まさかのストリングス共演が実現した2022年の来日公演。各所で絶賛を呼んでいるシンフォニックなショウを極上体験できる最新ライヴアルバムが2作同時リリ?ス決定です!本作は2作同時リリースの第二弾。「2022年9月18日:クラブチッタ川崎」公演の超絶級オーディエンス録音です。今回の来日は、クラブチッタでの2公演のみ。本作は、その最終日の一部始終を真空パックしたライヴアルバムなのです。また、今回の2作品は姉妹作でもある。記録したのは、当店でお馴染みの“西日本最強テーパー”氏。つまり、同会場・同機材・同録音家の統一感で来日2公演を丸ごとフル体験できてしまうのです。そんな本作のサウンドは、画に描いたような超極上。姉妹作『KAWASAKI 2022 1ST NIGHT』の解説でも触れましたが、“最強”氏はHR/HMと並んでプログレッシヴ・ロックを特異としており、プログレ来日のメッカであるクラブチッタ川崎も当然お馴染み。さらにCARAVANは3年前の『KAWASAKI 2019』で攻略しておりますし、今回は同会場の2日目。悪くなる要素が何もない万全の体制で臨んでいるのです。当然、本作のサウンドはその期待通り……ではなく、それ以上。姉妹作『KAWASAKI 2022 1ST NIGHT』のド密着感を「まるでオフィシャル」と書きましたが、本作はさらに超越してきたのです! これは……どう表現した良いものか……。ギターのピッキング、シンセのエッジ、ヴォーカルの息づかい……すべてのエッジがキリッと切り立っており、ヘッドフォンで耳を澄ませても大気の存在を感じられない。『1ST NIGHT』が目の前感覚だとしたら、本作はメンバーと一緒にステージに上がっているような没入感。ゼロ距離どころか、バンドが脳内にズカズカと上がり込んでくるようなシンクロ感なのです。この要因は恐らく……と言いますか、絶対にポジションでしょう。姉妹作『1ST NIGHT』は10列付近だったそうですが、本作はグッと近づいた5列目。もちろん前すぎると音が回り込んでしまう恐れもあるわけですが、5列目はそこまでではなく、そもそも名匠“最強”氏がそんな初歩的なミスを犯すわけがない。PAとの距離/方向もキッチリと計算した上で捉えたサウンドは、まさしく「コレでサウンドボードじゃないの?」。『1ST NIGHT』が鳴りの降り注ぎ感まで整ったオフィシャル級とするなら、本作は演奏音と一体になるシンクロ感に突出した「卓直結サウンドボード級」なのです。そんな異次元サウンドで描かれるのは、『1ST NIGHT』と似て非なるフルショウ。姉妹作と同じ形式でまとめ直しておきましょう。DISC 1:通常セット(第一部)・70年代:Memory Lain, Hugh/Headloss/In the Land of Grey and Pink/Golf Girl/Winter Wine/Nightmare・近年曲:Ready or Not(★)/Better Days Are to Come/It's None of Your Business(★)DISC 2:ストリングス共演(第二部)・70年代:For Richard/The Love in Your Eye/A Hunting We Shall Go DISC 3:通常セット(第三部+アンコール)・70年代:The Dog, the Dog, He's at It Again/Nine Feet Underground・近年曲:Smoking Gun (Right for Me)/Every Precious Little Thing(★)/I'm on My Way(*)※注:「★」印は3年前の『KAWASAKI 2019』で、「*」印は同時リリースの翌日作『KAWASAKI 2022 1ST NIGHT』で聴けない曲。 ……と、このようになっています。『1ST NIGHT』との違いはラストのアンコール。前日はクラシックスの「If I Could Do It All Over Again, I'd Do It All Over You」で締めましたが、本作は『PARADISE FILTER』の「I'm on My Way」でフィニッシュしています。それ以上に重要なのは、演奏そのもの。マーク・ウォーカーのビートは若々しくタイトでアグレッシブですし、昨年から相棒を務めているベースのリー・ポメロイはELOやYE feat. ARW、スティーブ・ハケットとの活動でも知られる歴戦の名手。今が旬の現役バリバリな演奏は文句の付けようがなく、ショウをグイグイと引っぱる。その上に乗るのがアンサンブルの要となるジェフリー・リチャードソンやヤン・シェルハース。彼らも若返ったかのように素晴らしい演奏を聴かせてくれる。そして何より、パイ・ヘイスティングス。事前に「今回が(私の)最後の来日になるだろう」と語っており、その想いの丈が籠もったような滋味深いギターと歌声を響かせているのです。3年前の前回来日も14年ぶりの奇跡でしたが、今回は輪をかけて大感動を呼ぶ素晴らしいステージでした。本作は、その最終公演を「卓直結サウンドボード級」という信じがたいサウンドでフル体験できる3枚組なのです。本作自体が日本の誇る御長く作品の名作ですし、前日作『KAWASAKI 2022 1ST NIGHT』と併せれば、来日全体をフル体験できる。もっと言えば、『KAWASAKI 2019』とも併せれば、18年間のライヴ・イン・ジャパンを同会場・同録音家コレクションでコンプリートできるのです。超極上オーディエンス録音だけが可能にする愉しみに溢れた、絶世の三姉妹作。「2022年9月18日クラブチッタ川崎」公演の超絶級オーディエンス録音。名匠“西日本最強テーパー”氏による最新作で、5列目という間近席で捉えたサウンドは「まるで卓直結SBD」級。オフィシャル作品級という前日の姉妹作『1ST NIGHT』よりも、さらにダイレクト感が強烈。各所で絶賛を巻き起こしているストリングス共演コンサートを超極上体験できます。Live at CLUB CITTA', Kawasaki, Japan 18th September 2022 ULTIMATE SOUND(from Original Masters) Disc 1 (64:04) 1. Intro 2. Memory Lain, Hugh / Headloss 3. In the Land of Grey and Pink 4. Golf Girl 5. Ready or Not 6. Better Days Are to Come 7. Winter Wine 8. Nightmare 9. It's None of Your Business Disc 2 (35:27) With Strings Section 1. For Richard 2. The Love in Your Eye 3. A Hunting We Shall Go Disc 3 (49:08) 1. Band Introductions 2. The Dog, the Dog, He's at It Again 3. Smoking Gun (Right for Me) 4. Every Precious Little Thing 5. Nine Feet Underground 6. I'm on My Way Pye Hastings - guitar, vocals Geoffrey Richardson - guitar, viola, violin Jan Schelhaas - keyboards Mark Walker - drums, percussion Lee Pomeroy - bass