1988年3月5日、代々木国際競技場2公演目のライブを超高音質オーディエンス録音で完全収録。過去に「Dedicate Sound Of Thunder Far East」というタイトルでリリースされていた音源ですが、本盤は録音者から直にマスターテープを入手しての、マスターダイレクト収録となります。オリジナルは2009年7月 Amityレーベルからでしたが、リリースされた代々木決定版「SIGNS OF LIVES」、それのリマスター版「DEFINITIVE YOYOGI 1988」のせいか、本音源の存在は、あまり顧みられることがありません。しかし、2021年の今、聴き直しても、「これが当時のカセット録音?」と疑問符でいっぱいになってしまうほどの超高音質であり、その質の高さを再確認いただくためにも、今回、新たなアートワークでのリリースに踏み切りました。武道館公演決定版「THE GREAT GIG IN THE BUDOKAN」、代々木決定版「SIGNS OF LIVES」と言ったところが凄すぎて、そればかりが目立っている88年来日音源ですが、何度もリピートして恐縮ですが、本当にこの「TOKYO FROST」も、このまま埋もれさせておくのは絶対に勿体ない!と思える実に素晴らしい録音音源なのです。おそらくPAから若干距離のある位置で、最高級のマイクを使用して録音したと思えるサウンドで、たしかに音のスケールやダイレクト感は「SIGNS OF LIVES」に譲りますが、これだけ単体で聴いたら、「こんなに凄い88年音源は滅多にない!」と誰もが思い感動して聴き入ってしまうこと間違いありません。抜けが良く、音の定位がしっかりした、周り込のすくないパンチ抜群のクリアーサウンド・・・と表現すればよいのでしょうか。本当に刺激的な程にオンに録れていますので、是非是非聴いてみて下さい。迫力あるパーカッション、ベースの音の良さも特筆すべきポイントです。加えて全体のピッチも正確に補正。第一部後半のThe Dogs Of Warの鬼気迫る演奏は圧巻です。ショウ後半を収録したディスク2も前半同様に素晴らしいサウンドで収録されています。Wish You Were Hereの見事なアコギの音の立ちっぷりは見事で、88年ツアーで、ここまで音の良い同曲はあまり聴いたことがない程です。キレイに左右にセパレートしたイントロSEからスタートするMoney、後半のベースソロパートも凄い迫力のAnother Brick In The Wall Part 2など、オンビートのナンバーは驚くほどにクリアーに収録されています。第一部エンドのOn The Turning Away同様にスケールの大きな盛り上がりが気持ちよく体感できるComfortably Numbも必聴パートです。アンコールのOne Slipは0:50付近でテープよれがありますが、それ以外はラストのRun Like Hellまで、ほぼ完璧に収録されています。ギルモアのギターがエッジのある見事なサウンドで収録されており、各曲で聴ける圧巻のソロプレイはその全てが圧巻の聴き所になっています。コレクションに加えるに値する傑作東京公演4日目の圧巻の記録。Live at Yoyogi Olympic Pool, Tokyo, Japan 5th March 1988 TRULY PERFECT SOUND(from Original Masters) Disc 1(64:39) 1. Shine On You Crazy Diamond 2. Signs Of Life 3. Learning To Fly 4. Yet Another Movie 5. A New Machine Part 1 6. Terminal Frost 7. A New Machine Part 2 8. Sorrow 9. The Dogs Of War 10. On The Turning Away Disc 2(76:04) 1. One Of These Days 2. Time 3. The Great Gig In The Sky 4. Wish You Were Here 5. Welcome To The Machine 6. Us And Them 7. Money 8. Another Brick In The Wall Part 2 9. Comfortably Numb 10. One Slip 11. Run Like Hell David Gilmour - Guitar, Vocals Nick Mason - Drums Richard Wright - Keyboard, Vocal Jon Carin - Keyboard, Vocal Guy Pratt - Bass, Vocal Gary Wallis - Percussion Tim Renwick - Guitar, Vocal Scott Page - Saxophone, Guitar Margaret Taylor - Backing Vocal Rachel Fury - Backing Vocal Durga McBroom - Backing Vocal