【全世界初登場にして極上ステレオ・オーディエンス録音!’98年ピルグリムツアーのDATマスター入手!】クラプトン音源では定評あるイギリス在住の重鎮テーパーから、久々の衝撃マスターがもたらされました!1998年、アルバム「PILGRIM」リリースと同時に開始されたワールド・ツアー終盤のヨーロッパ・ツアーから、10月19日のドイツ、ミュンヘン公演をまさに極上と呼べるステレオ・オーディエンス録音で完全収録したDATマスターです。クラプトン他のブートレッグ紹介&評価サイト「Geetarz」にはこの日の音源を収録したブートレッグが掲載されていますが、それはヨーロッパのみで流通した私製とも言えるCDRブートで、オープニングナンバーに音跳びがあったり、アンコールナンバーが未収録という、まったく別のマスターを基に制作されたものです。今回の重鎮テーパーのマスターは、オープニングナンバーに音跳びなどなく、アンコールナンバーまで完全収録されたものでした。しかもその音質は、考え得る範囲での最高峰と断言できる「極上」レベルだったのです。ガツンと正面から迫る楽音、それでいてクリアな各楽器のセパレート感、会場の広さ、奥行きをも感じさせる抜群のステレオ感、すべての点において、あのマイク・ミラードに比肩するクオリティを備えています。従いまして、このマスターは今まで日本はおろか世界でもリリースされたことがなかった上に、音質が極上、という驚愕のマスターでした。1998年ツアーからはサウンドボードソースを含め、名音源が数々リリースされていますが、本盤の価値はこの極上音質に加え、メインセットにおけるクオリティの高いパフォーマンスとトピックとなったゲスト飛入りのアンコールゆえに、本ツアーでは十指に入るものと断言していいでしょう。オーディエンス録音では、もちろんトップクラスです。【トリプルギター構成で弾き捲るクラプトンの真骨頂がここに!】1998年の「ピルグリム・ツアー」とはクラプトンのキャリアにおいて、どのような意味を持っていたのでしょうか?ここでこの年のツアー日程をおさらいしておきますと、下記のようなスケジュールでした。・1998年3月10日<アルバム「PILGRIM」全世界一斉リリース>・1998年3月30日~4月26日:アメリカン・ツアー・ファースト・レッグ・1998年5月11日~6月6日:アメリカン・ツアー・セカンド・レッグ・1998年9月5日~9月18日:短期アメリカ&カナダ・ツアー ・1998年10月13日~12月11日:イギリス、北欧を含むヨーロッパ・ツアー ←【ここ】ご覧のとおり、アルバムを全世界で同時リリースし、自身の53歳のバースデイからスタートし、年末までの長期に亘り実施したという、非常に気合の入ったツアーだったことがお判りいただけるでしょう。日本には前年に来ていましたので、アジア圏は回りませんでしたが、ほぼワールド・ツアークラスの規模で実施されたツアーでした。なぜここまで気合が入ったのかと申しますと、当該アルバムは、クラプトンが1991年に不慮の事故により4歳で亡くなった息子さんとの思い出に捧げ、自分の人生を見詰め直した過程で作り上げたもの、言わば人としてミュージシャンとして、絶対やっておかねばならないこと、だったからです。大半が自作曲で埋められたこのアルバムはクラプトンからの内省的メッセージに富んだものであったため、そのツアーでもアルバムの楽曲をフィーチャーすることで、クラプトンは世界中のファンにライブステージでそのメッセージを届けようと考えていました。オープニングから6曲連続でニューアルバムからのナンバーをプレイしていることでそれは証明されていると言えるでしょう。この6曲でのクラプトンはエンジン全開、スタジオバージョン以上に情熱的でエモーショナルなプレイを披露しています。このパートでのクラプトンの弾き捲り具合は凄すぎます!指が異次元からの音を弾き出すといいますか、それともクラプトンの精神が異次元に行ってしまっているかのような、普通ではないレベルなのです。このパートだけでもリスナーは満足されることでしょう。アルバム収録曲をオリジナルバージョン以上に表現するため、このツアーではクラプトンはサイドギタリストにアンディ・フェアウェザー・ロウとアラン・ダービー(元エイジア)を起用し、トリプルギター体制を築きました(プラス、ダブルキーボードによる音の厚みは群を抜いています)。クラプトンのキャリアでは初めての試みでした。見事にそれを成功させ、一つの区切りをつけた後は自らをクールダウンするかのように、しっとりとプレイするアコースティックセットに移ります。ここではアルバムとも関連の深い、息子さんに捧げた名曲Tears In Heavenをプレイしています。そしてLaylaは、中間のソロはクラプトンではなく、何とネイザン・イーストがエレアコベースでソロフィーチャーされるという珍しいテイクとなっています(また、このソロが上手い!)。エレクトリックセットに戻っての一発目はOld Love。いつもの穏やかなイントロとは違う、いきなりの激しい弾き捲りから始まるこのテイクでは、キーボーディストのティム・カーモンのソロをフィーチャーしながらもエモーションの極致と言えるプレイを披露します。まるでギターが切々と語り掛け、終には感情が爆発してしまうような凄まじいプレイです。続くブルース2連発も凄い!あとは王道のヒット曲、代表曲を畳み掛けてCocaineで大団円へ。【このツアーだけの妙味。NO.1女性ブルースギタリスト、ボニー・レイットがアンコールに飛入り!】ここまででも名演目白押しと言えるクオリティを提示したステージでしたが、この日のアンコールには特別なトピックがありました。女性ブルース・スライドギタリストの第一人者ボニー・レイットが飛入り参加したのです。レイットはこのヨーロッパ・ツアーのオープニングアクトでした。同じブルースギタリストとしてクラプトンが指名したものですが、彼女の心意気に応えてクラプトンはアンコールに彼女を招き入れたのでした。しかも曲は何とブルースナンバーではなく、Sunshine Of Your Love。スライドギタリストとして定評のあるレイットが一体どんな絡み方をするのかと期待していたところ、何と彼女はファーストコーラスとセカンドコーラスの間、および中間のソロ、そしてさらにエンディングのソロと三度もスライドでフィーチャーされています。しかも中間とエンディングのソロでは、クラプトンとがっぷり四つに組んだツインリードでぶつかり合うのです。シングルノートで畳み掛けるクラプトンをレイットが雄大なスライドプレイで圧倒するような、二人の激しくも楽しそうなセッションが展開されています。これは是非とも聴いていただきたい!(余談ながら、クラプトンバンドのアラン・ダービーはこのツアー中にレイットと意気投合し、ツアー終了後にレイットのバンドに移籍するという顛末もありました)。世界初登場の極上音源。しかもこの演奏はマジで凄いです!おまけにクラプトンのキャリアにおいて共演数の少ないボニー・レイットの飛入り。永久保存するに相応しいライブアルバムです。Olympiahalle, Munich, Germany 19th October 1998 TRULY PERFECT SOUND(from Original Masters) Disc 1 (63:05) 1. Intro 2. My Father's Eyes 3. Pilgrim 4. One Chance 5. River of Tears 6. Going Down Slow 7. She’s Gone 8. Driftin’ Blues 9. Tears in Heaven 10. Layla 11. Change The World Disc 2 (52:41) 1. Old Love 2. Crossroads 3. Have You Ever Loved A Woman 4. I Shot The Sheriff 5. Wonderful Tonight 6. Cocaine 7. Sunshine Of Your Love (with Bonnie Raitt) Eric Clapton - guitar, vocals Andy Fairweather Low - guitar, vocals Nathan East - bass, vocals Alan Darby - guitar, vocals Tim Carmon - keyboards, vocals Kenneth Crouch - keyboards Steve Gadd - drums Katie Kissoon - backing vocals Chyna - backing vocals Charlean Hines - backing vocals Special Guest Bonnie Raitt - guitar