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Rolling Stones ローリング・ストーンズ/NY,USA 1972 Upgrade

「ロックンロール・ダイナマイト」ことローリング・ストーンズ1972年アメリカ・ツアーの横綱といえば今や「PHILADELPHIA SPECIAL」がその存在を揺るぎないものとしている感がありますが、それよりもずっと前に72年ツアーの素晴らしさを伝えてくれた名盤中の名盤が「WELCOME TO NEW YORK」。TMOQのダブが入手したPAアウトの流出ステレオ・サウンドボードを元にしたというインパクトのある音質と内容は当時のマニアに凄まじいほどの衝撃を与えましたし、これから述べるように今なお価値がまったく色褪せていない状況となっているほどの名音源なのです。後のCD時代と違い、1970年代初頭のLP時代にあって流出サウンドボードというのは極めて稀であり、「WELCOME TO NEW YORK」の音源は本当に画期的でした。それはクロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤングの「WOODEN NICKEL」に続いてロック史上における二番目の流出PAアウト・サウンドボードでもあり、なおかつどちらの音源も最初にLPでリリースされて以降、現在に至るまで元のテープ・ソースが出回っていない貴重音源であり続けているという点が共通している。そもそもPAシステムが普及したロックコンサートの創世記であり、サウンドボードの流出自体が珍しかったことを物語っていた証でもあった。そのせいで「WELCOME TO NEW YORK」サウンドボードはCD時代を迎えても古のLP落としが出され続ける結果となり、その口火を切ったのは懐かしのTSP盤でした。いま振り返ってみれば単なる盤起こしに強いノイズリダクションを施してスクラッチノイズをねじ伏せていた一方、ピッチは高いままという詰めの甘いアイテムでしかなかったのですが、1990年にはTMOQのLPを知らない世代に熱烈歓迎されたのが何とも素朴な時代でした。このTSP盤がCDバージョンのベストとして10年以上も君臨し続けていたのは大きな驚きでしたが、21世紀を迎えるとVGPやDACといったストーンズ・スペシャリストがそれぞれに元のLPに遡った新世代リリースを敢行。それと同時にLPでしか聞けないパート以外は音質イマイチなオーディエンス録音でしか聞かれないという現実を突きつけられたものです。先のようにLPの元テープが発掘される気配がまったくないことから、他の演奏曲をそれと同じような高音質で聞くという望みは残念ながら皆無に等しいかと。その後ヨーロッパ製デジパック&青ジャケなんていうのも現れましたが、それすら10年前のリリースですし、先に挙げたアイテム群などはどれもさらに昔のリリース。そこで今回はGraff Zeppelinが改めてTMOQオリジナルLPからのCD化に挑戦。もちろん「Midnight Rambler」で生じるカットやノイズに手に加えるような小細工は一切なしで。結果から言うと、過去のリリース群と比べてその差は歴然。よりナチュラルでオリジナルのLPの質感を生かした状態となっており、それでいて非常にすっきりと質感が大きな魅力となっています。ヘッドフォンで聞けばさらに違いを実感してもらえるはずで、右側でうっすらと聞こえた低周波ノイズが一掃されてさらに聞きやすく。そしてサウンドボードで捉えられていないパートに関しては過去のリリース同様、二種類のモノラル・オーディエンス録音に頼らなければならない訳ですが、ライブ前半に用いられた「recorder 2」に関しては頻発する回転ヨレをGraff Zeppelinが緻密にアジャストするという面目躍如。その違いは「Gimme Shelter」のイントロで聞き比べれば一目瞭然。今まではビンテージ・オーディエンスだから仕方がない…と思っていたマニアを驚かせる仕上がりです。一方ライブ終盤に用いられる「recorder 1」はビンテージどころか絵に描いたような荒くれオーディエンスで曲のディティールを掴むのも難しい。そこで今回はサウンドボードが途切れる「Jumping Jack Flash」終盤と「Street Fighting Man」までの採用とし、これによってCD一枚に収まる尺でまとめた上、問題の荒くれ加減も最新技術にて緩和させてて既発盤よりは確実に聞きやすくなっています。そして演奏の方は昔からの定評通り、ミックの誕生日かつツアー最終日ということもあってロックンロール・ダイナマイトが大爆発。その様を克明に捉えたステレオ・サウンドボードということでもTMOQ盤の価値は色褪せていません。それに「フィラスぺ」から一か月が経過したということもあり、本当に演奏は盤石。この演奏内容もまた名盤と呼ばれる所以だった訳ですが、そうした中でもメンバー紹介からキースがイントロを弾き始める瞬間がカッコよすぎる「Bye Bye Johnny」はこのテイクがベストだと信じているマニアが少なくないのでは。今回はすっきりナチュラルな音質でこの名演中の名演をじっくりと味わっていただけます。一方オーディエンス録音パート、特に「recorder 2」の方は粗いなりに演奏のディティールが伝わってくる録音状態ですので、こちらからもツアー最終日らしい気合の入った演奏ぶりがちゃんと伝わってくれる(だからこそサウンドボードで聞きたくなる訳ですが…)。中でも「Gimme Shelter」はテイラーのギターソロがキレッキレ。あの名演の誉れ高き「フィラスぺ」のバージョンをも凌がんばかりのフレーズがまたツアー最終日ならでは。こうしてメインのサウンドボードTMOQパートはもちろん、それを補うオーディエンス録音もセンスでオーバーホールされた名音源&名演の最新決定版にて登場します!(リマスター・メモ)★序盤のAud Rec2は3曲目付近以降から顕著となるテープの微小なヨレ(ピッチ揺れ)を初めて補正。曲間やギミシェルタのイントロなどで既発との違いは分かりやすいです。★SBパートは全ての既発同様アナログ盤起こしがベース。位相の修正と、低周波ノイズ(ハムノイズ)除去がなされスッキリしてます ★Jumping 終盤からAud Rec1をリマスター(EQで粗さを低減)のうえ補填。Live at Madison Square Garden, New York, NY, USA 26th July 1972(UPGRADE) (77:10) 01. Introduction 02. Brown Sugar 03. Bitch 04. Rocks Off 05. Gimme Shelter 06. Happy 07. Tumbling Dice 08. Love In Vain 09. Sweet Virginia 10. You Can't Always Get What You Want 11. All Down The Line 12. Midnight Rambler ★11:34付近ドロップダウンそのまま 13. Band Introductions 14. Bye Bye Johnny 15. Rip This Joint 16. Jumping Jack Flash ★3:15以降Aud Rec1 17. Street Fighting Man ★Aud Rec1 /フェードアウト最後 Tr. 1-7 Aud Rec2 Tr. 8-16途中 SB Tr. 16途中-17 Aud Rec1

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