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Iron Maiden アイアン・メイデン/Brazil 2013

21世紀に『第七の予言』時代を甦らせた至福のツアー“MAIDEN ENGLAND World Tour 2012-2014”。来日が実現しなかった現場をフル体験できるライヴアルバムが登場です。そんな本作に吹き込まれているのは「2013年9月20日サンパウロ公演」。その一部始終を真空パックした極上オーディエンス録音です。“MAIDEN ENGLAND Tour”と言えば、MAIDENには珍しく足かけ3年に及ぶ長期プロジェクトでしたし、その最中にはセット・リストの変更もありました。良い機会でもありますので、ワールド・ツアーの全体像からおさらいしてみましょう。2012年・6月21日ー8月18日:北米#1(34公演)2013年・5月27日ー8月4日:欧州#1(32公演)・9月3日ー17日:北米#2(8公演)・9月20日ー10月2日:南米(6公演)←★ココ★ 2014年《セット変更》・5月27日ー7月5日:欧州#2(20公演)←※ROCK AM RING 2014 これが2012年ー2014年のIRON MAIDEN。普段は年が改まるタイミングでセットを変更するのですが、“MAIDEN ENGLAND Tour”の場合は2012年/2013年で共通。最後の「欧州#2」だけセットを変更していました。また、セット変更前/後の代表作にはそれぞれ極上フル・プロショットがあり、当店でも『ROCK IN RIO 2013』『ROCK AM RING 2014』も大定番として君臨しています。本作のサンパウロ公演は、その『ROCK IN RIO 2013』の2日前。「南米」レッグの初日にあたるコンサートでした。そんな現場で記録された本作は、まさに極上。開演前の「Doctor Doctor」で音揺れを起こして不安になるのですが、どうやらここで機材セッティングの微調整を行っていた模様。開演までには安定するだけでなく、実際に始まるといきなり極上サウンドできっちりと録音されているのです。そして、そのサウンドたるや超クリア&タイト。どうやら会場は野外らしく、ヘッドフォンで耳を澄ませても反響成分がまるで感じられない。PAから吐き出されたサウンドをダイレクトに拾っており、芯は距離感もなく鮮やかに届き、ディテールも超鮮明。曲間の熱狂や音色的にオーディエンスだとは分かるものの、『ROCK IN RIO 2013』の極上サウンドボード音声と並べて聴いても一歩も譲らない凄まじいサウンドなのです。その超クリア・サウンドで描かれるのは、全盛期の名曲群が押し寄せる“MAIDEN ENGLAND Tour”のフルショウ。ざっくばらんに言ってセットは『ROCK IN RIO 2013』と同一。ここではセット変更後の『ROCK AM RING 2014』と比較して整理しておきましょう。第七の予言(5曲)・Moonchild/Can I Play With Madness/Seventh Son Of A Seventh Son/The Clairvoyant(★)/The Evil That Man Do その他(12曲)・鋼鉄の処女:Phantom Of The Opera/Iron Maiden/Running Free(★)・魔力の刻印:The Prisioner/The Number Of The Beast/Run To The Hills・その他:The Trooper/2 Minutes To Midnight/Aces High/Wasted Years/Afraid To Shoot Strangers(★)/Fear Of The Dark ※注:「★」印はツアー終盤(2014年)では演奏しなかった曲。……と、このようになっています。「Running Free」「The Clairvoyant」は定番ですが、レアなのは「Afraid To Shoot Strangers」。『フィア・オブ・ザ・ダーク』の名曲ですが、実はブルース・ディッキンソン復帰後は演奏してこなかった。しかも、セット変更後は落ちてしまいましたし、その後も一切演奏していない。6人編成版のぶ厚い「Afraid To Shoot Strangers」は後にも先にも、2012年/2013年でしか聴けないのです。思えば、80年代の“SEVENTH TOUR OF A SEVENTH TOUR”でも来日公演は行われず、復刻の“MAIDEN ENGLAND Tour”でも実現しませんでした。私たちは、素晴らしき『第七の予言』の世界を体験できなかったのです。数々のプロショットでショウを知っている気でいますが、真の意味での現場は知らない。本作は、その「体験」を極上クオリティで味わわせてくれるライヴアルバムなのです。もちろん、入門には歴史的な傑作プロショットこそが重要ではあるものの、本作は「その次」に最適の1本。「2013年9月20日サンパウロ公演」の極上オーディエンス録音。どうやら会場は野外らしく、反響成分ゼロのサウンドは超クリア&超タイト。2日後の『ROCK IN RIO 2013』の極上サウンドボード音声と並べて聴いても一歩も譲らない凄まじさです。6人編成版「Afraid To Shoot Strangers」も激レアですが、それ以上に名曲しかない“MAIDEN ENGLAND Tour”のセットが超強力。来日が実現しなかった『第七の予言』の世界を極上フル体験できます。Anhembi Arena, Sao Paulo, Brasil 20th Septepmber 2013 TRULY PERFECT SOUND Disc 1(61:59) 1. Doctor Doctor 2. Intro 3. Moonchild 4. Can I Play With Madness 5. The Prisioner 6. 2 Minutes To Midnight 7. Afraid To Shoot Strangers 8. The Trooper 9. The Number Of The Beast 10. Phantom Of The Opera 11. Run To The Hills 12. Wasted Years Disc 2(49:51) 1. Seventh Son Of A Seventh Son 2. The Clairvoyant 3. Fear Of The Dark 4. Iron Maiden 5. Churchill's Speech / Aces High 5. The Evil That Man Do 6. Running Free Bruce Dickinson - Vocals Adrian Smith - Guitar Dave Murray - Guitar Janick Gers - Guitar Steve Harris - Bass Nicko McBrain - Drums

Iron Maiden アイアン・メイデン/Brazil 2013

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