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Journey ジャーニー/MI,USA 2022

11年ぶりとなる新作アルバム『FREEDOM』の発売を控え、一足早く全米ツアーを開始したJOURNEY。その速報レポートとなる最新ライヴアルバムが2作同時リリース決定です!本作は、そんな2タイトルの第二弾。「2022年3月2日デトロイト公演」の超極上オーディエンス録音です。今週は姉妹作『BOSTON 2022』も同時リリースとなるわけですが、本作との位置関係はどのようになっているのか。再始動後の流れは『BOSTON 2022』の解説に譲りまして、ここでは2022年の近況にズームして詳しいポジションを見てみましょう。・2月22日ー27日:北米(4公演)・2月28日『BOSTON 2022』・3月2日:デトロイト公演 ←★本作★・3月4日ー5月17日:北米(36公演)これが現在までに公表されている2022年のスケジュール。今のところ現在遂行中の全米ツアー全42公演だけが告知されており、新作『FREEDOM』の発売はまだ不透明です。そんな中で姉妹作の『BOSTON 2022』はツアー序盤の5公演目だったわけですが、本作のデトロイト公演はその次にあたるコンサートでした。そんなショウで記録された本作は、画に描いたような極上のオーディエンス。『BOSTON 2022』は有名テーパーによる銘品だったわけですが、本作もまた現代の達人「guitard」による業物。名機「Schoeps MK41s」を使用したサウンドは芯も極太でディテールも鮮明で、距離感もまるでない。いわゆる「まるでサウンドボード」を地で行くタイプなのです。そのハイクオリティぶりは『BOSTON 2022』にも通じるのですが、個性はだいぶ違う。『BOSTON 2022』が天翔る高揚感の「輝きサウンド」だとするなら、本作は「リッチ・サウンド」とでも言えば良いでしょうか。スカスカ感がまるでなく、伸びやかさよりもじっくりと質量まで感じさせる密度の高いサウンド。ヘッドフォンで聴けばホール鳴りも感じられるのに、それが距離感にならないのです。さらに、そこに大合唱のダイナミズムまで上乗せされているから素晴らしい。『BOSTON 2022』にも大合唱は吸い込まれていたのですが、それはヘッドフォンで聴いて「エコーじゃなくて合唱だったのか!」と気づくタイプでした。それに対し、本作はアーネル・ピネダの歌声に、ほんのりと(しかし広大な)唱和が付き従っている。しかも、解像度が異様に高いため、1人ひとりの声が粒立っており、それが万単位に集まると五月雨のように優しくどこまでも広がっていく。先ほど「リッチ・サウンド」と表現しましたが、滑らかな質感は「肌触りサウンド」と言っても良いかもしれません。しかも、本作はそんな原音を独自マスタリングで磨き込んだ最高峰更新盤。ポイントは各音域のバランス。原音は鳴りは美しいものの、バランス的には少々偏っており、低音と中高音に過剰な帯域がありました。そこで本作ではアンサンブル全体を俯瞰して調整。均整の美まで宿らせることに成功しました。最後に、そんな美のサウンドで描かれるショウ内容も整理しておきましょう。連続公演でもあり、『BOSTON 2022』も同一セットです。70年代/80年代クラシックス・インフィニティ:Lights/Wheel in the Sky・エスケイプ:Stone In Love/Don't Stop Believin'/Who's Crying Now/Mother, Father/Open Arms・フロンティアーズ:Faithfully/Ask the Lonely/Separate Ways (Worlds Apart)・時を駆けて:Suzanne/Be Good To Yourself・その他:Lovin', Touchin', Squeezin'/Any Way You Want It/Only The Young 90年代以降・When You Love A Woman/The Way We Used To Be ……と、このようになっています。久々の再始動という事もあってか、気になる新曲は「The Way We Used To Be」のみ。歴代の名曲群を大盤振る舞いするグレイテスト・ヒッツを披露してくれます。『BOSTON 2022』とは個性が違いつつ、やはりオーディエンスの限界を切り拓く「2022年の最先端」を体験させてくれる新名盤です。「2022年3月2日デトロイト公演」の超極上オーディエンス録音。名機「Schoeps MK41s」を使用したサウンドは芯も極太でディテールも鮮明で、距離感もまるでない。その上でスカスカ感もまるでなく、伸びやかさよりもじっくりと質量まで感じさせる密度の高いサウンド。滑らかな肌触り感さえある名録音です。さらにきめ細かくダイナミックな大合唱の醍醐味まで上乗せ。新曲「The Way We Used To Be」も美味しいフルショウを現場体験できる極上の最新レポートです。 Little Caesars Arena, Detroit, MI, USA 2nd March 2022 TRULY PERFECT SOUND Disc 1 (55:15) 1. Only The Young 2. Stone In Love 3. Don't Stop Believin' 4. Faithfully 5. When You Love A Woman 6. Ask The Lonely 7. Who's Crying Now 8. Mother, Father * 9. Lights 10. The Way We Used To Be Disc 2 (42:47) 1. Lovin', Touchin', Squeezin' 2. Piano Solo 3. Open Arms 4. Suzanne ** 5. Neal Schon Guitar Solo 6. Wheel In The Sky 7. Separate Ways (Worlds Apart) 8. Be Good To Yourself 9. Any Way You Want It Arnel Pineda - lead vocals Neal Schon - guitar Jonathan Cain - keyboards Todd Jensen - Bass Deen Castronovo - drums Jason Derlatka - keyboards

Journey ジャーニー/MI,USA 2022

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