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数々の大物アーティストがライブ活動を再開させる中、スティーヴィー・ニックスもフリートウッド・マックに先駆けてソロでツアーを敢行。5月から始まったライブ活動は6月におなじみボナルー・フェスティバルへの出演も果たしています。そもそも同フェス自体がコロナ禍で初の開催となってまして、2020年は当然ながら中止。本来なら昨年の9月に開催されるはずだったのですが、それも不幸なことにハリケーンからの洪水に見舞われて中止の憂き目に。よって今回がコロナ禍で初めてのフェス開催となったのでした。彼女のライブ音源と言えばマイク・ミラードによる1989年の極上音源「COSTA MESA 1989: MIKE MILLARD MASTER TAPES」の記憶も新しいところですが、その時と同じようにオープニングは「Outside the Rain」からの「Dreams」という王道パターンで幕を開け、なおかつバックバンドの演奏も原曲に素直なアレンジに徹していますので、まるで彼女のソロキャリアの絶頂にあった80年代そのままなライブかと、いい意味で錯覚してしまいそうな演奏がマニアには嬉しいところ。おまけに彼女の衰えるところを知らない歌声がまた絶頂期と何ら遜色のないのだからお見事だというほかはありません。また今回のツアーは今のところフリートウッド・マックとして最後のツアーとなっている2018年から2019年のステージで垣間見せていたトム・ペティ追悼モードを引き継いでおり、その時に歌われていた彼の「Free Fallin'」をアンコール一曲目に配置。それ以上にペティとニックスと言えば欠かせない「Stop Dragging My Heart Around」を配置するなど、マックとは違うソロ・ステージだからこそのペティ追悼モードをさらに推し進めているのです。その上で彼女のソロキャリアの代表曲をズラリと並べてみせた自信のセットリスト。最後をZEPの「Rock And Roll」で締めくくるおなじみのパターンまで復活。そして今回のオーディエンス録音はiPhoneのアプリを用いて収録されたということもあって音の広がりはそれほどでもありません。それでもなお彼女の歌声やバックの演奏は驚くほど近くに捉えられており、非常に骨太でなおかつアナログチックな感触も感じさせる独特な聞き心地。これがまた今回のステージのバンドサウンドとイイ感じにマッチしている。音の広がりを欠いた分、ソリッドな音質ということからスピーカーで鳴らした方が俄然楽しめる音質なのですが、そこに加えて絶頂期そのままのステージングが合わさり、これまたいい意味で2022年とは思えないようなスティーヴィー・ニックスのソロ感が全開な最新ステージが楽しめる最新音源のリリースと相成りました。まったく衰えていない彼女の歌声を是非お楽しみください。Bonnaroo Music and Arts Festival, Manchester, TN, USA 19th June 2022 PERFECT SOUND Disc 1(39:38) 1. Outside the Rain 2. Dreams 3. If Anyone Falls 4. MC 5. Stop Dragging My Heart Around 6. Enchanted 7. Wild Heart 8. Bella Donna 9. MC 10. Gypsy 11. Landslide Disc 2(55:41) 1. MC 2. Soldier's Angel 3. Stand Back 4. Gold Dust Woman 5. MC 6. Crying In the Night 7. Edge of Seventeen 8. Free Fallin' 9. Rhianna 10. Rock and Roll

拡大表示	Stevie Nicks スティーヴィー・ニックス/TN,USA 2022 販売期間: 価格: 1,940円 (税込) 購入数: 個 在庫 在庫あり 返品についての詳細はこちら この商品について問い合わせる