待望の再来日公演なる2015年9月行われたばかりのステージを80分に渡り極上高音質ステレオ・サウンドボードで完全収録したアイテムが初登場!現代ジャズ・ドラマーの最高峰にしてジャズ・リズムを改革し続けるカリスマ・ドラマーのディジョネットと、巨星ジョン・コルトレーンの息子ラヴィ、同じくコルトレーン・クァルテットの名ベース奏者ジミー・ギャリソンの息子マシューの伝説的ミュージシャンのDNAを受け継ぐ気鋭二人が白熱のパフォーマンスを繰り広げています!オープニングの去年も演奏された「アトモスフィア」から、アフリカン・ピアノを彷彿とさせるエレクトリック・パーカッションと生ドラムを融合させたディジョネットとエフェクターを通したマシューのベースを効果的に配し新たなアプローチでリズムを創り出して行くなか、父親譲りの雄弁なソプラノで闊歩するラヴィも頼もしく、マシューとディジョネットの壮絶なソロも織り込み、メドレー形式で最初から25分に及ぶ熱演を繰り広げる。続く「リディア」も、ラヴィのテナーが情感豊かに謳いあげる序盤から徐々に激しい演奏にシフトしていき、後半ではディジョネットとマシューのソロからアグレッシヴな高速4ビートに移り、ソプラノに持ち替えたラヴィのプレイもどんどんと熱を帯びていく。次にマイルス/エヴァンスによる「ブルー・イン・グリーン」をディジョネットのピアノを中心に、それはそれは美しい演奏を聴かせてくれる。そして、ラストにはジョン・コルトレーンの「クレッセント」収録の名曲「ワイズ・ワン」が演奏される。これがまさにこのトリオの真髄といえる名演奏になっており、けれん味も煙に巻くようなハッタリなど一切ない正攻法で一音入魂のディジョネット、ラヴィ、マシューの三人が有機的に絡み合いスピリチュアルなインプロビゼーションを紡いでいく…全編、あのウェイン・ショーター至高のカルテットのように、先の読めない展開と常に緊張感を保ちながらも次はどうなるのか期待せずにはいられない、このトリオの可能性が尽きぬことを雄弁に物語っています!この驚異的なトリオの最高のパフォーマンスを、最上級の極上高音質で一人でも多くの人に聴いて欲しい大推薦盤です!