創始者ウド・ダークシュナイダーと9年ぶりの再結成を果たし、ツインギター編成で日本に戻ってきた2005年のACCEPT。その超極上オリジナル録音が登場です。そんな本作に吹き込まれているのは「2005年7月30日SHIBUYA-AX公演」。その超絶級オーディエンス録音です。2005年の再結成は、様々な点で90年代とは異なっていました。まず、ハーマン・フランクを呼び戻しての5人編成であったこと、作品作りは行わないツアーだけのプロジェクトであったこと、そしてU.D.O.も存続しており、同時平行でもありました。良い機会でもありますので、その活動概要を振り返ってみましょう。・2月19日:ベーブリンゲン公演*4月25日ー29日:東欧(3公演)*5月15日:Rock Hard Festival出演*6月4日ー12日:欧州#1(3公演)・6月24日:Bang Your Head出演*6月25日ー7月17日:欧州#2(4公演)*7月29日ー8月2日:日本(4公演)←★ココ★*8月6日ー27日:欧州#3(5公演)《9月30日:U.D.O.『MISSION NO. X』発売》・12月17日:ベルリン公演※注:「*」印はACCEPTとしてのショウ、「・」印はU.D.O.のステージ。 これが2005年のACCEPT/U.D.O.。ACCEPTの欧州ツアーは数公演ずつの細切れで、日本もその中に組み込まれる形式でした。U.D.O.のライヴは3回だけだったものの、平行してアルバム『MISSION NO. X』を制作していました。また、6月24日の“Bang Your Head”出演はU.D.O.でしたが、翌6月25日の“Graspop Metal Meeting”はACCEPTとしての出演。まさに混在の1年でもあったわけです。では、9年ぶりの来日日程にズームしてみましょう。 ・7月29日:SHIBUYA-AX・7月30日:SHIBUYA-AX ←★本作★ ・7月31日:なんばhatch・8月2日:DIAMOND HALL 以上、全4公演。東名阪をコンパクトに巡るスタイルであり、本作はその2公演目にあたるコンサートでした。 そんなショウを真空パックした本作は、まさに極上! 独自ルートでもたらされたオリジナルのDATマスターから流れ出てきたのは、極太/ゼロ距離なド密着サウンド。リアルな現場の熱狂も吸い込んではいるのですが、肝心要の演奏音は「まるでサウンドボード」そのもの。SHIBUYA-AXですから間違いなく屋内なのですが、ヘッドフォンで耳を澄ましてもホール鳴り成分が感じられず、野外フェスのように反響なし。それでいてすべての楽器が目の前感覚でして、ウドのヴォーカルは息づかいレベルですし、ドラムの一打一打にも皮の振動が感じるほど。もちろんセパレート感も抜群で、ツイン・ギターも絡み合っても混じり合わず、重低音コーラスもぶ厚いけれど1人ひとりの声がちゃんと感じられる。17年前の録音ではあるものの、2022年の現代でもそうそうない。それこそ「2005年ACCEPTの公式代わり」を務める超絶級ライヴアルバムなのです。そんなオフィシャル級サウンドで描かれるのは、黄金の80年代が鮮やかに甦るフルショウ。90年代とは違って新曲がないため、純度100%のグレイテスト・ヒッツなのです。その濃厚ぶりを実感していただく為にも、ここでセット内容を整理しておきましょう。ボールズ・トゥ・ザ・ウォール(6曲)・London Leatherboys/Winter Dreams(★)/Head Over Heels(★)/Turn Me On(★)/Love Child(★)/Balls To The Wall レストレス・アンド・ワイルド(5曲)・Flash Rockin' Man/Neon Nights/Restless And Wild/Fast As A Shark/Princess Of The Dawn その他(9曲)・ブレイカー:Starlight/Breaker/Son Of A Bitch/Burning・メタル・ハート:Living For Tonite/Metal Heart/Up To The Limit・ロシアン・ルーレット:T.V. War(★)/Monsterman ※注:「★」印は再結成時代の2大名盤『NAGOYA 1996: DAT MASTER』『NAGOYA 1993: DAT MASTER』を合わせても聴けなかった曲。……と、このようになっています。当店では90年代の来日アルバム『NAGOYA 1996: DAT MASTER』『NAGOYA 1993: DAT MASTER』もご紹介しておりますが、そのどちらでも聴けなかった名曲がたっぷり。特に「Winter Dreams」「Turn Me On」「T.V. War」は初来日の公式名盤『STAYING A LIFE』にもない曲であり、究極的な「黄金時代の集大成」を体現しているのです。『RUSSIAN ROULETTE』ナンバーまで盛り込んだグレイテスト・ヒッツをウドの声とツイン・ハーモニーで綴っていた2005年のACCEPT。本作は、そのフルショウをオフィシャル級の超絶サウンドで味わえる決定盤です。まさしく「2005年版のSTAYING A LIFE」……いえ、それ以上に極めつけなキャリア最高峰のライヴアルバム。創始者ウドを含むリユニオン来日「2005年7月30日SHIBUYA-AX公演」の超絶級オーディエンス録音。独自ルートでもたらされたオリジナルDATマスターで、極太/ゼロ距離なド密着サウンド。すべての楽器が目の前感覚な「まるでサウンドボード」そのもので、ウドのヴォーカルは息づかいレベルですし、ドラムの一打一打にも皮の振動が感じるほど。80年代の名曲100%の究極グレイテスト・ヒッツをウドのヴォーカルとツイン・ハーモニーで綴ってくれるキャリア最高峰のライヴアルバムです。Live at Shibuya-AX, Tokyo, Japan 30th July 2005 ULTIMATE SOUND(from Original Masters) Disc 1 (64:31) 1. Intro 2. Starlight 3. Living for Tonite 4. London Leatherboys 5. Metal Heart 6. Up to the Limit 7. Winterdreams 8. Flash Rockin' Man 9. Breaker 10. Head Over Heels 11. Neon Nights 12. Guitar Solo 13. Restless and Wild 14. Son of a Bitch Disc 2 (49:19) 1. Turn Me On 2. T.V. War 3. Monsterman 4. Love Child 5. Fast as a Shark 6. Princess of the Dawn 7. Burning 8. Balls to the Wall Udo Dirkschneider - vocals Wolf Hoffmann - guitar Herman Frank - guitar Peter Baltes - bass Stefan Schwarzmann - drums