コロナ禍で1年以上もコンサートを中止していた、ライヴ大好きメセニーがついに本格的にライヴ活動を再開!とにかく生で演奏するのが楽しくて楽しくてたまらない!水を得た魚の如く活き活きとギターを引き倒すメセニーを中心に、フランシーズ、ダイソンとのギター・トリオはどこまで進化するのか?さぁ聴いてくだされ!待ちに待った最新ライヴの第4弾が初登場!!音質も独自入手のマスター極上高音質なのだ!!現在も行われている全米ツアーより2021年11月7日マサチューセッツ州ボストン、ザ・ウィルバー・シアターにおけるライヴを、発売済の3タイトルをお聴きになった方はご存知のように、今回もコレクター間で出回っている音源とは一線を画する、独自に入手した高音質マスターをレーベル独自の丁寧なマスタリングを施した安心の極上高音質ステレオ・サウンドにてアンコールまで2時間以上に渡り完全収録した2枚組、最新ツアー第4弾が入荷しました!!コンサートはパットのトークから始まり、ダイソンは現代の最も偉大なドラマーのひとり、ジェイムズに関しては、まるで別の惑星からの来訪者のようだ。こんな才能には今まで出会ったことはないと紹介し、そのダイソンとのデュオによる「ターンアラウンド」からスタートします。続いてフランシーズとのデュオで「ハヴ・ユー・ハード」を、その後「ブライト・サイズ・ライフ」「ソー・イット・メイ〜」「ベター・デイズ・アヘッド」「タイムライン」「オールウェイズ・アンド・フォーエバー」「タイムライン」「トリゴノメトリー」「メッセージ・トゥ・ア・フレンド」「イントゥ・ザ・ドリーム」、6日のコネチカットでの「クエスチョン・アンド・アンサー」に替わり「ホエン・ウィー・ワー・フリー」がセットイン、アンコールの「フェイズ・ダンス」「ミヌアノ」「ディス・イズ・ノット・アメリカ」「ラスト・トレイン・ホーム」などをインクルードした「アコースティック・メドレー」、必殺の「アー・ユー・ゴーイング・ウィズ・ミー」まで、メセニーの代表曲が新たなアレンジで次々に飛び出す怒涛の展開。また今回一緒に演奏するジェイムズとダイソンは黒人で、これまでも違うメンバーで幾度となく演奏される楽曲群がどこか黒っぽく聴こえる。うん、かっこいい。そしてパットはもちろん、ジェイムズとダイソン、この2人がまた無茶苦茶に上手い。しかもエネルギッシュだ。そんなこんなでこれまでのパットの世界観が浄化され新たに再編性されていく感覚を持った。それと近年3年間続いたレギュラー・カルテットではアコースティカルで静謐な音楽を奏でていたパットだったが、このトリオではときにアメリカのロック・ギタリストのようにチョーキングを交えて泣きのメロディーをブルージーに弾きまくったり、久しぶりにギター・シンセも使用してのアグレッシヴなプレイで決めてみたりと、トリオでの演奏を心から楽しんでいる様子が伺える。肝心の2人だが、ジェイムズはメセニー・カルテットのグウィリム・シムコックのようなクラシカルなアコースティック・ピアノ演奏から、ゴスペル・クワイアのバックで流れる熱いオルガン、ベースレス・トリオなのにベースいるじゃん…シンセ・ベースを自在に操ったりと、まさに異次元の才能を惜しげもなく披露。ドラムスのダイソンも所々でソロがフューチュアされていますが、バッキングでも野生的なリズム感と繊細さを持ち合せ、4ビート、サンバ、ブルーズと変幻自在のビートと際立ったテクニックで超絶ドラムを叩き観客を完全にノックアウト。これまでのジャズ系トリオで聴かれるドラムスとは全く違うアプローチがとても新鮮かつ興味深い。それにしても流石のグルーヴ。クリス・デイヴ、マーク・ジュリアナ、ネイト・スミス、トニー・オースティン、ロブ・ターナー、マーカス・ギルモアらと共にまさに現代ジャズ・ドラムスの頂点だ。