ジャズ史に名を残す1972年の名盤「クリスタル・サイレンス」から2012年の「ホット・ハウス」まで、50年間に渡りアルバム制作、ライヴ活動、そしてグラミーも何度も受賞したデュオ最高峰、チック・コリアとゲイリー・バートン。残念ながら2017年のゲイリー引退宣言でその活動に終止符が打たれ、さらにチックが鬼籍に入り、もうこの2人の演奏は聴けない…美しき名演奏が初登場!!ソロ、デュオ、トリオ、グループ、ビッグ・バンドとアコースティックからエレクトリック、ジャズもロックもクラシックもラテンと、様々なスタイルで音楽をクリエイトしてきた2人が最初に邂逅した1972年のドイツでのステージを観たECMの若き創始者マンフレッドが、直ぐに楽屋に駆け付けてレコーディングを熱望して実現したのが1973年の名盤「クリスタル・サイレンス」。それをを皮切りに、実に50年に渡り続いた2人のデュオ活動もゲイリーの引退、そしてチックの逝去によりもう聴くことは出来なくなってしまいました…そんなチックとゲイリーのデュオによる、2000年1月22日(23日?)オーストラリア、メルボルン・コンサート・ホールで行われたメルボルン・インターナショナル・ジャズ・フェスティバルでの美しいライヴを、レーベル独自の丁寧なマスタリングを施した高音質サウンドボードにて収録した必聴盤が入荷しました!!コンサートは、このデュオによる当時の直近作、1997年発表の「ネイティヴ・センス」収録の「ネイティヴ・センス」「ラヴ・キャッスル」「デュエンド」「ノー・ミステリー」に「バド・パウエル」を演奏しています。全編に渡りモダン・ジャズ全盛期のジャム・セッションの熱気を現代に甦らせたかのインプロビゼーションを分団に盛り込みながらも、一糸乱れぬ絶妙なアンサンブルがデュオ演奏の真髄を聴かせてくれます!また、チックの相変わらずの華麗なピアノ捌きとバートンの驚異の4本(またはそれ以上)マレットによる妙技は、驚くことに両者とも年輪を重ねるごとに演奏力には磨きが掛かり、パワフルで溌剌とした、誰もその領域に踏み入れることの出来ないパフォーマンスは圧倒的です!時に競い合うように高速パッセージを繰り出し、音で会話するようにフレーズを交わし合い、静かな中に恐ろしいほどの緊張感と繊細な叙情がクリスタルに響く、まさにECMが標榜とする "沈黙の次に最も美しいサウンド" 、このデュオならではの名演奏をお楽しみください!! Live at Melbourne Concert Hall,Melbourne,Australia January 22 or 23.2000 Soundboard Recording EX 50 min 1. intro 2. Native Sense 3. Love Castle 4. Duende 5. Bud Powell 6. No Mystery Chick Corea - Piano Gary Burton - Vibraphone