マニア筋から「史上最高のツアー」と呼ばれつつ、フル・サウンドボードが存在しない秘境“World Piece Tour”。その頂点に君臨する2大録音が「GRAF ZEPPELIN」による細密マスタリングで最高峰を更新! 2作同時リリース決定です!! 本作は、その第二弾。「1983年5月26日ハマースミス公演」の超絶級オーディエンス録音です。【死霊復活以上とまで言われた伝説録音】同時リリースの2作は、いずれも「オフィシャル代わり」「サウンドボード代わり」を務めてきた超・名録音。特にハマースミス録音は1983年当時からマニアに愛され続けてきた伝説であり、MAIDENオーディエンスで最も有名な象徴。単に音が良いというレベルではなく、あまりの超名演に「死霊復活より凄い!」と語り継がれ、40年が経とうという現代でも「メイデンの最高傑作と言ったら1983年のハマースミス」と豪語するマニアもいるほどなのです。本作は、そんな伝説……いや、神話盤が最高峰を更新したライヴアルバム。良い機会でもありますので、当時のスケジュールを振り返ってショウのポジションを確かめてみましょう。・5月2日ー15日:英国#1(11公演)←※DEFINITIVE IPSWICH 1983《5月16日『頭脳改革』発売》・5月16日ー28日:英国#2(11公演)←★ココ★・6月1日ー12日:北欧(7公演)・6月21日ー9月20日:北米#1(61公演)・9月29日ー10月24日:北米#2(20公演)・11月7日ー12月18日:欧州(28公演)←※公式THE EARLY DAYS【GRAF ZEPPELINマスタリングで最高峰を更新】これが1983年のIRON MAIDEN。本作は「英国#2」の9公演目で記録されたライヴアルバムです。伝統会場“ハマースミス・オデオン”では4連続公演だったわけですが、本作はその2公演目でもありました。そんなショウで記録されたオーディエンス録音は、まず何よりも音が良いことで伝説となった。当時はもちろんのこと、ネット時代になっても「サウンドボード」として流通していたほどで、超クリア&超ダイレクト。姉妹作『DEFINITIVE IPSWICH 1983』の超タイト・サウンドと比べると(極々うっすらとした)ホール鳴りも感じますが、それがディテールをまったく隠していない。むしろ、(ゼロ距離感覚のまま)ダイナミズムも厚みを増強しているのです。その凄味は当店の人気盤『EAGLE'S HAMMERSMITH』でご存知かも知れませんが、本作はさらに鮮やかUP! 現存する最も元のソースにまで遡って「GRAF ZEPPELIN」が細密マスタリングした銘品なのです。開演を告げる「荒鷲の要塞のテーマ」や「Phantom Of The Opera」後の曲間も長くなっていることから元マスターなのは明らかですが、それ以上に強烈なのは全編を貫くサウンド。「GRAF ZEPPELIN」はあらゆるタイプの音源を扱っていますが、その本領はヴィンテージのオーディエンス録音。本作でもその技量が遺憾なく発揮されており、ピッチや位相、帯域分析も厳密に調整。あらゆる既発で発生していたDCオフセットも解消されています。実際、そのサウンドは『EAGLE'S HAMMERSMITH』よりも遙かにすっきりとヌケが良く、それでいて低音の独力も損なわれていない。本作を聴いた後では、あれだけ素晴らしかった『EAGLE'S HAMMERSMITH』もモコモコに感じてしまうほどです。【音源史に名高い爆テンションの超名演】そんな最高峰更新サウンドで描かれるのは、MAIDEN音源史に伝説として名高いフルショウ。セットは姉妹作『DEFINITIVE IPSWICH 1983(Zodiac 514)』都同じですが、普通の整理はそちらの解説に譲り、ここでは音源コレクションの視点でまとめ直してみましょう。同じメンバーの公式SBDがある曲・死霊復活(アルバム版):Wrathchild/The Trooper/Revelations/Flight Of Icarus/Die With Your Boots On/22 Acacia Avenue/The Number Of The Beast/Phantom Of The Opera/Hallowed Be Thy Name/Iron Maiden/Run To The Hills・死霊復活(映像版):Sanctuary・メイデン・イングランド:Still Life 別メンバーなら公式SBDがある曲・ビースト・オーバー・ハマースミス他:Prowler/Drifter・ア・リアル・デッド・ワン他:Where Eagles Dare サウンドボードが一切存在しない曲・To Tame A Land ……と、このようになっています。このツアーから黄金ラインナップが揃ったわけですが、ポイントは「あの5人」のサウンドボードがない4曲。「Prowler」「Drifter」は3rdツアーの『BEAST OVER HAMMERSMITH』になってしまいますし、「Where Eagles Dare」はエイドリアン脱退後の『A REAL DEAD ONE』までオアズケ。「To Tame A Land」に至っては、全キャリアでサウンドボードが1つもない激レア曲なのです。もっともレア曲だけなら他にも美味しいツアーはあるわけですが、それでも「“World Piece Tour”こそが史上最高」と呼ばれる由縁は、強烈なパフォーマンス。特に、本作のハマースミス公演はその象徴とも言える超名演なのです。その凄味は、1曲目「Where Eagles Dare」の冒頭から炸裂!! もう、イントロンで轟くブルース・ディッキンソンの絶叫一発で勝負アリ。とんでもない張りとテンションでブチかまし、ギャオギャオにもならず綺麗に伸びる超シャウト。思い通りに声が出る自分のノドがよほど嬉しいのか、そのままキレのある早口で畳みかけ、ラストにもう一発の爆シャウトでトドメ!! 絶好調のブルースはココまで凄い。「Where Eagles Dare」は曲超としてはミッドでじっくり押すタイプですが、この爆シャウトの高揚感は尋常じゃない。幾多の音源マニアが『死霊復活』で喜ぶファン達を横目に「Aces Highがなんぼのもんじゃ!」と嘯いていた伝説のテイクなのです。あまりの凄さに1曲だけで長くなってしまいましたが、もちろん1曲だけで終わりません。この爆テンションが最後の最後まで貫かれ、ブルースに引っぱられたバンドも絶好調。だからこそ伝説……いや、神話にまでなった超名演なのです。「まるでサウンドボード」と絶賛を集めた2大録音が最高峰を更新して2作同時リリース決です。より「サウンドボードっぽい音」という意味では『DEFINITIVE IPSWICH 1983』こそが頂点であり、天を突く爆テンションでMAIDENオーディエンスの……いや、SBD/AUDの別を超えて「MAIDENライヴアルバムの象徴」に君臨するのは本作。まさに「絶対」の2連作。「1983年5月26日ハマースミス公演」の超絶級オーディエンス録音。かつて「死霊復活以上」とさえ言われた伝説の大定番録音を「GRAF ZEPPELIN」が細密マスタリングで磨き込んだ銘品。サウンドボードとして流通した事もある超クリア&超ダイレクト・サウンドはそのままに、さらにヌケよく、力強くアップグレードしています。超絶好調ブルースのド級のシャウトも伝説となっている超名演を最高峰更新サウンドでフル体験できます。大元音源から改めて一からリマスタリング前回盤の音圧感や迫力は踏襲しつつ、反面、前回盤で散見された曲間での出過ぎたヒスノイズは抑えられたバランス重視のマスタリングです。Hammersmith Odeon, London, England 26th May 1983 TRULY PERFECT SOUND (UPGRADE) Disc 1 (52:19) 1. Theme From "Where Eagles Dare"★出だし僅かに前回盤より長い 2. Where Eagles Dare 3. Wrathchild 4. The Trooper 5. Revelations 6. Flight Of Icarus 7. Die With Your Boots On 8. 22 Acacia Avenue 9. The Number Of The Beast 10. Still Life Disc 2 (65:00) 1. MC 2. To Tame A Land 3. Guitar Solo 4. Drums Solo 5. Phantom Of The Opera ★初の曲間ノーカット収録(前回盤はクロスフェード掛かって短い) 6. Hallowed Be Thy Name 7. Iron Maiden 8. Run To The Hills 9. Sanctuary 10. Drifter 11. Prowler Bruce Dickinson - Vocal Steve Harris - Bass Dave Murray - Guitar Adrian Smith - Guitar Nicko McBrain - Drums