ジョン・サイクスにスコット・ゴーハム、そしてブライアン・ダウニーらが再び結集し、1994年に日本で全7回が行われたTHIN LIZZYのトリビュート・ツアーより、宮城公演以外の6公演を極上のオーディエンス・ソースでパッケージしたビッグ・タイトルが、ここに堂々のリリース 決定! もちろん全てが完全初登場となる、トレーダー間でも一切知られていないオリジナルDATマスターをダイレクト使用。ファンに深い感動と強烈なイン パクトを与えた特別なジャパンツアーを、最高級のサウンドで余さず知る事ができます。18日から22日までの前半3公演を収録した「Vol.1」、23日 から25日までの後半3公演をパッケージした「Vol.2」を合わせて、何とディスク12枚の大ボリューム! 本作は全てのTHIN LIZZYファンにとって、間違いなく今年一番のビッグ・タイトルと言えるでしょう!ジョン・サイクスにとってTHIN LIZZYは、活動期間こそ短かったものの、フィル・ライノットとの思い出も含めて、非常に思い入れの強いバンド。'83年にリリースされた 「THUNDER AND LIGHTNING」で大きな評価を獲得しながらも、解散を前提にアルバム製作とツアーを行わねばならなかった事は、サイクスにとって複雑なものがあった 事でしょう。そのTHIN LIZZYの解散から10年を経た'93年、彼は「NOTHIN' BUT TROUBLE」リリースに伴うジャパンツアーの終了後に各方面へ精力的に働きかけ、念願だったメンバーの再結集を実現します。オリジナル・メンバーであ るブライアン・ダウニーを筆頭に、ツイン・リードのキーパーソンだったスコット・ゴーハム、キーボードとして'80年代に活躍したダーレン・ワートンを迎 え、サイクス自身がギターとヴォーカルを兼任する形で「THUNDER AND LIGHTNING」当時のラインナップを整えると(ベースはBLUE MURDERで共演したマルコ・メンドーサが担当)、'94年11月に日本でのみスペシャルなトリビュート・ライヴ・ツアーを実現したのです。前半に当たる本作「Vol.1」では、初日の埼玉・川口公演に始まり、2公演目の渋谷公演、さらにサウンドボード音源でも知られる4公演目の東京厚生年 金会館公演の3公演分を収録! 11月20日の宮城公演こそ未収録ですが、日本の、いや世界のTHIN LIZZYファンにとって歴史的なライヴの数々を、極上のサウンドでたっぷりと、そしてじっくりと追体験する事ができます!ディスク1・2では初日となった11月18日の川口公演を収録しています。この日は集客面でやや厳しいものがあったと伝えられるライヴですが、反対に考 えれば、このライヴに足を運んだファンこそ最も熱心なLIZZYファン(あるいはサイクスのファン)と言えます(女性の歓声が多く聞こえるのも特徴でしょ う)。その興奮の様子はオープニングの「Jailbreak」からはっきりと伝わります。録音はやや遠めながら、優れた明度に加えてバランスも良好。サイクスのギターとヴォーカルはもちろん、マルコ・メンドーサのベースも特徴的な音色をリア ルに聴かせてくれます。「Waiting For An Alibi」や「Don't Believe A Word」は、本録音の良さが活きたテイクと言えます。また、臨場感のある音像は「Angel Of Death」でも理想的なサウンドで楽しませてくれるでしょう。このメンバーによる11年ぶりのライヴとあって、演奏には若干の堅さを覚える場面もありま すが、バンドのモチベーションは高いものがあります。初日ならではの高い士気で繰り出されるライヴは、「The Boys Are Back In Town」や「Thunder And Lightning」まで聴き応えたっぷりです(ライヴ終了後の終演アナウンスとBGMまで非常にリアルなサウンドで収録しています)。ディスク3・4に収録されたのは、2公演目の11月19日、東京初日となった渋谷公会堂公演の模様です。明度は互角のながら、前日以上に会場の広がりを 覚える空気感の素晴らしさは、オープニング・イントロでのムードや「Jailbreak」冒頭のサイレン、そして湧き上るオーディエンスの拍手と歓声でも はっきりと判ります。多くのファンが待ちかねた東京でのライヴとあって、どの曲でも大いに盛り上がりっていますが、中でも「THUNDER AND LIGHTNING」からの曲はウケが良く、「Cold Sweat」ではコーラスでは合唱が湧き起こります。メロディアスな「The Sun Goes Down」は、演奏中こそファンはじっくりと聴き入っていますが、演奏後の拍手と歓声が非常に印象的です。同曲からダーレン・ワートンのキーボードソロで メドレー展開する「Angel Of Death」での壮大さは、ここでもライヴのハイライトとして観客を喜ばせています。さらにスピーディに切り込むような「Are You Ready」、ヘヴィな「Bad Reputation」でも、サイクスはフィル・ライノットが乗り移ったかのような、個性的で味わい深いヴォーカルを披露。彼のフィルに対する思い入れの 強さをパフォーマンスの面からも痛感させます。アンコールでは「Rosalie」から素晴らしいムードで、エピックな「Black Rose」に、ラストの「Thunder And Lightning」まで、ピークの盛り上がりで締めくくります(この日も終演アナウンスまで収録されており、場内のムードをリアルに味わえます)。そしてディスク5・6では、ツアー4日目の11月22日、東京厚生年金会館でのライヴを収めています。この22日は15年ほど前にサウンドボード音源が 出回っており、以前からマニアには親しまれています。当時から知られているように、この日は来日中でもベストではないかと言われる最高の盛り上がりと、素 晴らしい演奏が繰り広げられたライヴでもあります。本録音ではそのライヴを、リアルな音の広がりに裏付けられた臨場感と、優れた聴き易さでパッケージ! ここで体感できる熱気は、サウンドボードでは到底味わえない素晴らしさ。もちろんクリアネスと演奏のバランスも良好で、聴き手はオープニングの 「Jailbreak」そして「Waiting For An Alibi」から、演奏にグイグイと引き込まれてしまうでしょう。おなじみの楽曲以外でも、「Emerald」や「Suicide」・「Got To Give It Up」といった楽曲も観客は大いに盛り上がっています。大歓声に後押しされたバンドのプレイはますます磨きが掛かり、9分に及ぶ「Still In Love With You」の熱演は、いかなる聴き手をも感動させる事でしょう!余りのライヴの素晴らしさにサイクスも上機嫌で、「Rosalie」の演奏前には楽しそうに笑っているのも印象的。バンドが思いのたけを込めた 「Black Rose」はまさに名演と言うべきでしょう。爆発するような「Thunder And Lightning」では、バンドも観客も揃って完全燃焼。飛び切りの満足感で本作「Vol.1」の最後を締めくくります! 1公演あたりおよそ100分、3つのショウで300分近くになる大ボリュームは、本作の「Vol.1」から全ての聴き手に圧倒的なスペクタクルを味わわ せるでしょう。同時リリースされる「Vol.2」を併せて楽しむ事で、既発のサウンドボード音源では知りえなかった会場の熱気、特別なライヴならではの ムードを余す所無く聴き手に味わわせます!公式級のサウンドで演奏を楽しめたサウンドボード音源はもちろん素晴らしいのですが、このような歴史的なライヴだからこそ、本作のような極上のオーディ エンス録音は記録としての価値を持つというもの。 Kawaguchi Lilia Main Hall, Saitama, Japan 18th November 1994 TRULY AMAZING SOUND(from Original Masters) Shibuya Kokaido, Tokyo, Japan 19th November 1994 TRULY AMAZING SOUND(from Original Masters) Koseinenkin Kaikan, Tokyo, Japan 22nd November 1994 TRULY AMAZING SOUND(from Original Masters) Live at Kawaguchi Lilia Main Hall, Saitama, Japan 18th November 1994 Disc 1(68:55) 1. Intro. 2. Jailbreak 3. Waiting For An Alibi 4. Don't Believe A Word 5. Cold Sweat 6. Emerald 7. The Sun Goes Down 8. Angel Of Death 9. Are You Ready 10. Bad Reputation 11. Suicide 12. Got To Give It Up 13. Still In Love With You 14. Cowboy Song 15. The Boys Are Back In Town Disc 2(23:57) 1. Encore 2. Rosalie 3. Black Rose 4. Thunder And Lightning Live at Shibuya Kokaido, Tokyo, Japan 19th November 1994 Disc 3(72:39) 1. Intro. 2. Jailbreak 3. Waiting For An Alibi 4. Don't Believe A Word 5. Cold Sweat 6. Emerald 7. The Sun Goes Down 8. Angel Of Death 9. Are You Ready 10. Bad Reputation 11. Suicide 12. Got To Give It Up 13. Still In Love With You 14. Cowboy Song 15. The Boys Are Back In Town Disc 4(26:08) 1. Encore 2. Rosalie 3. Black Rose 4. Thunder And Lightning Live at Koseinenkin Kaikan, Tokyo, Japan 22nd November 1994 Disc 5(77:04) 1. Intro. 2. Jailbreak 3. Waiting For An Alibi 4. Don't Believe A Word 5. Cold Sweat 6. Emerald 7. The Sun Goes Down 8. Angel Of Death 9. Are You Ready 10. Bad Reputation 11. Suicide 12. Got To Give It Up 13. Still In Love With You 14. Cowboy Song 15. The Boys Are Back In Town Disc 6(26:28) 1. Encore 2. Rosalie 3. Black Rose 4. Thunder And Lightning John Sykes - Guitar & Vocal Scott Gorham - Guitar Darren Wharton - Keyboards Marco Mendozza - Bass Brian Downey - Drums