ライヴでこそ本領を発揮するPMG初のライヴ・アルバム「トラヴェルズ」のために公式にレコーディングしていた1982年7月〜11月にかけてのツアーより新たに発掘されたニュー・マスターから、カンザスシティ公演を極上高音質ステレオ・サウンドボードにて完全収録した2枚組が登場!!!ベーシストがマーク・イーガンからスティーヴ・ロドビーに代わり、ブラジルが生んだ天才パーカッショニストのナナ・ヴァスコンセロスが参加した、パット・メセニー・グループ3作目となる「オフランプ」リリースに伴い行われた実に80公演に及ぶ全米ツアーより7〜10月のライヴより編集されたPMG初のライヴ・アルバム「トラヴェルズ」はグラミー賞を受賞した人気の名盤として親しまれていますが、収録時間の関係でその一端のみが収められていたにとどまり今となっては消化不良の感は否めません。ここにその溜飲を下げる怒涛のツアーの全貌が聴ける、80公演に及んだ1982年ツアーから7月29日カンザスシティ・ミッドランド・ミュージック・ホール公演を、最近発掘された各楽器のバランスも抜群で其々の楽器がクッキリと捉えられた極上高音質ステレオ・サウンドボード・マスターにレーベル独自の丁寧なリマスターを施し、アンコールまで2時間以上に渡り完全収録した2枚組が入荷しました!この1982年ツアーは、アルバム「トラヴェルズ」には全11曲のみが収録されていましたが、実際は本作で聴けるように1ステージ2時間半に渡り18曲前後のパフォーマンスを繰り広げており、「トラヴェルズ」には未収録だった「ジェームス」「ハートランド」「ジャコ」「アメリカン・ガレージ」他、メセニーのソロ・コーナーや終盤のナナのソロも完全に収録され、また「トラヴェルズ」では当時演奏された曲順もバラバラでしたが当然当日の演奏通りに収められています。都合80公演超に及んだ1982年ツアーですが、今では"ソールド・アウト・ツアー"といわれ伝説化している全ての公演が予約の段階で売り切れだったというからその人気は絶大だったのでしょう。その大反響に応えるように自然とPMGも熱の入った熱いステージングを展開しており、メセニーのギブソン・セミアコ、イバニーズ12弦ギター、ギルド・アコースティック・ギター、ローランド・ギター・シンセからコンピューターインストのシンクラヴィア等を駆使したクリエイティヴなプレイを中心に、特別にフューチャーされたナナやPMGサウンドの核となるメイズ、ロドビー、ダン・ゴットリーヴら各メンバーもベストなプレイをしており、グループ一丸となった気合の入った演奏に圧倒されます。さらに80公演をこなし培ったバンド・アンサンブルも最終段階に入り、まるでスタジオ録音のように完璧な演奏となっており聴き応え満点の素晴らしいパフォーマンスとなっています!この時のツアーが評価され、グラミー賞「ベスト・ジャズ・フュージョン・パフォーマンス賞」を受賞し、スタジオ録音作品以上にライヴ・バンドとしての評価を決定的にした、最も勢いのあったPMGの名演奏がここに!!!