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Thin Lizzy シン・リジィ/Germany 1974 Soundboard

ゲイリー・ムーアでもなければ、ロボ&スコットでもない。知る人ぞ知る、幻の「オリジナル・ツイン」体制THIN LIZZYを伝えるサウンドボード・アルバムがリリース決定です。そんな本作が記録されたのは「1974年5月:西ドイツ・ツアー」。そのステレオ・サウンドボード録音です。1974年のTHIN LIZZYと言えば、ブライアン・ロバートソン&スコット・ゴーハムのツイン・リード体制で黄金時代の扉を開いたわけですが、最初の「ツイン」は彼らではなく、ジョン・デュ・カン&アンディー・ジーでした。一体、この2人はいつTHIN LIZZYにいたのか。まずは、激動の1974年をスケジュールで紐解いてみましょう。《1月:ゲイリー・ムーア加入》*1月4日ー17日:アイルランド(11公演)*2月1日ー3月16日:英国#1(25公演)*3月28日ー4月27日:英国#2(8公演)《4月:ゲイリー離脱→ジョン・デュ・カン/アンディー・ジー加入》★5月11日ー22日:西ドイツ(9公演) ←★ココ★《6月:ジョン/アンディー離脱→Bロバートソン/Sゴーハム加入》・6月21日ー8月24日:英国#3(18公演)・9月28日ー12月31日:欧州(42公演)《11月:ゲイリーがCOLOSSEUM IIに参画》※注:「*」印はゲイリー時代で、「・」印はロボ&ゴーハム時代。これが1974年のTHIN LIZZY。前年暮れにエリック・ベルが脱退し、1974年はゲイリー・ムーアの加入で幕を開けました。しかし、ゲイリーは約3ヶ月でTHIN LIZZYを脱退してCOLOSSEUM IIに参画。フィル・ライノットはツイン・ギター体制を目指して2人のギタリストを加入させます。1人は元ATOMIC ROOSTER/HARD STUFFのジョン・デュ・カン、もう1人はCAMELのピーター・バーデンスと組んでいたアンディー・ジーでした。結局2人はTHIN LIZZYに馴染まず、わずか9公演の西ドイツツアーだけで脱退。改めてロボ/スコットの加入となるのです。まさに泡沫に終わった「オリジナル・ツイン」時代ですが、本作はその生演奏を伝えるサウンドボード・アルバムです。詳しい日時・会場は不明なのですが、上記の西独ツアーのどこかなのは間違いない。そして、そのサウンドも実に素晴らしい。さすがに「完全オフィシャル級!」と喧伝すると誤解を生みそうなヴィンテージ感もありますが、かと言って欠点もまるでない。そうですね、単体作品として公式リリースは躊躇されるものの、ボックスセットの目玉なら十分に通用する……そんなレベルの発掘系サウンドボードなのです。もちろん、ブート基準なら極上。歓声がほとんど聞こえないミックスは明らかに卓直結系で、その代わり4人のアンサンブルが機微の機微まで事細かに描かれ、ツインの絡みも綺麗にセパレート。寡聞にしてジョン/アンディーの個性までは分からないのでどちらがどちらなのか判別は出来ないものの、2本のギターが混じり合うことは決してないのです。もちろん、ブライアンのドラミングもキットの構造が目に浮かぶほどに克明なら、フィルのベースは弦の振動レベル、ヴォーカル息づかいを耳たぶに感じられそうな鮮やかさです。そんな超ダイレクト・サウンドボードで描かれるのは、他のどの時代とも異なる超個性派THIN LIZZY。まず、セットリストから押さえておきましょう。西洋無頼・Slow Blues/Little Girl In Bloom/Gonna Creep Up On You/The Rocker その他・シングル他:Little Darlin'(2テイク)/Whiskey In The Jar/Sitamoia/It's Only Money/Rock 'N' Roll With You・カバー:Hard Drivin' Man(THE J. GEILS BAND)/Talk To Your Daughter(J.B.ルノア)……と、このようになっています。『NIGHTLIFE』の「It's Only Money」が早くも演奏されていますが、それ以外は基本的にトリオ時代のレパートリー。ギター2人が新加入なせいか「Little Darlin'」を2回演奏しています。その中でちょっと面白いのが「Talk To Your Daughter」。聴いて分かる通り、『LIVE AND DANGEROUS』でもお馴染みな「Baby Drve Me Crazy」の原形なのですが、実はこれJ.B.ルノアのカバー。ちゃっかり改作していたのがハッキリと分かるミッシング・リンクのテイクなのです。さらに注目なのがアンサンブルそのもの。ツイン・ギターとは言っても「ツイン・リード」と言うよりは「リード+リズム」体制。トリオ時代の曲が多い静もあるのでしょうが、後のようなハーモニー乱舞ではなく、片方がリードを弾いている間はもう1人はバッキングに終始している感じ。70年代初期は「1人が抜けてもツアーを続けられる」という事務的な理由でツイン・ギターにするバンドもいましたが、本作の時点ではTHIN LIZZYも「ギター2人にしたけど、これで何をしよう?」という段階だったようです。貴重ラインナップというと個性や相性に注目が集まりますが、本作はそれ以上に「発展段階」なのが面白い。そんなターニング・ポイントを脳みそド直結なステレオ・サウンドボードで味わえる歴史遺産です。幻ラインナップの「オフィシャル代わり」となる1枚。「ジョン・デュ・カン&アンディー・ジー」というオリジナル・ツイン時代のステレオ・サウンドボード録音がリリース。ミックス卓直結系の生々しさが全開で、オフィシャル作品を残さなかった幻ラインナップを楽しめます。Live in Germany May 1974 STEREO SBD 1. It's Only Money 2. Little Darlin' 3. Slow Blues 4. Little Girl In Bloom 5. Gonna Creep Up On You 6. Rock 'N' Roll With You 7. Whiskey In The Jar 8. The Rocker 9. Sitamoia 10. Drum Solo 11. Hard Driving Man 12. Little Darling 13. Talk To Your Daughter Philip Lynott - Vocals & Bass Brian Downey - Drums Andy Gee - Guitar John Cann - Guitar STEREO SOUNDBOARD RECORDING

Thin Lizzy シン・リジィ/Germany 1974 Soundboard

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