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Steve Hackett スティーヴ・ハケット/NJ,USA 2022 Complete

『SECONDS OUT』再現来日も決定し、にわかに熱気を帯びてきたスティーヴ・ハケット。その最新ライヴアルバムが登場です。つい先日も大傑作『RIDGEFIELD 2022』が大評判を賜ったばかりですが、またもや強烈な新名盤が誕生してしました。そんな本作に吹き込まれているのは「2022年4月7日コーリングスウッド公演」。その一部始終を真空パックした超絶級オーディエンス録音です。本作は先述した『RIDGEFIELD 2022』に続くレポート第二弾。ハケットの近況は前回もお伝えしましたが、まだ浸透しているとは言えませんので、今一度おさらいしておきましょう。2022年 “SECONDS OUT + MORE!”・3月6日ー17日:欧州#1(9公演)・4月2日ー5月19日:北米#1(32公演)←★ココ★・6月17日ー26日:オセアニア(6公演)・7月8日ー10日:日本(3公演)・7月20日ー8月1日:欧州#2(9公演)*8月12日:Cropredy Festival出演*8月17日ー30日:STEVE & DJABE(4公演)“FOXTROT at FIFTY + HACKETT HIGHLIGHTS”・9月9日ー10月12日:英国(25公演)“SECONDS OUT + MORE!”・11月29日ー12月4日:北米#2(4公演)2023年*1月21日+22日:英国(アコ2公演)*4月14日ー16日:ドイツ(オケ共演)※注:「・」印は通常GENESIS REVISITED公演で、「*」はそれ以外の公演。これが現在までに公表されている2022年/2023年のスケジュール。現在は大洋を渡った「北米#1」を実施中で、あと3ヶ月もすればオセアニア→日本とやって来てくれます。本作のコーリングスウッド公演は、そんな「北米#1」の5公演目。前作『RIDGEFIELD 2022』の3日後にあたるコンサートでした。そんなショウで記録された本作は、「極上」を画に描いたような素晴らしさ。さすがに超傑作だった前作『RIDGEFIELD 2022』にはお及ば……なくない。むしろ上回ってる!?!? 前作を体験された方ならおわかりになると思いますが、『RIDGEFIELD 2022』もハンパではない名作。「2022年のオーディエンス録音はここまで進化したか……」とタメ息が漏れ、「もう予習盤はコレで決まりだな」と安堵してもいました。ところが、本作はあの名作さえ早くも超えているのです。前作を体験された方向けに比較しますと、ポイントは厚み。ヘッドフォンで耳を澄ませても聞き分けられないほど自然でささやかながら、確実に存在しているホール鳴りが芯をトリートメント。クリアさやセパレート感をまったく汚すことなく、絶妙な艶と厚み、ダイナミズムを生み出している。完全にサウンドボード級……いや、オフィシャル級のサウンドなのです。まったくもって驚きの超絶サウンドなのですが、それには理由もありました。実は、本作を手掛けたのは現代の名手と誉れ高き達人。かの「Tapehead2」氏なのです。プログレ系を中心に、さまざまなバンドの最新ツアー最高傑作を次から次へと送り出している達人中の達人。当店でも数多くのコレクションをご紹介しており、とても例を挙げきれない。しかし、本作をお薦めするにあたってぜひ知っておいていただきたいのは、GENESISの4枚組『MADISON SQUARE GARDEN 2021』でしょうか。本家は先日 、永遠の眠りに就いたわけですが、そのラストツアーでも世界屈指の名作でした。あの大傑作を手掛けたのも「Tapehead2」氏。さすがにショウの規模はまるで違いますが、半年も違わない本家とハケットのショウを同録音家コレクションで聴き比べられる姉妹作でもあるのです。ともあれ、その達人サウンドで描かれるのは『SECONDS OUT』再現を軸とした最新のフルショウ。現在のツアーはざっくり2種のパターンが日替わりで実施されており、1つが【月英の騎士+セカンズ・アウト(月影曲ヌキ)】、もう1つが【ソロ+セカンズ・アウト】。この日は後者でした。その内容も今一度おさらいしておきましょう。第一部:ソロ・侍祭の旅:Shadow Of The Hierophant・虹色の朝:Clocks - The Angel of Mons/Every Day・SURRENDER OF SILENCE:Held In The Shadows/The Devil's Cathedral 第二部:『SECONDS OUT』再現・怪奇骨董音楽箱:The Musical Box ・フォックストロット:Supper's Ready・月影の騎士:Firth Of Fifth/I Know What I Like (In Your Wardrobe)/The Cinema Show/Aisle Of Plenty・眩惑のブロードウェイ:The Carpet Crawlers/The Lamb Lies Down On Broadway・トリック・オブ・ザ・テイル:Squonk/Robbery, Assault & Battery/Dance on a Volcano/Los Endos・静寂の嵐:Afterglow ……と、このようになっています。基本的には第二部の『SECONDS OUT』の丸ごと再現がメインで、ソロ・セクションは第一部ではあるものの、露払い的な扱い。時間バランスも(当然)半々ではなく、第一部が約35分(CD1の前半)なのに対し、第二部は約1時間52分(CD1後半+CD2全部)となっています。それにしても、本当に素晴らしい。本家GENESISは遂に眠りに就きましたし、ピーター・ガブリエルももう6年もツアーを行わず、これからの予定もない。そんな2022年に、プログレ史の名曲を歌い継ぐ「唯一の本物」。それが今のハケットであり、本作に詰まった音楽なのです。GENESISの曲を歌うために生まれてきたようなナッド・シルヴァンも相変わらず素晴らしく、GENESIS REVISITEDプロジェクト歴10年を経た歌声は世界中の誰よりも本物感たっぷり。もはやGENESIS版のジョン・デイヴィソンでしょう。本作は、そんな最新のフルショウを「現代のミラード」とも言うべき世界的名手サウンドで楽しめるライヴアルバムです。予習にぴったりなのは言わずもがなですが、それ以上の輝きを放つ2枚組。「2022年4月7日コーリングスウッド公演」の超絶級オーディエンス録音。現代の名手との誉れ高き録音家「Tapehead2」氏の最新作で、オンなダイレクト感も、細やかなディテールも、艶やかな厚みもオフィシャル作品レベル。「第一部=ソロ曲(約35分)/第二部=SECONDS OUT再現(約1時間52分)」で構成された最新のフルショウを超極上体験できるプログレ至福の音楽作品です。Scottish Rite Auditorium, Collingswood, NJ, USA 7th April 2022 ULTIMATE SOUND Disc 1 (69:34) 1. Intro 2. Clocks-The Angel of Mons 3. Held in the Shadows 4. Every Day 5. The Devil's Cathedral 6. Shadow of the Hierophant 7. Intro 8. Squonk 9. The Carpet Crawlers 10. Robbery, Assault & Battery 11. Afterglow 12. Firth of Firth Disc 2 (78:19) 1. I Know What I Like (In Your Wardrobe) 2. The Lamb Lies Down on Broadway 3. The Musical Box 4. Supper's Ready 5. The Cinema Show 6. Aisle of Plenty 7. band intros 8. Dance on a Volcano 9. drum solo 10. Los Endos/Slogans/Los Endos Steve Hackett: Guitar, vocals Nad Sylvan: Vocals Roger King: Keyboards Rob Townsend: Sax, flute, percussion, keyboards, vocals Jonas Reingold: Bass, twelve string, vocals Craig Blundell: Drums

Steve Hackett スティーヴ・ハケット/NJ,USA 2022 Complete

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