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Rolling Stones ローリング・ストーンズ/Australia 2.27.1973 Upgrade

ローリング・ストーンズ1973年のウインター・ツアーといえば行程が終盤を迎えたオーストラリアの数公演がPAアウトのサウンドボード、おまけにステレオで録音された音源が存在することで知られていますが、そうした状況の中で敢えて同日のオーディエンス録音を収めた「SYDNEY 1973 1ST NIGHT」はおかげさまでマニアから高い評価を受けています。そこで今度は73ウインター・ツアーの最終日でもあった2月27日のシドニー公演のサウンドボード・アッパー版をリリース。そう、先のオーディエンス録音版の翌日のショーでもありました。こちらのサウンドボードに関しては90年代に入ってからトレーダー間に出回り、ちょうどストーンズが「VOODOO LOUNGE」を引っ提げたツアーで活動を再開したのと申し合わせるかの如くアイテムが登場し始めました。それまでにも出回っていた他の二日分のPAサウンドボードと同様にステレオで録音された音源ともなれば当然のこと。ところがカセット・トレードの時代だったこともあり、当初出回ったアイテムは何かしら問題を抱えてしまい、そのせいで新発掘音源の真価が発揮されないように思えたもの。むしろそうしたリリースラッシュも収まった1997年になってVGPレーベルがリリースした「WELCOME TO AUSTRALIA」こそ、遅まきながら決定版となったのでした。同タイトルはそれまでに出回っていたタイトルの欠点をすべて克服、さらに音質も過去最高であったことから二度に渡ってリマスター再発が実現するほどのベストセラー。ところが同タイトル二度目のリマスター再発からも10年以上の歳月が経過し、トレーダー間にはさらなるアッパー版音源が流通します。となれば音源の状態的にもベストな同バージョンを元にした新世代アイテムの登場が世界中のマニアの間で待ち望まれていたものの、これがなかなか実現しない。これほど有名なサウンドボード録音としては本当に不思議な現象としか言いようがありません。そんなアッパー版を使用してリリースされるのが今回のリリースが実現します。何と言っても今回の音源は「WELCOME TO AUSTRALIA」(以下“既発盤”と称します)とくらべて俄然ナチュラルでウォーミーな聞き心地。これだけでも一聴して解るほどの違いがあります。もっとも既発盤がカセット・トレード時代のリリースでしたので、今回のバージョンと比べて明確な音質の違いが生じてしまうのも当然。薄皮が取れて見通しの良くなったアッパー感が素晴らしい。これだけでも世界中のマニアを驚かせるに十分な状態かと。またこれは本ツアーから流出した三つのPAステレオ・サウンドボードに共通することなのですが、ラフな定位の不安定さが随所で見られます。特に本音源を収めたタイトルではキースとミック・テイラーの位置がひっくり返ってしまっていたり、なおかつ演奏そのものが片方のチャンネルへ偏ってしまったタイトルまでありました。その点においても既発盤はリリースを重ねるごとにそうした問題点が解消されていったのですが、今回はGRAF ZEPPELINがさらに突き詰めたブラッシュアップを敢行。問題の定位偏りが最初に顕著だった曲である「Gimme Shelter」を聞き比べるだけでも、今回のリリースが最新テクノロジーの助けもあって一気に安定した音像へと落ち着いてくれたことを実感してもらえることでしょう。そこに加えて先のナチュラル感が合わさっていよいよ聞きやすくなっている。その分ヒスノイズが既発盤と比べて気になる向きがあるかもしれませんが、これもまた原音のナチュラルさを尊重してノイズリダクションのような小細工を施さなかった結果なのです。そしてこの日は三日分存在するオーストラリアン・サウンドボードの中で唯一、当日のステージで演奏された全曲を完全収録しているというアドバンテージが大きすぎる。だからこそ本音源が登場してからというもの、73ウインター・ツアーから最初に登場した流出サウンドボードであったパースでの「HAPPY BIRTHDAY NICKY」以上に本ツアーの定番へと君臨したのです。もちろんPAアウトですので臨場感は望むべくもないのですが、ステレオ録音ということが功を奏してこのツアーらしい陽気でワイルドな演奏ぶりが生々しいまでに味わえるという点でも偉大なサウンドボードの一つ。おまけにツアー最終日という事からストーンズの振り切れっぷりも半端じゃない。ツアー開始を告げたニカラグア救済コンサートやハワイの時よりも大らかでワイルドなへと進化しているのは、間違いなくオーストラリアという土地を反映してのもの。そんなはっちゃけぶりは例の「HAPPY BIRTHDAY~」でも十分に味わえたものですが、それがツアー最終日ともなれば完全にタガが外れた状態。中でもキレッキレなのがミックで、エンジン全開どころか暴走機関車のごとくシャウトしまくる。そもそも1971年から73年はロック・シャウターとしてのミックのピークだった訳ですが、ここでのハイパーな歌いっぷりは圧巻。しかもPAアウトらしく聴く者の耳に流し込まれるミックのシャウトの生々しさったらない!当然キースとテイラーのプレイも左右からこれまた飛び出してくるのもステレオ録音ならではで、優等生的なマルチトラックにはない生々しさが大きな魅力。それだけに左右のバランス調整は音源の始めから終わりまで抜かりなく行う必要があったのです。こうしてストーンズをダイレクトかつステレオで捉えてくれた73ウインター・ツアーの定番サウンドボードが遂にアップグレード。(リマスター・メモ)かなりラフなSB音源で、例えばGimme Shelterのミックテイラーのギターは左chにいるかと思えば右にグルっと寄ったりするなどと、動きがめまぐるしい箇所も。で、左右のチャンネルは、そもそもどちらが正解とか言えない感じもしますが、既発VGPを基準に修正。ch修正はBrown、 JJF、 SFMの3曲 なおVGPで左にかなり寄り気味だったトラック(Gimme Shelter、 Happy、 Dice、 Rip This Joint、 JJF、 SFM)などは今回はセンター寄りで正しい定位に近いと思われ、だいぶ聞きやすくなってます VGPよりも低域に厚みのあるサウンド。かなり低域がオンなサウンドですが、ベースをカットすると旨味成分が抜けた平坦な音になるため、低域は僅かな処理に留めほぼそのまま生かしてます。VGPにくらべ全体に演奏が前に出た音像。中域から高域は適度な調整を施しています。ヒスが目立ちますが、あくまで自然。元のアナログチックな質感を生かしつつ、演奏が前に出るよう調整。対するVGP盤は、曲間などを比べるとヒスが浮き沈みするので、ヒスリダクションが掛かってます。また、音がかなり大きいですが、リミッタで音圧を稼ぐような処理はしてません。1曲目"Brown Sugar"後の曲間がVGPより1秒ほど短いですが、これはVGPが"Love In Vain"演奏後の曲間部を引用して該当箇所を長くしているため。今回は引用補填なしの純正編集で若干クロスフェード。Royal Randwick Racecourse, Sydney, Australia 27th February 1973 STERE OSBD (UPGRADE)(75:28) 01. Brown Sugar チャンネル修正 曲間カット・クロス 02. Bitch 03. Rocks Off 04. Gimme Shelter 05. Happy 06. Tumbling Dice 07. Love In Vain 08. Sweet Virginia 09. You Can't Always Get What You Want 曲間カット 10. Honky Tonk Women 11. All Down The Line 12. Midnight Rambler 13. Band Introductions 14. Little Queenie 15. Rip This Joint 曲間カット 16. Jumping Jack Flash チャンネル修正 17. Street Fighting Manチャンネル修正 STEREO SOUNDBOARD RECORDING

Rolling Stones ローリング・ストーンズ/Australia 2.27.1973 Upgrade

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