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Doors ドアーズ/Canada 1969

1969年初頭の時点でドアーズはアメリカを代表するほどのバンドの地位を手に入れつつあり、そんな中で69年のマディソン・スクエア・ガーデンにおける最初のロックコンサートも実現させるほどの勢いでした。この絶頂に水を差したのが3月のマイアミ事件でした。曰くジム・モリソンがステージ上で服を脱いで自慰行為を行ったという都市伝説が生まれたスキャンダル。残されている写真からも解るように、いくら破天荒なモリソンでも裸になるはずがなく、それまで同様にオーディエンスを挑発するステージ・パフォーマンスをやったに過ぎなかったのですが、これが今で言うところの炎上の先駆けと呼べるよう自体へと発展。「ドアーズ叩き」がグループの人気を凋落させてしまったのです。そのせいで活動のペースが一気に落ちたドアーズも6月からコンサートを再開。7月には後のライブアルバム「ABSOLUTELY LIVE」用の収録がアクエリアス・シアターにて行われ、そこでの二回のショーは後に全編がオフィシャルリリース(今では廃盤となってしまいましたが)。そこでの演奏ぶりからも解るように、ドアーズはブルースバンドへと音楽性をシフトチェンジしようとしていたのです。先の問題もあって夏のウッドストックへの出演は逃してしまったドアーズでしたが、代わりに9月にトロントで行われるフェスへのオファーが届きます。それがロックンロール・リバイバル・フェスティバル。その名前から想像できるように、チャック・ベリーやリトル・リチャードといった1950年代のアーティストを集めたイベントだったのですが、彼らだけでは集客が厳しいということからオファーされたのがドアーズにジョン・レノン。そう、トロント・ロックンロール・リバイバルといえばジョンのライブアルバム「LIVE PEACE IN TORONTO」でおなじみのイベント。ここでトリを務めたのがドアーズだったのです。オフィシャルでライブアルバムや映像に恵まれているジョンや50年代アーティストと違い、イベントを締めくくったドアーズのステージはいかなる形でもリリースされていません。ジョンのステージを収めたライブ映像「SWEET TORONTO」の中で辛うじて会場のバーシティ・スタジアムに到着したレイ・マンザレクがリムジンから降りる一瞬が見られた程度。しかし幸いなことに、この日は極めて音質の良好なオーディエンス録音が古くから存在しています。これがモノラル録音ながら音像は極めてオンという驚異的なクオリティ。あまりの近さはスタジアムの最前列から録音されたとしか思えないほど。当然過去にもリリースされた実績のあるアイテムですが、それらはカセット・トレード時代のジェネ落ち音源であったり、あるいはロウジェネ・マスターからの収録ながら、この後で触れるトラブルが放置プレイでCD化されるなど、何かしら問題を抱えていたきらいがありました。それでもアイテムがリリースされてきたのは、一重に音質の良さがモノを言ったのでしょう。以前からファースト・ジェネレーションのふれこみで出回っている本公演の音源ですが、マスターからコピーされた際に二か所でトラブルが生じていた。最初はオープニング「When The Music's Over」の冒頭でモリソンが絶叫した直後、左チャンネルにドアーズと関係のない音が転写されてしまっていた事。もう一つは「Five To One」でロビー・クリーガーのギターソロの最中で生じるドロップアウト。どちらも過去にリリースされてきたアイテムは完全に放置プレイでしたし、現在YouTube上で見られるバージョンでは疑似ステレオ化させ、それを目立たなくさせたバージョンなども存在しています。それらを今回のリリースでは完全にアジャスト。極めて音質の秀でたオーディエンス録音に最後の一手が加えられました。これだけでも決定版に相応しいリリースといえ、もちろんピッチもアジャスト。 そしてオフィシャルのアクエリアス・シアターではブルースへの傾倒が伺えたドアーズでしたが、ここではフェスのステージという事もあって代表曲のオンパレード。名曲「The Crystal Ship」に至っては1969年だとこの日しか演奏されなかったという貴重な場面も生々しいほどの近さで捉えてくれている。本曲や「The End」など、静かな曲調ではモリソンの息遣いまではっきり聞こえてくるから驚き。おまけに「The End」は大好評ベストセラータイトルである「DALLAS 1968」では演奏されなかったので、なおさらこのド迫力の音圧で楽しめるというのが魅力的。69年のドアーズらしい重厚な雰囲気の「When The Music's Over」から思わず息を呑むようなフィナーレの「The End」まで、名曲連発であっという間に聞き通してしまう69年の有名音源をベストな状態にて収録してみせました。これの前にジョンの「LIVE PEACE IN TORONTO」を聞けば当日のイベント終盤を疑似体験できることでしょう。それでいて「Back Door Man」の合間にはまだレコーディングされる前の新曲「Roadhouse Blues」のプロトタイプをモリソンが歌い出すなど、単なるフェス向けグレイテストヒッツ・ショーに収まらない攻めの姿勢がドアーズらしい。Varsity Stadium, Toronto, Canada 13th September 1969 TRULY PERFECT SOUND★超高音質です。音近っ!(56:01) 1. When The Music's Over 2. Break On Through 3. Back Door Man 4. The Crystal Ship 5. Wake Up! 6. Light My Fire 7. The End Jim Morrison - vocals Ray Manzarek - keyboards Robby Krieger - guitar John Densmore - drums

Doors ドアーズ/Canada 1969

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