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Genesis ジェネシス/Germany 3.7.2022

遂に最後の歩みを始めた再結成ツアー“THE LAST DOMINO? Tour”。その最新・極上ライヴアルバムが登場です。そんな本作に吹き込まれているのは「2022年3月7日ベルリン公演」。その超絶級オーディエンス録音です。昨年は北米を巡った“THE LAST DOMINO? Tour”でしたが、今年は欧州へ帰還。昨年の振り替え公演も含め、最後のカウントダウンを刻むようにショウをこなしています。まずは、そのスケジュールのおさらいから始めましょう。2021年・9月20日ー10月7日:英国#1(12公演)・11月15日ー12月16日:北米(21公演)2022年・3月7日ー22日:欧州(11公演)←★ココ★・3月24日ー26日:英国#2(3公演)これが2021年/2022年のGENESIS。今年は3月のみの全14公演が予定されており、本稿が公開される頃には6公演まで終了している見込み。再結成GENESISはツアー延長の可能性はないと示唆していますので、いかに終焉が間近に迫っているかがご理解頂けるでしょう。その中で本作のベルリン公演はイの一番となる「欧州」レッグ初日でもありました。そんなショウを真空パックした本作は、まさに「超」付きの極上オーディエンス。とにかく極太でゼロ距離、そしてリッチ。ぶっとい芯と細やかなディテールは「まるでサウンドボード」を地で行く凄まじさで、大気の存在をまるで感じさせない。その一方で鳴りには色気と艶がたっぷりと含まれており、しっかりとした厚みも手応えも素晴らしく、重低音のヴァイヴまで極めて美しい。さらに感動的なのが観客の息吹。間近な話し声や絶叫はまるでないのですが、各曲のイントロなどで沸き上がる手拍子の海はうっすらとしていながら極めて広い。サウンドボード的な聴きやすさとオーディエンスならではのダイナミズムが融合した名録音なのです。それだけの名作になったのにも理由がある。何しろ、本作を公開したのは現代の名手と謳われる「W.」氏。もちろん「現代の名手」も数多くいるわけですが、この人物はジェネラル系ドイツ録音で名の知られたテーパー。ポール・マッカートニーのプレス名盤『ONE ON ONE IN BERLIN』等、さまざまなバンド/アーティストを手掛けています。このところ作品数が減っていたようにも思いますが、本作は新型コロナ禍を超えて名手健在!の便りともなる新名盤なのです。そんな極みのリッチ・サウンドで描かれるのは、世界を沸かせている“THE LAST DOMINO? Tour”の最新フルショウ。ざっくばらんに言って昨年と同一セットではあるのですが、3ヶ月ぶりでもあるので最後に整理しておきましょう。クラシックス・ガブリエル時代:The Cinema Show/The Lamb Lies Down On Broadway(★)/Firth Of Fifth/I Know What I Like (In Your Wardrobe)/The Carpet Crawlers (with Dancing With the Moonlit Knight)・静寂の嵐:Afterglow 3人時代・そして3人が残った:Follow You Follow Me(★)・デューク:Behind The Lines/Duke's End/Turn It On Again/Duchess・ジェネシス:Mama/Home By The Sea/Second Home By The Sea/That's All(★)・インヴィジブル・タッチ:Land Of Confusion/Domino/Throwing It All Away/Tonight, Tonight, Tonight/Invisible Touch・ウィ・キャント・ダンス:Fading Lights/No Son Of Mine/I Can't Dance ※注:「★」印はアコースティック・セットで演奏された曲。とにかく美音、極めてリッチ、とんでもなくダイナミック。2022年のオーディエンス録音はここまで素晴らしいのかとタメ息が漏れる名録音です。そんな極みのサウンドで「GENESISの粋」が楽しめるライヴアルバム。ツアー再開の初日にして2022年のベスト録音の呼び声も高い新名盤。「2022年3月7日ベルリン公演」の超絶級オーディエンス録音。とにかく極太でゼロ距離、そしてリッチ。ぶっとい芯と細やかなディテールは「まるでサウンドボード」を地で行く凄まじさで、大気の存在をまるで感じさせない。その一方で鳴りには色気と艶がたっぷりと含まれており、しっかりとした厚みも手応えも素晴らしく、重低音のヴァイヴまで極めて美しい。サウンドボード的な聴きやすさとオーディエンスならではのダイナミズムが融合した名録音で最新“THE LAST DOMINO? Tour”をフル体験できる新名盤です。Mercedes-Benz-Arena, Berlin, Germany 7th March 2022 ULTIMATE SOUND Disc 1(70:42) 1. Intro 2. Behind The Lines / Duke's End 3. Turn It On Again 4. Mama 5. Land of Confusion 6. Home by the Sea 7. Second Home by the Sea 8. Fading Lights 9. The Cinema Show 10. Afterglow 11. That's All 12. The Lamb Lies Down on Broadway 13. Follow You Follow Me 14. Duchess Disc 2(68:10) 1. Band Introduciton 2. No Son of Mine 3. Firth of Fifth 4. I Know What I Like (In Your Wardrobe) 5. Domino Fun with the ausience- 6. Domino 7. Throwing It All Away 8. Tonight, Tonight, Tonight 9. Invisible Touch 10. I Can't Dance 11. Dancing With the Moonlit Knight 12. The Carpet Crawlers Phil Collins - lead vocals, tambourine Tony Banks - keyboards Mike Rutherford - guitar, bass guitar, bass pedals Nic Collins - drums, percussion Daryl Stuermer - guitar, bass guitar Daniel Pearce - backing vocals, percussion Patrick Smyth - backing vocals, tambourine

Genesis ジェネシス/Germany 3.7.2022

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