メロディック・パワーメタルの至高にして、後のPUMPKIN UNITEDへの道標ともなったHELLOWEEN&GAMMA RAYのカップリング・ツアー“HELLISH ROCK”。その日本公演を伝えてくれるオリジナル録音が2タイトル同時リリースが決定! 同録音家コレクションで二度のライヴ・イン・ジャパンをフル体験できる姉妹作です!!“HELLISH ROCK”の来日公演は2008年と2013年に実現したわけですが、本作は二度目の来日で記録されたライヴアルバム。「2013年6月9日:松下IMPホール公演」の極上オーディエンス録音です。姉妹作『OSAKA 2008』の解説と同じく、ここでも2008年/2013年の2回分をまとめて振り返ってポジションを確かめてみましょう。2008年・2月8日:福岡DRUM LOGOS・2月9日:広島クライブクワトロ・2月11日『OSAKA 2008』←※姉妹作・2月12日:名古屋ダイヤモンドホール・2月14日:東京厚生年金会館・2月15日:東京厚生年金会館 2013年・6月5日:Zepp東京・6月6日:横浜BLITZ ・6月7日:渋谷AX・6月9日:松下IMPホール ←★本作★・6月10日:Zepp名古屋 以上、全11公演。二度とも東名阪でコンサートが行われつつ、同会場がないというちょっと変わった日程でもありました。ともあれ、「二度目の大阪」で記録された本作はまさに極上サウンド。姉妹作『OSAKA 2008』と同じく“西日本最強テーパー氏”の作品なのですが、クオリティ面では本作の方が一枚上手。2008年時点でも“最強”印のダイレクト感はたっぷりと味わえたわけですが、同時に発展途上でもあった。しかし、本作はその5年後であり、“最強サウンド”が急速に完成されてきたのです。その成長度は安定感と美しさに表れている。距離のない芯の密着感や、盛大な合唱スペクタクルは吸い込んでいても周囲に間近声のないマジカルなムードなど、“最強”氏の美点はそのままに音像がビシッと安定して揺るがず、バンドは全力でかき鳴らしてもオーバーピークを起こさない。疾駆するリフもバスドラの連打も1粒1粒まで輪郭がくっきりとしており、天翔るフレーズも綺麗に伸びる。その一方でささやかに被せられるシンセも細やかに感じ取れ、大合唱が沸騰しても艶やかなバランスが微動だにしない。まさに現代に通じる“最強氏サウンド”が確立しているのです。そして、そのサウンド以上に美味しいのが2008年とは様変わりした両雄のフルショウ。普通なら公式ライヴ盤か代表サウンドボードを引き合いにするところですが、今回は対決ツアーの聴き比べも醍醐味ですので姉妹作と比較しながらセットを整理してみましょう。DISC 1:GAMMA RAY・守護神伝-第一章-:Future World(*)・サイ・ノー・モア:The Spirit・サムホエア・アウト・イン・スペース:Men, Martians And Machines・パワープラント:Anywhere In The Galaxy/Send Me A Sign(*)・ノー・ワールド・オーダー:Dethrone Tyranny・トゥ・ザ・メタル:Empathy/Rise/To The Metal・マスター・オブ・コンフュージョン:Master Of Confusion/Empire Of The Undead DISC 2-3:HELLOWEEN ・守護神伝-第一章-:I'm Alive・守護神伝-第二章-:Eagle Fly Free(*)/Dr. Stein(*)・マスター・オブ・ザ・リングス:Where The Rain Grows・タイム・オブ・ジ・オウス:Steel Tormentor/Power・ラビット・ドント・カム・イージー:Hell Was Made In Heaven・7シナーズ:Are You Metal? ・ストレイト・アウト・オブ・ヘル:Nabataea/Straight Out Of Hell/Waiting For The Thunder/Burning Sun/Live Now!/Hold Me In Your Arms DISC 3:共演ジャム・メドレー;Halloween/How Many Tears/Heavy Metal (Is The Law)・I Want Out(*)※注:「*」印は姉妹作『OSAKA 2008』と被っている曲。……と、このようになっています。普段であれば、他では聴けないレア曲に印を入れていますが、今回は逆。姉妹作『OSAKA 2008』とダブっている曲に「*」印を入れました。つまり、これだけ膨大な曲数を演奏しつつ、ダブっているのは絶対に外せないド定番の5曲のみ。本作と『OSAKA 2008』は、単に2つの“HELLISH ROCK”を同録音家コレクションで聴けるだけでなく、膨大な名曲の宝庫でもあるのです。しかも、公式ライヴアルバムと比較しても貴重。GAMMA RAYは直近に『SKELETONS & MAJESTIES LIVE』もありましたが、新曲「Master Of Confusion」「Empire Of The Undead」や「Empathy」「To The Metal」といったナンバーはそこでも聴けない。HELLOWEEN篇にしても『STRAIGHT OUT OF HELL』の新曲群や初期メドレー、「I'm Alive」「Are You Metal?」等々、『THE LEGACY WORLD TOUR 2005/2006』にないナンバーがたっぷりと楽しめるのです。極上のダイレクト・サウンドやレア曲満載のセット、対決ツアーだからこその鎬を削る演奏、そしてお楽しみの共演アンコール。ありとあらゆるポイントで絶対不可避の大傑作ライヴアルバムです。そして、『OSAKA 2008』と合わせる事で2回のカップリング・ツアーを定点観測できてしまう。世界的にも類い希なる絶世の姉妹作。カップリング・ツアーHELLISH ROCKの姉妹作第二弾。「2013年6月9日:松下IMPホール公演」の極上オーディエンス録音です。姉妹作『OSAKA 2008』と同じく名手“西日本最強テーパー”氏の作で、距離のない芯の密着感が強烈で盛大な合唱スペクタクルは吸い込んでいても周囲に間近声のない奇跡的な名録音。ビシッとした安定感やオーバーピークを起こさない艶やかさも絶大です。ド定番5曲以外は『OSAKA 2008』と丸っきり異なるセットも美味しく、対決ツアーだからこその鎬を削るフルショウを丸ごと極上体験できる3枚組です。Live at Matsushita IMP Hall, Osaka, Japan 9th June 2013 ULTIMATE SOUND(from Original Masters) HELLISH ROCK PART II GAMMA RAY Disc 1 (64:54) 1. Welcome 2. Anywhere In The Galaxy 3. Men, Martians And Machines 4. The Spirit 5. Dethrone Tyranny 6. Master Of Confusion 7. Empire Of The Undead 8. Empathy 9. Rise 10. Guitar Solo 11. Future World 12. To The Metal 13. Band Introductions 14. Send Me A Sign Kai Hansen - vocals, guitar Henjo Richter - guitar Dirk Schlachter - Bass Michael Ehre - Drums HELLOWEEN Disc 2 (55:44) 1. Pre-Show 2. Walls Of Jericho 3. Eagle Fly Free 4. Nabataea 5. Straight Out Of Hell 6. Where The Sinners Go 7. Waiting For The Thunder 8. Burning Sun 9. Drum Solo 10. I'm Alive 11. Live Now! Disc 3 (58:37) 1. Hold Me In Your Arms 2. Steel Tormentor 3. Hell Was Made In Heaven 4. Power 5. Are You Metal? 6. Dr. Stein 7. Halloween / How Many Tears / Heavy Metal (Is The Law) (with KAI HANSEN) (With Bass Solo By Markus Grosskopf) 8. I Want Out (with GAMMA RAY) 9. Outro (Song Played From Tape A Tale That Wasn't Right (Unarmed Version)) Andi Deris - vocals Michael Weikath - guitar Sascha Gerstner - guitar Markus Grosskopf - bass Daniel Loble - drums