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Pink Floyd ピンク・フロイド/NY,USA 7.4.1977 Complete Upgrade

45年が経過した今なお、発掘が尽きない“IN THE FLESH Tour”。新発掘録音と「GRAF ZEPPELIN」マスタリングの併せ技によって完全形に進化した伝統の名盤。その伝統録音に吹き込まれているのは「1977年7月4日マディソン・スクエア・ガーデン公演」。その一部始終を体験できる絶品オーディエンス録音です。“IN THE FLESH Tour”と言えば、『ULTIMATE OAKLAND』や『PHILADELPHIA 1977 2ND NIGHT』など、このところ新名盤が多数誕生しています。それぞれのポジションをイメージするためにも、ここでも当時のスケジュールを振り返っておきましょう。《1月21日『アニマルズ』発売》・1月23日ー2月4日:欧州#1(9公演)・2月17日ー3月1日:欧州#2(11公演)・3月15日ー31日:英国(9公演)・4月22日ー5月12日:北米#1(12公演)・6月15日ー7月6日:北米#2(14公演)←★ココ★ これが1977年の“IN THE FLESH Tour”。その最終日は「ツバ吐き事件」でも歴史に名高いカナダのモントリオールでしたが、その直前にはマディソン・スクエア・ガーデン(以後MSG)で4日連続公演が実施されました。本作が記録されたのは、その最後の1回。ツアー完遂を目前としたショウでした。そんな現場は古くから録音が知られ、『ANIMAL COPS(の一部)』として定番化。「オークランド、ボストンに匹敵する最高の録音」と絶賛が寄せられました。本作はその名録音をベースにしつつ、さらに最新発掘音源も駆使して最長・最高峰を更新したフル・ライヴアルバムなのです。そのアップグレード内容をご説明するためにも、ここで現存する音源事情から整理してみましょう。・Source 1:本作のメインとなるステレオ名録音。既発よりアップグレード。・Source 2:2番目に音が良い録音。「Money」以降は未収録。・Source 3:音は近いがヌケが今イチな録音。・Source 4:最近になって発掘された新録音その1。・Source 5:新録音その2。曲間パートだけ日本放送された雰囲気音源。以上の5種類。本作のアップグレード・ポイントは、伝説的な「Source 1」をメインとしつつ、他の「Source 2・3・4」も活用した最長記録の更新。従来盤でも補填は行われてきたのですが、その制度と長さが過去最高なのです。特に画期的だったのが新マスター「Source 4」の登場。「Dogs」後の曲間で使用されているのですが、これまで補填不可能だったポイントを的確に補足できた。正直なところ、「Source 4」は「Source 1」の王座を脅かすようなクオリティではないのですが、それでも音源史にとって重要な新発掘だったわけです。補填ばかり掻き立ててしまいましたが、もちろん本作は音質がコロコロ変わるようなシロモノではありません。補填パートは曲間やSEがほとんどで短く、5種から選べる贅沢さもあって切り替えの違和感は最小限。あくまで最長記録を更新しているだけであり、魅力の本質は「Source 1」の素晴らしさであり、ライヴアルバムとして自然に聴き通せる仕上がりなのです。しかも、その「Source 1」自体もアップグレード・ポイント。録音自体は同じなのですが、従来盤とは系統の違う別マスターを使用しており、それを「GRAF ZEPPELIN」マスタリングで磨き込んでいるのです。その違いは一聴して明らか。例えば、従来版の最高峰『ANIMAL COPS』では鮮やかではあるものの、その鳴りがジリジリとデジタル的で刺々しく、位相もズレて定位が偏っていました。それに対し、本作は艶やかでリッチ。滑らかな感触はアナログ的な密度を誇り、それでいて微細部のディテールまで鮮明。1/1000秒のズレも許さない位相補正もあって定位もビシッとセンターに整っている。収録時間の更新は分かりやすくも聴き応えにはあまり差がありませんが、この音の差は大きい。まさに質・量の両面でアップグレードを果たしているのです。そんなサウンドで描かれるMSG最終日は、ツアーの完遂に向けて高まっていく緊迫感がリアル。“IN THE FLESH Tour”では爆竹にイラつくロジャーの姿が散見されましたが、この日も曲間になると派手に炸裂。特に「Pigs On The Wing Part 1」では盛大なブーイングも巻き起こります。実のところ、MSG3日目(本作の前日)には爆竹にキレたロジャーが観客に怒鳴りつけたりもしたのですが、この日は諦めたのか「Pigs On The Wing 2」で一言文句を付けるものの、黙々と演奏していく。その淡々とした佇まいが逆に恐ろしく、時おり歌声やカッティングに滲むリキみに怒りが透けるような気がしてならない。そして、本作はそんな微妙なニュアンスまでもがクッキリ描かれるほど音が良いのです。“IN THE FLESH Tour”でも屈指と言われた伝説録音が質・量ともにアップグレードを果たした新名盤です。新発掘の「Source 4」によって最長を更新し、(無粋な迫力稼ぎではなく)現場音を可能な限り引き出す「GRAF ZEPPELIN」の精密マスタリングによってサウンドも磨かれた銘品中の銘品。「1977年7月4日マディソン・スクエア・ガーデン公演」の絶品オーディエンス録音。“IN THE FLESH Tour”でも屈指の名録音をベースに、3種の別録音で欠けパートを補完した過去最長盤。メイン録音も従来盤とは別経路のステレオ・マスターを使用しており、それを「GRAF ZEPPELIN」の高精度マスタリングで磨き込み。デジタル的でジリジリと刺々しかった従来盤とは異なり、豊かなアナログ感覚のリッチ・サウンドを実現。質・量の両面で最高峰を更新するアップグレード盤です。音源整理: REMASTERED BY GRAF ZEPPELINSrc1 今回メインのステレオAud。既発Sigma(ANIMAL COPS)と同じソースですが枝葉違い。MSG二日目の音源に迫る超高音質ステレオAud Src2 MoLM 二番目に音の良いソース。ステレオ感はないが一応ステレオ。 マネー以降未収 Src3 音は近いが、抜け悪くMuddyな傾向だがないと困る音源だった Src4 近年公開の新ソース。そこそこクリアだが若干遠目で分離に欠く Src5 '77ヤ*グジ*ッキーで放送されたAud断片。 DOG後の曲間からPigs On The Wing(但しDJ被る)、 およびMoney~USのそれぞれ曲間パートのみがDJを交えながら放送された。Live at Madison Square Garden, New York City, USA 4th July 1977 PERFECT SOUND(UPGRADE) Disc 1 (50:43) 01. Sheep 02. Pigs On The Wing Part 1 03. Dogs ★演奏後曲間 Src4で補填 ★旧Sigma「Animal Cops」では未補填 04. Pigs On The Wing Part 2 05. Pigs (Three Different Ones) Disc 2 (79:34) 01. Audience 02. Shine On You Crazy Diamond Parts 1-5 03. Welcome To The Machine 04. Have A Cigar 05. Wish You Were Here ★アタマ Src3で補填 (*Src2はSEカットあり *Src4よりSrc3のが分離良い) 06. Shine On You Crazy Diamond Parts 6-9 ★10:47-12:11 Src2で補填 *前回盤では未補填 07. Money ★アタマ Src4 (Src2は未収録 / Src3は欠落多い *既発はSrc3で補填してたが、欠落多かった) 08. Us And Them ★演奏前曲間(コンマ数秒)未補填 (Src2丸ごと未収録、 Src3、4ともに補填するほどのメリットなし。無理に補填すると逆に違和感出る) ★演奏後の最後歓声部(MC含む)Src3で数秒

Pink Floyd ピンク・フロイド/NY,USA 7.4.1977 Complete Upgrade

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