当時ジャズ/フュージョン界の最高峰ギタリストの名を欲しいままにしていたメセニーと、若手ナンバー・ワン・ピアニストとして注目を浴びていたメルドーの才能溢れる天才二人の夢の共演デュオ作「メセニー・メルドー」が2006年にリリースされ大絶賛を博した後、翌年2007年には再び二人の名義で、今回はメルドー・レギュラー・トリオのベーシストのラリー・グラナディアとドラマーのジェフ・バラードも加わりタイトルもズバリ「カルテット」を発表。その傑作に伴い行われたアルバムと同じカルテットによる、全米ツアーに比べ数の少ない2007年の稀少なヨーロッパ・ツアーより6月のドイツ・ボン公演を高音質サウンドにて1時間40分に渡り完全収録した2枚組が初登場!最初にメセニーとメルドーの二人だけのデュオで、初旬の全米ツアーより1曲多い「アイル・リメンバー・エイプリル」を含む3曲を演奏し、泣きたくなる程ロマンチックな4曲目「ファインド・ミー・イン・ユア・ドリームス」でまずグラナディアが加わり、さらにバラードも加わりカルテットとなり、いきなり先の「カルテット」の冒頭を飾るメセニー/メルドー共作による「ア・ナイト・アウェイ」を披露。フルアコによる流麗なギターを奏でるメセニーと華麗なテクニックを誇るメルドーが早くも全開し、メセニー作のやはり「カルテット」収録の「サイレント・ムーヴィー」などを挟み、後半に入るとこのカルテットの本領を発揮するアップ・テンポな「リング・オブ・ライフ」を演奏。チック・コリアも惚れたテクニシャン、バラードの変拍子超絶ドラムスとグラナディアのべースが複雑に絡み合い、さらに複雑なメルドーのピアノが加わりながらも早いテンポが一糸乱れず、素晴らしいテクニックでソロを切り込むメセニーに、左右の指が其々別の意思を持って乱舞するメルドーの度肝を抜くプレイには感嘆するしかありません!続いて、メセニーの"ピカソ"をフューチャーした壮大な「ザ・サウンド・オブ・ウォーター」や、「カルテット」収録の「トワーズ・ザ・ライト」など、メセニーがピカソのみならずギター・シンセなど様々なギターに持ち替えて大活躍。もちろんメルドーのピアノも流麗なタッチで緊張感溢れるプレイに終始し、長年によって培われたグラナディアとバラードの抜群のコンビネーションも完璧!そしてラストは再びメセニーとメルドーのデュオで、まるでクラシックのコンサートを聴いいているような壮大で幻想的で穏やかに幕を閉じていく…!Live at Museumsplatz,Bonn,Germany June.26.2007 Pat Metheny - Guitar Brad Mehldau - Piano,Keyboards Larry Grenadier - Bass Jeff Ballard - Drums Disc 1 1. Unrequited 2. I'll Remember April 3. Annie's Bittersweet Cake 4. Find me in Your Dreams 5. A Night Away 6. Whatnot 7. Silent Movie Disc 2 1. Ring of Life 2. The Sound of Water 3. Towards the Light 4. Fear and Trembling 5. Bachelors ? 6. Long Before