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Queen クィーン/WA,USA 1975 New Source

今なお、新たな発見が絶えないQUEENのライヴ・アーカイヴ。その最新弾となる“SHEER HEART ATTACK Tour”の新発掘録音がCDで緊急リリース決定です!そんな本作に吹き込まれているのは「1975年2月24日ワシントン公演」。その初登場オーディエンス録音です。『SHEER HEART ATTACK』時代と言えば世界進出を目指した活動が一気に本格化し、それに伴って録音もグッと充実してきた時期でもある。まずは、そんな当時のスケジュールを振り返り、本作のポジションをイメージしてみましょう。1974年・10月30日ー11月20日:英国(19公演)←※公式《11月8日『SHEER HEART ATTACK』発売》・11月23日ー12月13日:欧州(11公演)1975年・2月5日ー24日:北米#1(19公演) ←★ココ★・3月5日ー4月6日:北米#2(21公演)・4月19日ー5月1日:初来日(8公演)これが“SHEER HEART ATTACK Tour”の全体像。最も有名なのは公式化された『LIVE AT THE RAINBOW '74』になるわけですが、大洋を渡った全米侵攻は年の改まった1975年から。本作のワシントン公演は、その中盤「北米#1」でのことでした。2つに分かれた「北米#1-2」からは様々な録音が発掘。これまで当店でも名作ライヴアルバムとしてご紹介してきました。良い機会でもありますので、ここで北米ツアーの日程にズームし、コレクションを整理してみましょう。 ・2月5日ー14日:北米#1(7公演)・2月15日『BOSTON 1975 LATE SHOW』・2月16日:ニューヨーク公演(アーリーショウ)・2月16日『NEW YORK 1975(レイトショウ)』・2月17日ー23日:北米#1(5公演)・2月24日:ワシントン公演 ←★本作★ ー 8日間オフ ー・3月5日+6日:北米#2(2公演)・3月7日『MILWAUKEE 1975』・3月8日ー29日:北米#2(13公演)・3月29日『THE ROYAL AMERICAN TOUR 1975(レイトショウ)』・4月2日ー4月6日:北米#2(3公演)これが「北米#1-2」の詳細。約1週間のオフを挟んで二分されているわけですが、ワシントン公演は「前半の最終日」にあたるコンサートだったわけです。そんなショウで記録された本作は、瑞々しさに胸のすく新発掘オーディエンス。あくまでもヴィンテージ・オーディエンスであってサウンドボードと間違えたり、ツアーNo.1を競うタイプではありません。しかし、ダビング痕や経年劣化がほとんど見られないマスター鮮度は絶品で聴き応えたっぷり。何より素晴らしいのはパワフルで太い芯。音色的にオーディエンス感はしっかりあるものの、それが距離感にならず、ディテールもくっきり。強力な突進力によって極太の芯がホール鳴りを食い破るようにして届く。あまりにパワフルなためにピークが歪んだりもしますが、それくらい「目の前」に4人を感じられるダイレクト録音なのです。そんなパワフル・サウンドで描かれるのは“SHEER HEART ATTACK Tour”の……いえ、もしかしたらフレディのヴォーカリスト人生でもターニング・ポイントだったかも知れないフルショウ。と申しますのも、上記の「オフの直前」というのがポイント。このオフは単なる休憩ではなくドクター・ストップだったのです。実は、本作の前日となるフィラデルフィア公演でフレディのノドに不調が発生。医者の診察を受けたところ結節が出来ていたそうです。医者からは「3ヶ月ほど話す事も控えろ」と言われたものの、ファンを失望させたくないフレディは翌日のワシントン公演(本作)を決行。ショウの後にはセカンド・オピニオン、サード・オピニオンも受けてツアーの一時休止を決断し、8日間のオフを取ることになったわけです。そんな状況だけにさぞや苦しそうなライヴ……かと思いきや、とんでもない! フレディの歌声からは不調など微塵も感じられず、枯れもしなければ苦しさも見えない。伸びに関しては他にも凄いショウがあるのでツアーNo.1を断言しかねるのですが、力強さも、しっかりとした密度も、淀みない安定感も、かなり好調に感じられる。医者の診察を力尽くで否定しようとでもしていたのか……そんな邪推さえ浮かぶほどの熱演。世界中のQUEEN専門サイトでも「最高のショー」「彼らがこれまでに行った最も偉大なライブの1つ」と大絶賛されているのです。結局セカンド/サード・オピニオンでは「ただの腫れだから2週間休め」とのことでしたが、その半分でツアーに復帰。初来日に至るまでツアーを駆け抜けました。実際には最初の診察「結節」が正しく、フレディはこの後、数年間にわたって再発。手術も勧められましたが、彼は声が戻らなくなることを恐れて拒否し続けたそうです。もし、最初の医者の言う通りにワシントン公演(本作)もキャンセルして3ヶ月休養していたらどうなっていたのか……。歴史にIFは禁物であるものの、本作に込められた熱唱には、その後のフレディの人生/音楽史をも変えたかも知れない可能性が宿っているのです。聴けば聴くほど、考えれば考えるほどに畏怖さえ覚えるショウ。その現場を体験できる驚異の新発掘ライヴアルバム。「1975年2月24日ワシントン公演」の初登場オーディエンス録音。パワフルで太い芯が素晴らしく、強力な突進力でホール鳴りを食い破るようにして届く。距離感もなくグイグイと目の前に迫り、ディテールもくっきり。4人を「目の前」に感じられるパワフル・サウンドです。前日にノドに不調を覚えたフレディはショウの後にツアーを中断するのですが、それが信じられないほど見事。QUEEN専門サイトでも「彼らがこれまでに行った最も偉大なライブの1つ」と大絶賛されているフルショウを楽しめる新名盤です。Kennedy Center, Washington, D.C. USA 24th February 1975 TRULY AMAZING SOUND(*NEW SOURCE) (76:34) 1. Procession 2. Now I'm Here 3. Ogre Battle 4. Father To Son 5. White Queen (As It Began) 6. Flick Of The Wrist 7. In The Lap Of The Gods 8. Killer Queen 9. The March Of The Black Queen 10. Bring Back That Leroy Brown 11. Son And Daughter 12. Keep Yourself Alive 13. Stone Cold Crazy 14. Liar 15. In The Lap Of The Gods...Revisited 16. Hey Big Spender 17. Modern Times Rock 'N' Roll 18. Jailhouse Rock

Queen クィーン/WA,USA 1975 New Source

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