スティーリー・ダンへの参加や素晴らしいソロ・アルバムをリリースしているラリー・カールトンのギターが冴え渡たるザ・クルセーダーズ初期の名演73年のシアトル公演を最も良いマスターから作った素晴らしいサウンドボード録音で収録。72年は充実したアルバムを3つもリリースしジャズ・クロスオーバーにおいての知名度が大きく向上した時期。トロンボーンのウェイン・ヘンダーソンもおり、これがオリジナルのザ・クルセイダーズの代表的ライブとなっております。アヴェレージ・ホワイト・バンドもプレイするPut It Where You Want Itのオリジナルのプレイ、キャロル・キングのカバーSo Far Awayも素晴らしいとしか言えないものとなっています。そして映像では発掘されていないミッドナイト・スペシャルでのライブ、更にジャズの聖地、ニューオリンズで行われたHeritage Jazz Festivalの77年のライブをステレオサウンドボードにて収録したタイトル。77年は冒頭のKeep The Same Old Feelingがまず最高で、ウェイン・ヘンダーソン作、名盤76年の南から来た十字軍収録の名曲をステレオ・サウンドボードで聴ける喜びは格別です。時期的にヘンダーソンはその76年のアルバムで脱退してしまっているので演奏には参加していませんが、ボーカル曲が故にダンクラ化していて、そのライブ・バージョンもやはり素晴らしいものとなっています。トロンボーンとサックス、二つの管の内、トロンボーンのヘンダーソンが抜けたことは大危機であったわけですが、アルバムFree As The Windからの名曲Sweet 'n' Sourを聴いて頂ければわかると思いますが、ウィルトン・フェルダーが面目躍如とばかりに最高フレーズを吹きまくっています。ビリー・ロジャーズと半ばユニゾンとなって突き進む展開も鳥肌モノです。Disc 1 1.introduction 2.Put It Where You Want It 3.Watts Happening 4.Message from the Inner City 5.Treat Me Like You Treat Yourself 6.Eleanor Rigby 7.Young Rabbits > drum solo 8.Don't Let It Get You Down 9.So Far Away Live at Hec Edmundson Pavillion,Seattle, Washington, Spring 1973 Disc 2 1.Put It Where You Want It 2.Don't Let Get You Down Live from Midnight Special 1973 Joe Sample - Keyboards Wilton Felder - Sax Wayne Henderson - Trombone Larry Carlton - Guitar Rupert Hughes - Bass Stix Hooper - Drums 3.Keep That Same Old Feeling 4.When There's Love Around 5.Sweet 'n' Sour 6.Brazos River Breakdown 7.Hard Times Live at Heritage Jazz Festival, New Orleans, LA, April 19, 1977 Joe Sample - Keyboards Wilton Felder - Sax Billy Rodgers - Guitar Robert Popswell - Bass Stix Hooper - Drums