81年に発売されたRocket 88の唯一のアルバムを08年にWEA系の隠れた名盤を数多くリリースしている再発専門レーベルであるWounded Bird Recordsが発売したCDを使用してアイテムとしてのご紹介です。ご存知の方もかなり多いとは思いますがのアルバムはイアン・スチュワートがプロデュースとピアノ、チャーリー・ワッツ、アレクシス・コーナーが中心になりジャック・ブルース、クリス・ファロー、クリス・ホッジキンス、ミッキー・ウォーラーといったミュージシャンをゲストに迎えて制作された作品です。内容はジャンプ・ブルース、スウィング、そしてブリティッシュ・ブルースを演奏しています。いずれもブルースと同根と言われている音楽ばかりです。ストーンズ・ファンにとってはチャーリーとイアンが自分達のルーツ・ミュージックを演奏しているとでディープな人気を誇っています。この作品は79年11月に西ドイツのハノーバーのクラブでのライブ録音となっています。Rolling Stones Mobile Studioを使用しての録音されていますが雰囲気も含めて何やら40年代から50年代にかけての雰囲気がする録音になっているのも面白いとこです。しっかりとしたステレオ録音なのですがどことなくオーディエンス録音のような雰囲気がしたりします。2ではジャック・ブルースが4と7ではアレクシス・コーナーがヴォーカルを担当していますがクールにジャージーに歌っているのは嬉しいですね。さてこのアルバムは英米や欧州ではアナログ盤として各国で発売されましたが国内盤での発売はありませんでした。中古市場ではアナログ盤の流通は現在でもあるようですがCDの流通はほとんどなく入手が困難です。このレーベルのCDはどれも一定の期間を経過すると入手困難になることが多いように感じられます。イアン・スチュワートとチャーリーが自分達のルーツ・ミュージックにさり気なく取り組んだ作品としてお楽しめいただけるハズです。そしてチャーリーがデザインを手がけているジャケットがナイスですね! Taken from the original US CD (Wounded Bird Records, WOU 9293) 1. Rocket 88 2. Waiting For The Call 3. St. Louis Blues 4. Roll 'Em Pete 5. Swindon Swing 6. Roadhouse Boogie 7. Talking About Louise Charlie Watts - Drums Jack Bruce - Bass Alexis Korner - Guitar Bob Hall, George Green, Ian Stewart - Piano Don Weller, Hal 'Cornbread' Singer - Saxophone John Picard - Trombone Colin Smith - Trumpet