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Steely Dan スティーリー・ダン/ガウチョ Gaucho Original US Mobile Fidelity Sound Lab

人気の“モービル・フィディリティ”のCD復刻シリーズ。その最新弾がリリース決定です。アナログ・マスター専門メーカーの“モービル・フィデリティ・サウンド・ラボ(MFSL)”と言えば、世界のオーディオ・マニア達が絶大な支持を寄せる信頼のブランド。音の匠が情熱の限りを込め、大名盤の数々をマスター・テープからデジタル化していきました。そんなシリーズの中で、本作に収められているのは1991年にリリースされたCD『UDCD 545』。膨大な時間と制作費が注ぎ込まれた名作『GAUCHO』です。マスターテープ・サウンドを最重視したモービル・フィディリティアナログ作品のCD化が最盛期を迎えた90年代には高音質CDが数多く登場しましたが、その中でもMFSLは別格でした。他の高音質CDは新技術によって圧縮の違和感を減らしたり、素材で読み取りエラーを減らしたりといった「デジタル劣化を抑える」発想のもの。それに対してMFSLのポリシーは「マスターテープに刻まれた音を忠実に再現し、余分なものを足したりしないこと」。磁気テープから音を引き出す段階にも目を向けた独自の“ハーフスピードマスタリング”技術を開発するなど、“アナログ録音された音そのもの”を最重視にしているのです。そんなMFSLは1987年からレコード会社からオリジナルのマスターテープを借り受け、数々の名盤を1本1本緻密にデジタル化。マスターテープの音をCDに移し替えていく“Ultradisc”シリーズをリリースして行きました。現在はSACDやLPの分野にも進出していますが、本作は90年代の前半期にCD化していたというのもポイント。磁気テープのマスターは経年劣化に弱く、時間が経てば立つほど録音当時の音が失われていく。テープが歪んだり張り付いたりといったケースもありますが、たとえ精密に保管されていたとしても磁気の消失までは防げない。現在では、マスターテープそのものより物理的な溝で記録するLPの方が音が良かった……などという事態も起こりつつあるのです。その点においても“Ultradisc”シリーズは偉業だった。CDの普及期にあった80年代から始められており、高音質を謳う新技術CDの登場よりも早くにマスターテープの音をデジタルに残したのです。「かくあるべし」イメージに毒されていない素の『GAUCHO』そうして“録音から11年”時点のマスター・サウンドを伝えてくれるのが、本作の『GAUCHO』。そのサウンドは、まさにオリジナル。製作された当時の意匠がものの見事にスピーカーから流れ出るのです。現行リマスターCDとの違いは冒頭でいきなりハッキリと分かる。1曲目「Babylon Sisters」は鮮やかなドラムに導かれて様々な楽器が絡み合い、ファンタジックな音空間を作り上げていく。そのイメージに間違いはないものの、現行CDはその印象に囚われすぎている。そもそも被せられたエコー感がさらに厚くされて半ば風呂場状態ですし、ドラムはその鳴りを突き破るように一打一打が突出している。これはもう、ディフォルメの域。マスター・テープを再現した本作でも確かに曲イメージ像は同じなのですが、こんなにわざとらしくない。楽器1つひとつが違和感なくなり、互いの音に反応する呼吸感がしっかりと感じられるのです。現行リマスターCDは「Babylon Sisters」そのものを聴いていると言うより、「こういう曲のはず」という先入観を聞かされている感じなのです。そして、その先入観は単曲だけの話ではない。2曲目「Hey Nineteen」になると一転してタイトなビートが引っぱっていく曲になりますが、現行リマスターCDはその変化が激しすぎる。さっきまでの風呂場エコーが一気に拭い去られ、打音ピークが一発一発打ち込まれるように強調されている。やや誇張して言いますと、まったく違うバンドのCDが突然再生されたような変化です。この点でも本作は自然。もちろん、曲想は「Babylon Sisters」から様変わりはしますが、同じバンドが演奏している感覚は微塵も変化せず、1つの作品としての起伏が「流れ」を生み出しているのです。これもまた現行CDが「Hey Nineteenかくあるべし」のイメージに流された結果なのでしょう。リマスターCDはすでに細部まで有名になった時代の産物であり、「こういう曲だったよね」「ここでガン!と来なくちゃね」というエンジニアの押しつけで塗り替えられている。ところが本作には、そうした意識がまるでなく、1曲にしろアルバム全体にしろリスナーに初めて紹介するような発表当時の感覚そのままに描かれていくのです。“モービル・フィディリティ”によるCDだからこそ現代まで保持し得た大名盤のマスター・サウンド。今になって現物を手に入れようと思っても、元々が少数限定生産なために困難。その美麗サウンドを1人でも多くの方に触れていただくためのリリース。高音質CDレーベル「モービル・フィディリティ」盤の『ガウチョ』がリリース。後から生まれた「かくあるべし」イメージで改変された現行リマスターCDとは違い、本来のナチュラル感そのままの最高サウンド盤です。Taken from the original US Mobile Fidelity Sound Lab CD(UDCD 545) Ultradisc II CD from Mobile Fidelity Sound Lab "Original Master Recording" Collection (38:15) 1. Babylon Sisters 2. Hey Nineteen 3. Glamour Profession 4. Gaucho 5. Time Out Of Mind 6. My Rival 7. Third World Man

Steely Dan スティーリー・ダン/ガウチョ Gaucho Original US Mobile Fidelity Sound Lab

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