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Deep Purple ディープ・パープル/London,UK 1974 2Versions Directly Copied from BBC Transcription

その伝説放送が記録されたのは「1974年5月22日キルバーン公演」。名門BBCの名物番組“In Concert”で放送されたステレオ・サウンドボード録音です。前述の通り、この音源は『LIVE IN LONDON』として作品化されており、2007年は完全版も登場しました。本作も同じショウではあるものの、それら商品化されたバージョンではなく、大元の放送版。入手不可と言われたBBCトランスクリプション・ディスクの現物からダイレクトにデジタル化された銘品中の銘品なのです。その気になるサウンドの前に、まずはショウのポジション。何しろ本作は歴史に名高い第III期の象徴サウンドボード。良い機会でもありますので、3大(?)ライヴアルバムをまとめて活動全景で振り返ってみましょう。1973年《9月:第III期始動→11月『紫の炎』完成》・12月9日ー17日:欧州#1(5公演)1974年・1月20日ー26日:欧州#2(5公演)《2月15日『紫の炎』発売》・3月3日ー4月9日:北米#1(28公演)←※CALIFORNIA 74・4月18日ー6月27日:英国(25公演)←★ココ★・8月24日ー30日:北米#2(4公演)《9月『嵐の使者』完成》・9月18日ー28日:欧州#3(9公演)《11月8日『嵐の使者』発売》・11月13日ー12月17日:北米#3(19公演)1975年・1月25日:メルボルン公演《3月14日『銀嶺の覇者』完成》・3月16日ー4月7日:欧州#4(12公演)←※MADE IN EUROPE他《リッチー・ブラックモア脱退》これが第III期DEEP PURPLEの誕生から崩壊までの歩み。本作のキルバーン公演は『紫の炎』発売から約3ヶ月後にあたる「英国」レッグの記録でした。この放送版は、かつて「真なるLIVE IN LONDON」として大人気を博したもの。そもそもオリジナルの『LIVE IN LONDON』は商品化にあたってかなり加工されていました。冒頭DJやグレン・ヒューズのMCカット、曲順の変更、さらには完成のオーバーダブ等々……様々な編集が行われていたのです。放送版はそうした加工がなく、現場通りのリアルなライヴが楽しめるものでした。もっとも2007年にオフィシャルの完全版がリリースされたことでそうしたアドバンテージは過去のものとなったのですが、それでも本作の輝きは失われていない。その最大のポイントは、ナチュラルなサウンド。公式の『LIVE IN LONDON』完全版は収録時間こそ本作を超える最長版ではあるものの、そのサウンドはド派手にマスタリングされているのです。オフィシャル全体でそういう傾向があるものですが、特に2000年代と言えば、ラウドネスウォー(音圧戦争)の最盛期。シーン全体を考えれば『LIVE IN LONDON』はマシな方だったかも知れませんが、その時流には逆らえなかったのです。その点、本作はスーパー・ナチュラル。本作はオリジナル・リリース通りリマスター版(DISC 1)とナチュラル・トランスファー版(DISC 2)の2種をカップリングしておりますが、リマスター篇(DISC 1)であってもオフィシャル版より遙かに自然。ナチュラル篇(DISC 2)に至っては、当時のラジオ放送そのものが時空を超えてスピーカーから流れ出てくるようです。実際、そのサウンドは極めて芳醇。デジタル加工の突起感がないにも関わらず、細やかなディテールが残っているお陰で立体感もたっぷりで輪郭の鮮やかさも膨らみも絶大。そして中音域の密度。アナログの瑞々しさと艶やかさが滲んで溢れてこぼれ出すような『LIVE IN LONDON』なのです。いかなアナログ起こしとは言っても、それだけではこれほどのサウンドは実現しない。本作の要は、原盤の状態の良さにもあります。あまり詳しくは申せませんが、本作の元となったトランスクリプション・ディスクは、本家BBCからある日本放送局に貸し出されたものらしい。公式アルバムに関しても日本には極上マスターが貸し出されてきましたし、このディスクが再生されたのは、当時の放送だけ。恐らく、このトランスクリプションが現存する最も音の良いマスターなのです。本作はあくまで放送版ですので「Space Truckin'」はありません。そのため、完全版が存在する現在では軽々に「オフィシャル超え!」とは言えませんが、そのナチュアル・サウンドは超えている。まだ『MADE IN EUROPE』もなかった時代に第III期DEEP PURPLEの真価を世界に伝えたBBCの伝説放送。極上トランスクリプション・サウンドの本作で存分に味わい尽くしてください。『LIVE IN LONDON』の大元でもある伝説放送の極上盤がリリース。BBCのトランスクリプション・ディスクから起こされ、公式より遙かにナチュラルでリッチなサウンドで第III期の大名演が楽しめます。Live at State Gaumont, Kilburn , London, UK 22nd May 1974 STEREO SBD(2 Version) Directly copied from BBC Transcription Service Disc STEREO POP SPECIAL - 74(i & ii) featuring DEEP PURPLE In Concert(CN 2096/SQ) Disc 1(57:37) Remastered Version 1. Introduction By Mike Harding 2. Burn 3. Might Just Take Your Life 4. lay Down Stay Down 5. Mistreated 6. Smoke On The Water 7. Keyboard Solo 8. You Fool No One 9. Guitar Solo 10. You Fool No One(Return) 11. Drum Solo / Mule Disc 2(57:30) Directly Copied from BBC Transcription Disc 1. Introduction By Mike Harding 2. Burn 3. Might Just Take Your Life 4. lay Down Stay Down 5. Mistreated 6. Smoke On The Water 7. Keyboard Solo 8. You Fool No One 9. Guitar Solo 10. You Fool No One(Return) 11. Drum Solo / Mule David Coverdale - Vocals Ritchie Blackmore - Guitar Glenn Hughes - Bass, Vocals Jon Lord - Keyboards Ian Paice - Drums STEREO SOUNDBOARD RECORDING

Deep Purple ディープ・パープル/London,UK 1974 2Versions Directly Copied from BBC Transcription

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