新型コロナ・パンデミックを乗り越え、2年ぶりの来日を果たしたアル・ディ・メオラ。ギター・レジェンドの“今”を極上体験できるオリジナル録音が登場です。そんな本作に吹き込まれているのは「2022年10月13日:大阪公演(アーリー・ショウ)」。その極上オーディエンス録音です。ディ・メオラもパンデミックでツアー休止を余儀なくされていたのですが、シンプルなバンド構成のためかいち早く活動を再開。精力的に世界を巡っています。そんなレジェンドの近況を知る意味でも、まずは2022年の活動概要を俯瞰してみましょう。・1月7日+9日/3月12日ー29日:北米#1(19公演)・5月3日ー6日:Cruise to the Edge出演・6月7日ー10日:北米#2(8公演)・6月16日ー27日:イスラエル/イタリア(4公演)《6月29日『SATURDAY NIGHT IN SAN FRANCISCO』発売》・7月4日+5日:北米#3(2公演)・7月12日:シュトゥットガルト公演・9月8日ー24日:北米#4(11公演)・10月6日+7日:ホノルル(4公演) ・10月10日ー13日:日本(8公演) ←★ココ★・10月15日ー20日:韓国/豪州(4公演)・11月12日ー21日:欧州(5公演)これが2022年のアル・ディ・メオラ。パンデミック勃発の2020年にはほとんどライヴができませんでしたが、翌2021年には早くも例年に迫る公演数でツアーを再開。その勢いを駆ってか、今年(2022年)は大爆発。ディ・メオラの場合、過去データが充実しているとは言いがたいので断言はできませんが、キャリア・ハイではないかという凄まじい本数のステージをこなしています。その中で10月は「ハワイ→日本→韓国→豪州」と環太平洋をサーキット。日本では「東京×2+横浜+大阪」の4日間を1日2公演のペースで巡業。合計8公演が実施されました。本作に記録されているのは、そのうち「大阪の1stショウ」です。そんな現場を真空パックした本作は、当店でお馴染みの名手“西日本最強テーパー”氏によるオリジナルマスターで、まさに極上のオーディエンス録音。骨太な芯は距離感なく耳元に届き、ディテールも超鮮やか。普段の“最強”氏録音に比べるとホール鳴り成分を感じやすくなっていますが、これは恐らく意図的なものでしょう。もちろん、“最強”氏コレクションですからサウンドボード的なド密着感はたっぷりあるのですが、今回の旨みは「小さいハコの密室感」。現場は約300人ほどの会場でして、しかも音響的にも非常に優れている。ホールよりも遙かに身近でありつつ、クラブよりも上品なサウンドがものの見事に記録されているのです。実際、その美しさには言葉を失う。前回(2020年)はピアノやアコーディオンといったメロディ楽器とのアンサンブルでしたが、今回はアミット・カヴシカー(タブラ)/リッチー・モラレス(パーカッション)とのトリオ編成。多彩でカラフルながらもスキマの多い打楽器の合間を舞うように流れるギターは、複雑に絡み合おうとも決して混じり合わない。その1音1音が綺麗に浮き立ち、間近にも関わらず立体的な演奏空間をしっかりと感じさせる。そのトロけるようなトーンに溺れ、切れ味鋭いフレーズに目が覚める……そんな瞬間が約85分絶え間なく続くライヴアルバムなのです。パンデミックの活動級を経て、逆に鬱憤を晴らすように精力的なツアーに乗り出したアル・ディ・メオラ。その来日公演を現代の名手が腕に寄りをかけて記録しきった銘品中の銘品です。まさに世界に誇る日本発の新名盤。「2022年10月13日:大阪公演(アーリー・ショウ)」の極上オーディエンス録音。名手“西日本最強テーパー”氏によるオリジナルマスターで、骨太な芯は距離感なく耳元に届き、ディテールも超鮮やか。サウンドボード的でありつつ、小さいハコの密室感もたっぷり味わえる。タブラ/パーカッションとのトリオ・アンサンブルも鮮やかな世界に誇る日本発の新名盤です。Osaka, Japan 13th October 2022 ULTIMATE SOUND(From Original Masters) Disc 1 (45:59) 1. Intro 2. Tears Of Hope 3. Fandango 4. Esmeralda 5. This Way Before 6. Milonga Del Angel 7. Norwegian Wood (This Bird Has Flown) 8. For Only You 9. Poema 10. Cafe 1930 Disc 2 (38:30) 1. Immeasurable (Part 3) 2. Close Your Eyes 3. Unknown 4. Ava's Dance in the Moonlight 5. Mediterranean Sundance