東京テープ全集 高音質完全収録盤。この時期のクイーン人気は凄まじく、武道館で3回コンサートを行ってもチケットは争奪戦。結局、4月4日(日)に追加公演として日大講堂でのコンサートが実現。この日大講堂、元々は両国国技館(現在の国技館とは別)。1958年に日大講堂となり収容人数13000人を超える巨大なホールでした。昭和58年(1983)に取り壊され、現在は両国シティコアとして多目的施設が建っています。クイーン2度目のジャパン・ツアーの最終公演、実は武道館より大きな会場で行われていたんですね。この時の来日公演。前年にリリースした「ボヘミアン・ラプソディ」が大ヒットした直後。ところが問題は、この曲のコンサートでの扱い。?アカペラ・コーラス〜?ピアノ・バラード〜?オペラ・コーラス〜?ハード・ロック〜?バラードと5つのパートで構成された楽曲です。?と?はスタジオ・ワーク結集の多重録音パートなので、ステージでの再現は不可能。後に?〜?(テープ演奏)〜??というパターンに落ち着きますが、この時代はコンサートのオープニングに?をテープで流す。中盤に?を演って、間はメドレーで他の曲をプレイした後に??に戻るという、なんとも複雑怪奇な形で披露されていました。「ボヘミアン・ラプソディ」はこの時点で彼らの最大のヒット曲。さすがにこれじゃマズイと思ったのか、77年1月からの北米ツアーからは、分断されることのない完全版として演奏されます。つまり、このブツ切り版は、この時期だけのレアなケース。76年の日本公演に行かれた方は、この貴重な「ボヘミアン・ラプソディ」を観られる機会に恵まれたわけですね。本当に素晴らしいオーディエンス音源を収録しています。1976年4月1日 日本武道館 1976年4月3日 日大講堂 CD5 オープニング - ボヘミアン・ラプソディ / オルガ・バトル / スウィート・レディ / ホワイト・クイーン / フリック・オブ・ザ・リスト・ミュージック / ハングマン / ボヘミアン・ラプソディ / キラー・クイーン / ザ・マーチ・オブ・ザ・ブラック・クイーン / ボヘミアン・ラプソディ / ブリング・バック・ザット・リロイ・ブラウン / ブライトン・ロック / ギター・ソロ / 息子と娘 / バンド紹介 / ザ・プロフェッツ・ソング / ストーン・コールド・クレイジー CD6 息子に遠く / Doin' All Right / 日曜日の午後のんびり / Keep Yourself Alive / 嘘つき / 神々の膝の中で /今私はここにいる / ビッグスペンダー / ジェイルハウスロック / 私がしてきた愚か者を見て / ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン CD7 オープニング - ボヘミアン・ラプソディ / オルガ・バトル / スウィート・レディ / ホワイト・クイーン / フリック・オブ・ザ・リスト・オブ・ザ・リスト / ボヘミアン・ラプソディ / キラー・クイーン / ザ・マーチ・オブ・ザ・ブラック・クイーン / ボヘミアン・ラプソディ / ブリング・バック・ザット・リロイ・ブラウン / ブライトン・ロック / ギター・ソロ / 息子と娘 / ザ・プロフェッツ・ソング / ストーン・コールド・クレイジー CD8 Doin' All Right / Lazing on a Sunday Afternoon / Keep Yourself Alive / Liar / In the Lap of the Gods / Now I'm Here / Big Spender / Jailhouse Rock / God Save the Queen