残念ながらヨン・クリステンセンは逝去してしまいましたが、ヤン・ガルバレク、テリエ・リピダルと共に黎明期から現在に至るまでECMレーベルの顔として活躍を続ける「北欧の4人」の一人、ノルウェーの至宝アリルド・アンデルセンのレギュラー・グループによる最新ライヴが、極上高音質収録の完全版で初登場!!現在、残念ながらヨン・クリステンセンは亡くなってしまいましたが、残る3人人は健在で相変わらず刺激的な活動を続けている。その1人であるベース/コンポーザーのアリルド・アンデルセンの、守りなど微塵も感じさせない未だに攻めの姿勢を貫く、待望の新作アルバム発表に伴い開始したヨーロッパ・ツアー(ガルバレクもツアーを開始〜最新ライヴも入荷してます!)より、スタジオ盤と同じメンバーによる最新2022年3月24日ドイツ、ジーケに於けるライヴをレーベル独自の丁寧なマスタリングを施したこれ以上ない極上高音質ステレオ・サウンドボードにてアンコールまで2時間近くに渡り完全収録した2枚組が早くも入荷しました!!黎明期のヨーロッパ・ジャズに大きな影響を及ぼし、ECMの本格運営の切っ掛けともなった"北欧 ビッグ 4"は其々がとても有能で、しかも狭い範囲での活動に留まらず非常に広範囲な視野を備えた一言でいえば何でも出来る(そのどれもが高水準)スーパーな軍団だった。それは、頭角を現した60年代後半以降から現在までの彼らの残した様々な作品を聴けば誰もが納得せざるを得ない。このアンデルセンもその高度なテクニックはもちろんのこと、オーソドックスな4ビートからフリー/アヴァンギャルド、ジャズ・ロック、キング・クリムゾンまっ青なプログレッシヴ・ロック、さらには現代音楽の分野まで、どれを取っても完璧/超一流なのです。本公演もアンデルセンらしく決して過去を回顧するような内容ではなく、マリウス・ネセット、ヘルゲ・リエン、ホーコン・ミューセット・ヨハンセンという現在のノルウェー・ジャズ最高峰に位置する優れた才能を持つアーティスト達と、一貫して新鮮で創造的な演奏を繰り広げていく様が美しく逞しい!フリーランスなアヴァンギャルドなナンバーから、ECM的な美しいバラッドなど、アンデルセンの懐の深い音楽性を惜しげもなく披露し、さらにセロニアス・モンク流ハード・バピッシュなナンバーを立て続けに演奏したり、各メンバーの卓越したソロ・インプロビゼーションが光る聴き応えのある長尺ナンバーなど、まさにアンデルセンのキャリアを集大成しながらも全く古さを感じさせない演奏は流石というよりほかない!アンデルセンの卓越したベース・プレイを筆頭に、高度なテクニックを駆使しながらメンバー全員が渾然一体となり絶妙なアンサンサンブルを構築する新しい音楽を創造している!