押さえられている。初来日の想い出云々をヌキにしても、黄金時代TYGERS OF PANG TANGを濃縮還元した極めつけのライヴアルバムなのです。映画『2001年宇宙の旅』から雄大な「ツァラトゥストラはこう語った」が鳴り響き、「ただ今を持ちまして本日のTYGERS OF PANG TANG東京公演はすべて終了しました」の終演アナウンスで幕を閉じる本作。この時まさか再来日が(2001年を遙かに超えた)2018年になるとは、誰も想像していなかったでしょう。本作は、そんな最終日の大団円ムードまで真空パックした驚異の新発掘ライヴアルバム。伝説の初来日の最終日「1982年9月30日:中野サンプラザ公演」の超絶級オーディエンス録音。「1階4列目」から捉えられたド密着感も鮮やかなら、細やかなディテールもFM放送クラスですし、重低音までキレイ&リッチ。さらにワイドなダイナミズムまで宿ったサウンドは「まるでオフィシャル」としか言いようがありません。これまで初来日を代表してきた名作『BLACKJACK』でも聴けなかった「Gangland」「Never Satisfied」も披露され、開演/終演を告げる映画『2001年宇宙の旅』のテーマまで完全収録。初来日の想い出という次元を遙かに超えた、黄金時代TYGERS OF PANG TANGを濃縮還元した極めつけのライヴアルバムです。 Live at Nakano Sunplaza, Tokyo, Japan 30th September 1982 ULTIMATE SOUND(from Original Masters) Disc 1 (55:03) 1. Intro.(Requiem for Soprano, Mezzo-Soprano, 2 Mixed Choirs and Orchestra) 2. You Always See 3. Lonely at the Top 4. Letter From L.A. 5. Blackjack 6. Never Satisfied 7. Paris by Air 8. Tides 9. Wild Catz 10. Don't Stop By 11. Suzie Smiled 12. Love Don't Stay 13. The Actor 14. Slave to Freedom Disc 2 (27:38) 1. Love Potion No. 9 2. Life Of Crime 3. Hellbound 4. Raised on Rock 5. Gangland 6. Outro. (Also Sprach Zarathustra) Jon Deverill - Vocals Robb Weir - Guitar Fred Purser - Guitar Richard "Rocky" Laws - Bass Brian Dick - Drums