ハイラムは日本の堺市に生まれ、70年代後半にはウィル・リーらとの"24丁目バンド"で人気を博し、スタジオ・ミュージシャンとしての活動をしながら80年代中盤には帝王マイルス・デイヴィスのバンドに起用されるなどの活躍後、満を持して1986年にソロ・デビューを果たす。他方サンボーンは、R&Bバンドでの活動から60年代後半には白人ブルーズの父と呼ばれるポール・バターフィールド・ブルーズ・バンドに、後にスタッフの一員となるドラムスのクリス・パーカーと参加したり、ブルーズ界の巨匠で先日亡くなったB.B.キング、フレディ・キングと共に3大キングの一人として知られるアルバート・キングのグループでの活躍の傍ら、スタジオでの仕事も多忙な1975年にソロ・デビューを果たす。2人は度々スタジオで顔を合わせる仲で、双方共に自己のグループを持っていたため一緒のバンドを組むことはありませんでしたが、それぞれがメンバーとして参加することが多く、特にサンボーンの絶頂期の1984年にリリースされた最高傑作といわれる名盤「ストレイト・トゥ・ザ・ハート」にもハイラムが参加し多大な貢献をしていました。それとほぼ同時期の1984年2月にニューヨークの"55 グランド"で行われた、ハイラム・ブロック・バンドにデイヴィッド・サンボーンをフューチャーしたレアで貴重な熱気ムンムンのライヴを、1時間半に渡りまるでその場で聴いているような関係者が記録用に録音した超リアルな高音質マスターからダイレクト収録した2枚組が初登場しました!メンバーは、ハイラムにサックスのクリス・ハンター、ベースのヴィクター・ルイス、ドラムスのアレックス・ブレイク、そしてサンボーンで、ハイラムのオリジナルの他、フレディ・ハーバードの「ストレイト・ライフ」、キング・カーティスの「オデ・トゥ・ビリー・ジョー」、ママス&パパスの「カリフォルニア・ドリーミン」、マイルスの「ソラー」、ビートルズの「ディアー・プルーデンス」などゴキゲンな選曲となっており、ルイスとブレイクのヘヴィーでファンキーなリズム隊と切れ味鋭いハイラムのカッティングがカッコ良く、ソロでもトレードマークとなるストラトキャスターに独自のピックアップを組みこんだ太くてソリッドなフレーズを連発するハイラムと、一聴して判る独特な音色とファンキーでノリまくり泣きまくるサンボーンのアルト、サンボーンとの対比も楽しいクリスのサックスもグルーヴィー…自由と遊びの許されないスタジオ作品では魅力が半減してしまい決して味わうことの出来ない本場での"生のライヴ・パフォーマンス"でしか伝わらない、彼らの真髄を体感していただけるHOTなアイテムです!Live at 55 Grand,New York City February.18.1984 1st Set Disc 1 1. Unknown Title 2. Straight Life 3. Ode to Billie Joe Disc 2 1. California Dreamin' 2. Solar 3. Dear Prudence 4. Sonnymoon for Two Hiram Bullock - Guitar David Sanborn - Saxophone Chris Hunter -Saxophone Victor Lewis - Bass Alex Blake - Drums