「本物のLIVE AND DANGEROUS」として愛されてきた名サウンドボードがブラッシュ・アップ。「GRAF ZEPPELIN」の細密マスタリングで磨き上げられた至高サウンドが登場です。そんな本作に刻まれているのは「1976年11月15日ロンドン公演」。伝統の名会場“ハマースミス・オデオン”で記録された極上ステレオ・サウンドボード録音です。同じく黄金時代サウンドボードの傑作『JAILBREAK U.S TOUR 1976』も同時リリースとなりますが、同じ「1976年」であっても本作とは意味合いが異なる。その辺をご説明する為にも、まずは当時の活動概要から振り返ってみましょう。1976年・1月16日ー2月10日:英国#1(7公演)《2月『JAILBREAK』完成》・3月5日ー4月4日:英国#2(29公演)・4月17日ー6月10日:北米#1(36公演)←※JAILBREAK U.S TOUR 1976・7月11日:ロンドン公演《8月『JOHNNY THE FOX』製作》・9月4日ー11月18日:欧州#1(40公演)←★ココ★《11月23日:ロボ負傷→ゲイリー参加》1977年 *1月3日:ロンドン公演*1月18日ー3月18日:北米#2(37公演)《3月25日:ロボの脱退発表→トリオ編成に》《6月『BAD REPUTATION』完成》《7月20日:ロボの復帰発表》・8月6日ー9月4日:欧州#2(12公演)・9月21日ー11月5日:北米#3(32公演)←※PHILADELPHIA 1977 1ST NIGHT ・11月11日ー12月17日:英国#4(28公演)※注:「*」印はゲイリー・ムーアが参加したショウ。これが1976年から1978年にかけての歩み。本作は「欧州#1」の38公演目で、ハマースミス・オデオン3連続公演の中日にあたるコンサートでした。この3日間は公式にレコーディングされ、『LIVE AND DANGEROUS』のメイン音源になった……とも言われています。やや歯切れ悪くなったのは、未だに『LIVE AND DANGEROUS』の全貌が解明されていないから。ハマースミス公演だけでなく、公式『STILL DANGEROUS』ともなったフィラデルフィア公演やトロント公演も採用されている。それだけならよくある話なのですが、その後のオーバーダブを巡って大論争。『LIVE AND DANGEROUS』のプロデュースを担ったトニー・ヴィスコンティによると「75%(=3/4)がスタジオ録音」だそう。同時に「本当にライヴなのはドラムと歓声だけ」とも語っているので「4人中3人がオーバーダブ=75%」ということなのでしょう。何とも思い切った暴露話……と思いきや、それで終わりでもなかった。ヴィスコンティの暴露に対してマネージャーのクリス・オドネルやスコット・ゴーハムが反論。「逆に75%がライヴだ」「バッキングヴォーカルと一部のソロを録り直しただけだ」と言い出したからややこしい。結局、元ネタ音源も出揃っておらず、ハースミスもフィラデルフィアも複数公演がある等の複雑な事情が重なり、未だにどの曲がどのテイクなのか確定されていないのです。ともあれ、そんな「LIVE AND DANGEROUSの大元」の中で、長尺サウンドボード・アルバムとなっているのは2本。1本がは公式盤『STILL DANGEROUS』の完全版である『PHILADELPHIA 1977 1ST NIGHT』、もう1本が本作……というわけです。そんな本作と『PHILADELPHIA 1977 1ST NIGHT』ですが、上記のようにライヴ現場には約1年のズレがあり、ショウ内容は異なっている。ここで比較しつつ、セットを整理しておきましょう。脱獄・Jailbreak/The Boys Are Back In Town/Warriors その他・ナイトライフ:Still In Love With You/Sha La La(*)・ファイティング!!:Rosalie(*)/Suicide(*)・サギ師ジョニー:Massacre/Johnny The Fox Meets Jimmy The Weed・その他:Baby Drives Me Crazy/Me And The Boys(★)/The Rocker(*)※注:「★」印は公式『LIVE AND DANGEROUS』で、「*」印は『PHILADELPHIA 1977 1ST NIGHT』で聴けなかった曲。「本物のLIVE AND DANGEROUS」「大名盤の真の姿」と呼ばれてきたハマースミス公演とフィラデルフィア公演の長尺サウンドボード。本作は、その前者を最高峰更新クオリティで永久保存した1枚なのです。『PHILADELPHIA 1977 1ST NIGHT』で聴けなかった名曲群も「本物の生演奏&極上サウンドボード」で味わえる絶対盤。(リマスター・メモ)元々音が良いので大きく変えてません 帯域高域中心に若干補正『LIVE AND DANGEROUS』のメイン会場のひとつでもある「1976年11月15日ハマースミス・オデオン公演」の極上ステレオ・サウンドボード録音。ベスト・マスターをGRAF ZEPPELINの細密マスタリングで磨き込んだ最高峰更新盤で、もう1つの「LIVE AND DANGEROUSの元ネタ盤」である『PHILADELPHIA 1977 1ST NIGHT(Zodiac 113)』で聴けなかった「Sha La La」「Rosalie」「Suicide」「The Rocker」も完全オフィシャル級クオリティで楽しめます。Live at Hammersmith Odeon, London, UK 15th November 1976 STEREO SBD(UPGRADE) (73:19) 1. Intro. 2. Jailbreak 3. Massacre 4. Still In Love With You 5. Johnny The Fox Meets Jimmy The Weed 6. The Boys Are Back In Town 7. Rosalie 8. Suicide 9. Warriors 10. Sha-La-La/Drums Solo 11. Baby Drives Me Crazy 12. Me And The Boys 13. The Rocker Phil Lynott - Bass, Vocals Brian Robertson - Guitar Scott Gorham - Guitar Brian Downey - Drums STEREO SOUNDBOARD RECORDING