大名盤『TOYS IN THE ATTIC』が初のプラチナ・アルバムに輝き、全盛期の扉を開いた1975年のAEROSMITH。そんな時代を伝える象徴サウンドボードの最長・最高峰盤が誕生。「GRAF ZEPPELIN」の細密マスタリングで磨き上げられた至高サウンドCDで登場です。そんな本作に刻まれているのは「1975年8月29日ニューヨーク公演」。セントラル・パークで行われた"Schaeffer Music Festival"に参加した際のステレオ・サウンドボード録音です。当時はアルバムだけでなく、シングル『Sweet Emotion』『Walk This Way』のヒットもあって一気に活動が活発化。1年間に100公演を超える黄金時代に突入していました。まずは、その歩みをスケジュールで確かめてみましょう。・3月18日ー31日:米国#1(6公演)《4月8日『TOYS IN THE ATTIC』発売》・4月8日ー8月3日:米国#2(52公演)・8月23日ー9月1日:北米(6公演)←★ココ★・9月12日ー10月31日:米国#3(25公演)・11月12日ー12月30日:米国#4(26公演)これが1975年のAEROSMITH。ツアーはほぼほぼアメリカ国内に限られ、国外はカナダのトロント1公演のみ。ざっくり「米国#2(52公演)」「米国#3-4(51公演)」の二部構成になっており、それぞれの冒頭にウォームアップ的なミニ・レッグ「米国#1(6公演)」「北米(6公演)」が配されていました。本作のセントラル・パーク公演は、そんな「北米」の5公演目にあたります。このステージは有名フェス"Schaeffer Music Festival"の一幕でもありました。このイベントは現代の一般的なロック・フェスとは違い、6月半ばから9月半ばまで3ヶ月にわたって開催。毎日ライヴがあるわけではありませんが、1975年なら28日間に58組が出演するという巨大な音楽祭でした。AEROSMITHは1974年にロリー・ギャラガーの前座として初参加し、翌1975年はテッド・ニュージェントを従えての出演となったのです。そんなステージはラジオ放送もされ、古くからの大定番。“TOYS IN THE ATTIC Tour”の象徴として君臨してきました。最近も“KBFH”の放送版がネットを騒がしたりもしましたが、本作はそうした放送版ではない。曲数の面でもサウンド面でも“KBFH”放送を越える最高峰盤なのです。まず、長さ。これはセットの整理でご覧頂くのが一番でしょう。闇夜のヘヴィ・ロック(5曲)・Big Ten Inch Record(★)/Sweet Emotion/Walk This Way/No More No More/Toys in the Attic その他(7曲)・野獣生誕:Walkin' The Dog(★)/Somebody/Dream On/Write Me A Letter・飛べ!エアロスミス:S.O.S. (Too Bad)/Same Old Song and Dance/Train Kept A Rollin'※注:「★」印はKBFH放送版では聴けない曲。……と、このようになっています。ラジオ放送よりも2曲増量しており、これが当日の全曲と言われています。そして、サウンドも最高峰。ベストとして定評のあるマスターを「GRAF ZEPPELIN」の細密マスタリングで磨き直しているのです。分かりやすいのは一番有名な“KBFH”放送版との違いですが、これはもう完全に別物。FM放送とはミックスからして違い、放送版は刺々しく加工され、大歓声も大きく被せられている。当時としては生々しさを狙った演出なのでしょうが、洗練された現代基準では単にうるさいだけになっていました。それに対し、完全版マスターの本作は生演奏そのものにフォーカスされている。ただし、演奏音そのものは美しく磨き込まれ、トゲトゲしさもなければ鳴りも艶やかで楽器そのものの振動まで感じられるほど繊細。分かりやすく喩えるなら「公式ライヴ作から歓声を抜いた」あるいは「生演奏のスタジオ録音」といった感じ。もちろん、実際には大群衆を前にしたステージ・ライヴなのですが、そう表現したくなるほど美しく整った超極上サウンドボードなのです。ブレイクスルーを迎え、ロック界最大の怪物への道を歩み始めたAEROSMITH。初期ならではの瑞々しさを保ちつつ、後年の定番曲が一気に揃った“TOYS IN THE ATTIC Tour”を脳みそに直接流し込んでくれるサウンドボード・アルバムの最高峰更新盤です。まさにAEROSMITH最重要のライヴアルバムであり、ロック史上の文化遺産。(リマスター・メモ)元音源が素晴らしい質感とバランスで、文句なしの極上サウンドでした。ライブ盤にありがちな過剰な観客ノイズの操作演出臭もなく、しかも演奏バランスも良い塩梅で、そのままでも問題ないサウンドでしたが、若干のピッチ修正とEQ補正がなされています「1975年8月29日シェーファー・ミュージック・フェスティバル公演」のステレオ・サウンドボード録音。ラジオ放送も有名な大定番ですが、本作は未放送の「Walkin’ The Dog」「Big Ten Inch Record」も収録した完全版。放送版よりも演奏そのものにフォーカスされたミックスで、ベスト・マスターを「GRAF ZEPPELIN」が磨き込んだサウンドは公式スタジオ作品レベルの美しさ。初期の瑞々しさを保ちつつ、後年の定番曲が一気に揃った“TOYS IN THE ATTIC Tour”を脳みそに直接流し込んでくれるサウンドボード・アルバムの最高峰更新盤です。Schaeffer Music Festival Live at Central Park, New York, NY, USA 29th August 1975 STEREO SBD (64:10) 1. Introduction 2. Walking The Dog 3. S.O.S (Too Bad) 4. Somebody 5. Big Ten Inch Record 6. Sweet Emotion 7. Dream On 8. Write Me A Letter 9. Walk This Way 10. No More No More 11. Same Old Song And Dance 12. Train Kept A Rollin' (Slow) 13. Drum Solo 14. Train Kept A Rollin' (Fast) 15. Toys In The Attic Steven Tyler - Vocals Joe Perry - Guitar Brad Whitford - Guitar Tom Hamilton - Bass Joey Kramer - Drums STEREO SOUNDBOARD RECORDING