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Hall & Oates ホール・アンド・オーツ/MA,USA 2021

新型コロナ・パンデミックから息を吹き返そうとしている2021年のミュージック・シーン。そんな「2021年の今」を象徴するホール&オーツの極上ライヴアルバムが登場です。そんな本作に吹き込まれているのは「2021年8月5日マンスフィールド公演」。その超絶級オーディエンス録音です。現在の彼らは、長らく続いた新型コロナ禍による自己隔離を解除し、ライヴ活動を再開させたばかり。まずは、その近況を俯瞰して本作のポジションも確かめてみましょう。2020年・2月26日+28日:北米#1(2公演)2021年・8月5日ー9月1日:北米#2(13公演)←★ココ★・9月18日ー10月1日:北米#3(7公演) ・11月6日ー13日:北米#4(3公演)・12月3日+4日:マシャンタケット(2公演)これが2020年/2021年のホール&オーツ。近年の彼らは年間40公演ほどのツアーを行っており、2019年には初南米ツアーも実施するなど、精力的に活動を続けてきました。しかし、2020年にはたった2公演だけで世界中のバンドと同じく新型コロナ禍によって活動を休止。本作は1年半ぶりに公に姿を現した「北米#2」の初日にあたるコンサートでした。そんな現場を伝える本作は、「超」付きのオーディエンス……のハズです、たぶん。いきなり頼りなくて申し訳ないのですが、「本当にオーディエンス?」の疑念が頭を離れない。いや、実際は録音した本人が公表していますし、機材もセッティングも明かしているのですから客録で間違いない。しかし、流れ出るサウンドはまったく・全然・完全にオーディエンスと思えない。芯はゼロ距離な密着感ですし、ディテールは公式級ですし、ミックスは美しく整い、セパレート感もステレオ感も完璧。「これは客録だ客録だ客録だ……」と念じながら聴いていてもTV放送のマルチカメラ映像が頭に浮かんでくるのです。それほどのサウンドの主原因は、もちろん録音家でしょう。本作を記録・発表したのは、現代の達人として名高い「Farve4」氏。HR/HM系も多かったりしますが、メインはジェネラル系を手掛ける名手で、FLEETWOOD MACの『BOSTON 2019』やTHE EAGLESの『BOSTON 2018 1ST NIGHT』などが大好評。本作は、そんな名手コレクションの最新作にして、新たなる代表作となる超極上品なのです。そんな「進化した2021年サウンド」で描かれるのは「2021年のホール&オーツ」。やや時間が経っていますが、近年のライヴ作品というと公式作『LIVE IN DUBLIN』が一番有名。ここでは公式の名作と比較しながらセットを整理しておきましょう。70年代(4曲)・She's Gone/Is It a Star(★)/Sara Smile/Rich Girl 80年代(11曲)・モダン・ヴォイス:You've Lost That Lovin' Feelin'(★)/Kiss on My List/You Make My Dreams ・プライベート・アイズ:I Can't Go for That (No Can Do)/Private Eyes・H2O:Maneater/Family Man・フロム・A・トゥ・ONE:Adult Education(★)/Say It Isn't So・ビッグ・バン・ブーム:Out of Touch/Method of Modern Love(★)※注:「★」印は公式作『LIVE IN DUBLIN』で聴けない曲。 ……と、このようになっています。基本的に選曲も曲順も2年前の“REAL DEAL 2019”を引き継ぐ内容で、まさしくパンデミックで中断された「あの続き」。「Is It a Star」以外はすべてシングル曲という、堂々たるグレイテスト・ヒッツです。とにもかくにも「2021年」を強烈に感じさせる最新ライヴアルバムです。復活の歓喜に沸く演奏と会場ムード、そして2021年だからこその超・超・超……高音質。シーンが停止している間も技術は進歩を続けていた。その事実を言葉ではなく、サウンド・クオリティで思い知らせくれる美のライヴアルバム。活動再開の初日「2021年8月5日マンスフィールド公演」の超絶級オーディエンス録音。録音者本人が公表した客録なのですが、流れ出るサウンドはまったく・全然・完全にオーディエンスと思えない。芯はゼロ距離な密着感ですし、ディテールは公式級ですし、ミックスは美しく整い、セパレート感もステレオ感も完璧。新型コロナ・パンデミックの間も技術は進化していた……その事実を言葉ではなく、サウンド・クオリティで思い知らせくれる美のライヴアルバムです。Live at Xfinity Center, Mansfield, MA, USA 5th August 2021 ULTIMATE SOUND Disc 1(45:44) 1. Intro 2. Maneater 3. Family Man 4. Out of Touch 5. Adult Education 6. Method of Modern Love 7. Say It Isn't So 8. You've Lost That Lovin' Feelin' Disc 2(53:19) 1. MC 2. She's Gone 3. Sara Smile 4. Is It a Star 5. I Can't Go for That (No Can Do) 6. Rich Girl 7. Kiss on My List 8. Private Eyes 9. You Make My Dreams Daryl Hall- Vocals, Guitar, Keyboards John Oates - Guitars, Vocals, Keyboards Charles DeChant - Saxophone, Flute, Percussion Eliot Lewis - Keyboards, Backing Vocals Brian Dunne - Drums, Backing Vocals Klyde Jones - Bass , Backing Vocals Porter Carroll - Percussion, Backing Vocals Shane Theriot - Guitars, Backing Vocals

Hall & Oates ホール・アンド・オーツ/MA,USA 2021

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