(フレットレス)ベースの革命児と呼ばれたジャコ・パストリアスと同時期に、ジャコとは正反対のアプローチでジャコと同等もしくはそれ以上の衝撃と影響力を放ったイギリス生まれの天才(フレットレス)ベーシストのパーシーが、在籍していたグループのブランド X解散直後に始めたグループ(プロジェクト)、パーシーにヘッドハンターズのドラマーだったマイク・クラークに、まだECMからのデビュー作「イン・ライン」発表前のギターのビル・フリーゼルによる幻のストーン・タイガーの多分ファースト・ステージとなる1982年12月ニュージャージーのザ・ショープレイスに於ける稀少ライヴを超高音質サウンドボードにて収録した圧巻のタイトルが初登場!パーシーと、ミスター変拍子マイク・クラーク、やはりどこか変なギタリストのビル・フリーゼルという変態トリオ、いや一筋縄ではいかない強烈な個性派トリオ、もう1曲目からとんでもありません!鋭くも印象的なフレーズを信じられない高速で饒舌にかましまくるパーシーに、得意の変拍子を織り交ぜながらタイトかつヘヴィーに叩きまくるマイク、さらに独特なハーモニーと狂気のフレーズを繰り出すフリーゼルと、これは本当にとんでもないトリオです。その後も、現実と夢の間を行き来しながら超人的なテクニックで交感して行くトライアングルはラストまでテンションがマックス状態で聴くものを圧倒し続ける、あっという間の、狂喜の1時間超!このストーン・タイガーは、83年にはドラムスがマイクからブランド X時代のケンウッド・ディナードに、84年にはディナードからダギー・ブラウンと変わってしまうので、極初期だけのマイク在籍期のライヴは本当に貴重です。しかもこのストーン・タイガーは何故か1枚もアルバムを残していません…その後のパーシーは、80年代中期にはベース一本のみのソロ活動をし、90年代に入ると自己のグループ"トンネルズ"で次々にアルバムを発表し、ブランド Xの再結成など精力的に活動していきます。Live at The Showplace Dover,NJ December.4.1982 1. Zimbabwe 2. Barrio (Up to 106th St) 3. Hydraulic Jump 4. Unknown 5. Unknown 6. Barrio Variation Percy Jones - Fretless Bass Bill Frisell - Guitar Mike Clark - Drums