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休養期間を経てNWOBHM時代に戻ったかのようにフレッシュなショウを繰り広げた“NO PRAYER ON THE ROAD”。その現場を伝える傑作ライヴアルバムがリリース決定です。そんな本作に収められているのは「1990年10月29日パリ公演」。その一部始終を真空パックしたオーディエンス録音です。「1990年」「パリ」と言えば、“NO PRAYER ON THE ROAD”でも最高峰とされる名盤『DEFINITIVE PARIS 1990 2ND NIGHT』もお馴染みですが、実のところパリ公演は１回だけではなく、２日連続公演。本作は名盤の前日にして、姉妹作と言っても良い「初日」のライヴアルバムです。ところで、1990年はブルース・ディッキンソンのソロとメイデンの活動が交錯する時期でもある。良い機会でもありますし、ちょっと意外でもあるので当時のスケジュールを振り返ってみましょう。1990年《５月８日『TATTOOED MILLIONAIRE』発売》《６月『NO PRAYER FOR THE DYING』製作開始》・６月19日ー７月12日：欧州#1（16公演）・７月15日ー８月16日：北米#1（24公演）《９月『NO PRAYER FOR THE DYING』完成》・９月14日：FOUNDATIONS FORUM出演＊９月19日ー30日：欧州#2a（９公演）《10月１日『NO PRAYER FOR THE DYING』発売》＊10月１日ー12月22日：欧州#2b（48公演）←★ココ★ 1991年＊１月13日ー３月19日：北米#2（43公演）＊３月26日ー４月５日：日本（６公演）＊６月29日：ROSKILDE FESTIVAL出演＊９月５日ー21日：欧州#3（３公演）※注：「・」印はブルースのソロ公演、「＊」印はIRON MAIDENの公演。これが1990年／1991年の流れ。1990年の５月にブルース初のソロ作『TATTOOED MILLIONAIRE』がリリースされたわけですが、その翌月には『NO PRAYER FOR THE DYING』の制作も開始。しかし、ブルースはその途中でソロツアーに出かけてしまうのです。いつからアルバム制作に復帰したのかは曖昧ですが、彼の身体が空くのは８月下旬。その１か月後にはソロで“FOUNDATIONS FORUM（米国）”出演→５日後にメイデンでツアー開始（欧州#2）と畳みかけ。ツアーリハの事も考えると、恐らく『NO PRAYER FOR THE DYING』の歌入れは２ー３週間（８月下旬ー９月頭）の突貫だったのではないでしょうか。ともあれ、他に類を見ない過密スケジュールの末に“NO PRAYER ON THE ROAD”が開始。本作のパリ公演はその序盤「欧州#2b」の18公演目にあたるコンサートでした。そんなショウで記録された本作は、単に名盤『DEFINITIVE PARIS 1990 2ND NIGHT』と同会場というだけでなく、クオリティもばっちり。さすがに歴史的名録音である『2ND NIGHT』には及びませんが、タフな楽音と詳細なディテールは最新デジタル録音にも引けを取らず、通常CDRリリースも十分にOKな次元です。そのサウンドで描かれるショウがまた凄い。“NO PRAYER ON THE ROAD”と言うと極上サウンドボード・アルバム『NO PRAYER OVER WEMBLEY』がオフィシャル代わりの王座に君臨しておりますので、あの超名盤を基準にセットを比較してみましょう。クラシックス（12曲）・ディアノ時代：Wrathchild／Iron Maiden／Sanctuary（★）・魔力の刻印：Hallowed Be Thy Name／22 Acacia Avenue（★）／The Number Of The Beast／Run To The Hills・頭脳改革：Die With Your Boots On／The Trooper・パワースレイヴ：2 Minutes To Midnight・サムホエア・イン・タイム：Heaven Can Wait（★）・第七の予言：The Clairvoyant ノー・プレイヤー・フォー・ザ・ダイイング（７曲）・Tailgunner／Public Enema Number One／Holy Smoke／The Assassin／No Prayer For The Dying／Hooks In You／Bring Your Daughter... To The Slaughter（★）※注：「★」印は頂点サウンドボード・アルバム『NO PRAYER OVER WEMBLEY』でも聴けない曲 ……と、このようになっています。まず何より最大のポイントなのが、このツアー限定の『NO PRAYER FOR THE DYING』ナンバーてんこ盛り。アルバム全10曲中７曲の大盤振る舞いで、そのうち６曲「Public Enema Number One」「Holy Smoke」「The Assassin」「No Prayer For The Dying」「Hooks In You」が限定曲。“NO PRAYER ON THE ROAD”はオフィシャル作がないだけでなく、レア曲の秘宝庫でもあるのです。そして、意外に見落としがちなのが「Die With Your Boots On」と「22 Acacia Avenue」。どちらも“FEAR OF THE DARK Tour”・“REAL LIVE Tour”では演奏しなかったために「ブルース／ヤニック編成」版はレア。特に後者は『NO PRAYER OVER WEMBLEY』にも収録されなかったために、オーディエンス録音でしか残されていないのです。さらに“NO PRAYER ON THE ROAD”は演奏も格別。ツアー全体でNWOBHM時代のようなエネルギッシュなショウが繰り広げられていたわけですが、この日は前日が休みだったこともあって全力演奏。異常なスパー・テンションが更に一層熱く炸裂しているのです。MAIDENコレクター史に名高い「1990年のル・ゼニス」。その頂点である『DEFINITIVE PARIS 1990 2ND NIGHT』ばかりが注目されますが、実は初日も凄かった……本作は、それを証明する音の証拠品です。“NO PRAYER ON THE ROAD”がいかに毎晩凄いショウをやっていたのかを実感できる裏名盤。UP THE IRONS!!!Le Zenith, Paris, France 29th October 1990 TRULY AMAZING SOUND Disc 1(51:07) 1. Theme From “633 Squadron”2. Tailgunner 3. Public Enema Number One 4. Wrathchild 5. Die With Your Boots On 6. Hallowed Be Thy Name 7. 22 Acacia Avenue 8. Holy Smoke 9. The Assassin 10. No Prayer For The Dying 11. Hooks In You Disc 2(54:38) 1. The Clairvoyant 2. 2 Minutes To Midnight 3. The Trooper 4. Heaven Can Wait 5. Iron Maiden 6. The Number Of The Beast 7. Bring Your Daughter...To The Slaughter 8. Run To The Hills 9. Sanctuary　

拡大表示	Iron Maiden アイアン・メイデン/France 10.29.1990 販売期間: 価格: 1,940円 (税込) 購入数: 個 在庫 在庫あり 返品についての詳細はこちら この商品について問い合わせる