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Genesis ジェネシス/CA,USA 3.25.1977 Upgrade

スティーヴ・ハケット最後となった“WIND & WUTHERING Tour”。名作『SECONDS OUT』を生んだワールド・ツアーを代表する極上サウンドボードがアップグレード。「GRAF ZEPPELIN」マスタリングで磨き上げられた2作品が同時リリース決定です。本作に刻まれているのは、そんな2連作の第二弾。「1977年3月25日サンフランシスコ公演」の極上ステレオ・サウンドボード録音です。“WIND & WUTHERING Tour”でも象徴的なサウンドボード2本が同時リリースとなりますし、超名盤『DEFINITIVE ZURICH 1977』も大定番として君臨している。それぞれのポジションを把握する意味でも、まずは当時のスケジュールから振り返ってみましょう。・1月1日ー23日:英国(21公演) ←※SOUTHAMPTON 1977・2月2日ー5月1日:北米(45公演)←★ココ★《5月20日『SPOT THE PIGEON』発売》・6月2日ー7月3日:欧州(22公演)←※DEFINITIVE ZURICH 1977《スティーヴ・ハケット脱退》《10月14日『SECONDS OUT』発売》これが“WIND & WUTHERING Tour”の全体像。本作のサンフランシスコ公演は「北米」レッグの36公演目にあたるコンサートでした。また、本作は同時リリースとなる『SOUTHAMPTON 1977 2ND NIGHT』や『DEFINITIVE ZURICH 1977』と三部作と見ることもできる。前者が序盤イギリス編の代表作であり、後者が終盤ヨーロッパ編の代表作。それに対し、本作は三部作の中編となるアメリカ編の代表作となるわけです(ちなみに南米編の代表サウンドボード『RIO 1977 2ND NIGHT』も交えれば、ワールドツアー四部作となります)。実際、本作は過去最高を更新する銘品。録音自体は2007年に発掘された『WINTERLAND 1977』と同じでオープニング「Squonk」のイントロが(わずかに)欠けている点も変わらない。しかし、サウンド・クオリティはグッと良くなったアップグレード・マスターなのです。最大の美点は、ナチュラル感。『WINTERLAND 1977』もマスター・クオリティと思われてきたわけですが、今回の新マスターはさらに瑞々しい。ジェネが違うのか、マスター劣化なのか判断しかねますが、『WINTERLAND 1977』は左チャンネルにザラつきがあった。さらに、デジタル工程の精度のせいか全体の鳴りにもノイズリダクションをかけたような歪みも感じられ、音量バランスにも不安定なところがありました。今回の新マスターには、それらがまるで感じられない。もちろん、従来盤も普通に聴いていれば気にならない程度のものではあったのですが、新マスターを知ってしまった以上はもう戻れない。明らかに1ランク上のマスターなのです。本作は、そんな新マスターを「GRAF ZEPPELIN」の細密マスタリングでさらに磨き込んだ最高峰盤。ピッチや位相ズレの補整やノイズ処理はもちろんのこと、本作では音量バランスの乱れもビシッと安定しています。また、細かいところで言いますとオープニングの「Squonk」も精度アップしています。前述したように、この録音はイントロが欠けているわけですが、さらに原音では片チェンネルにノイズも混入しているのが特徴。そのパートはノイズ・チャンネルを削除してモノラル化しなくてはいけないのですが、前回盤では丸々1曲をモノ化されていました。ところが、本作ではステレオ・パートを最大限に拡張。モノラル部分は約1分だけに抑えられています。そんなアップグレード・サウンドで描かれるのは、“WIND & WUTHERING Tour”でも中盤のショウ。ここでは『DEFINITIVE ZURICH 1977』と比較しながら整理してみましょう。トリック・オブ・ザ・テイル・Squonk/Robbery, Assault & Battery/Dance On A Volcano/Los Endos 静寂の嵐・One For The Vine(*)/Your Own Special Way(★*)/...In That Quiet Earth(*)/Afterglow/Eleventh Earl Of Mar(*)ガブリエル時代クラシックス・怪奇骨董音楽箱:The Musical Box (Closing Section)・フォックストロット:Supper's Ready・月影の騎士:Firth Of Fifth/I Know What I Like (In Your Wardrobe)・眩惑のブロードウェイ:The Carpet Crawlers/The Lamb Lies Down On Broadway ※注:「*」印は『SECONDS OUT』で聴けない曲。「★」印は後期の代表SBD『DEFINITIVE ZURICH 1977』で聴けない曲。……と、このようになっています。終盤『DEFINITIVE ZURICH 1977』では聴けなかったシングル曲「Your Own Special Way」が披露されている一方、英国ツアーだけだった「All In A Mouse's Night」や終盤だけだった「Inside And Out」はない。レア度では一歩譲る反面、絞り込まれたショウの流れがタイトで心地よいライヴアルバムでもあるのです。冒頭のわずかな録音漏れのためにツアー王座決定戦には出遅れているものの、アップグレード・マスターの登場で「北米」レッグの代表作にまで格上げされた名録音の最高峰盤です。本作自体がプログレッシヴ・ロックの名作ライヴアルバムであり、『SOUTHAMPTON 1977 2ND NIGHT』『DEFINITIVE ZURICH 1977』と合わせる事でツアーの進化ぶりも極上サウンドボードで追いかけられる。(リマスター・メモ)REMASTERED BY GRAF ZEPPELIN 前回盤Sireneのリマスターではなく、改めてネット音源からマスタリング。今回盤、ヒスはあり多少左右にふらつきますが繊細で純度が高く感じられ、前回盤で目立った左chのざらつきがなく、ヒスリダクションのヒュヒュルしたノイズもなく、1ジェネはアップしてると思います。既発ではDisc1が音量が大きく、Disc2が小さく全体に音量バランスも悪かった。今回は全体にレンジ広めのマスタリング(コンプ掛けてません)。既発ではライブ出だしで1曲目まるごとモノラルでしたが、今回盤では1分10秒過ぎですぐにステレオに復旧する。また、その直前で生じる音切れも、既発ほど目立たないものとなっている。*元音源で出だし左chの音が1分少々のあいだ入っていないため、そこをモノ化する必要がある。「1977年3月25日サンフランシスコ公演」の極上ステレオ・サウンドボード録音。新発掘のアップグレード・マスターで、従来ベストだった『WINTERLAND 1977』にあった左チャンネルのザラつきやノイズ・リダクションをかけたような歪みもない1ランク上のサウンド。しかも「GRAF ZEPPELIN」の細密マスタリングでさらに磨き込んだ最高峰盤です。「Squonk」イントロがわずかに欠けているので完全無欠ではありませんが、ツアー中盤の北米レッグを代表する新名盤サウンドボードです。 Live at Winterland Ballroom, San Francisco, CA, USA 25th March 1977 STEREO SBD(UPGRADE) Disc 1 (67:51) 1. Squonk 2. One For The Vine 3. Robbery, Assault And Battery 4. Your Own Special Way 5. Firth Of Fifth 6. Carpet Crawlers 7. ... In That Quiet Earth 8. Afterglow 9. I Know What I Like Disc 2 (55:21) 1. MC 2. Eleventh Earl Of Mar 3. Supper's Ready 4. Dance On A Volcano 5. Drum Duet 6. Los Endos 7. The Lamb Lies Down On Broadway 8. The Musical Box (Closing Section) STEREO SOUNDBOARD RECORDING Phil Collins - Lead Vocals, Drums, Percussions Steve Hackett - Guitars, Bass Pedal Mike Rutherford - Bass, Guitars, Bass Pedal, Backing Vocals Tony Banks - Keyboards, 12 string Guitar, Backing Vocals Chester Thompson - Drums, Percussion

Genesis ジェネシス/CA,USA 3.25.1977 Upgrade

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