2011年5月から12年8月まで続いたOlympia Tourから5/21ツアー初日デンマーク公演の高音質オーディエンス音源の登場です。2010年6月から9月まで行われたRoxyのFestival Tour(7/31にはFuji Rockフェスにも参加)終了直後の10月に、前作「Dylanesque」以来約3年ぶりのソロアルバム「Olympia」を発表したFerryは、この時期実に精力的に音楽活動を行っており、このOlympia Tour の合間を縫って2011年1月から3月までは再びRoxy としてFor Your Pleasure Tourも行っています。 本音源は、Olympia Tourとしては初日にあたり、演奏曲目はこれ以降ほぼ確定しているものの、曲順が随分と違っており、まだ試行中という印象が伺えます。但し演奏の完成度は高く若いメンバーと古くからのメンバーをバランスよく配分しておりこのあたりはさすがという感じです。 Olympia からはシングルの「You Can Dance」「Alphaville」の2曲を披露し、ゴダールの映画タイトルからとった「Alphaville」はアルバムをさらにパワーアップしたヴァージョンで聴きどころのひとつとなっています。また、古くからのファンとしては「The Bride Stripped Bare(ベールを脱いだ花嫁)」から「Sign Of The Time」「What Goes On」「Hold On (I'm Coming)」と3曲やっているところが嬉しいところで、Velvet Undergroundのカヴァー「What Goes On」はレア曲といえます。気になる音質ですが、近年のツアーの割には、あまり良質な音源の少ないOlympia Tourとして、ツアー初日という記念すべき公演にして、上々のクオリティで録音されています。周囲に煩い観客がおらず、加えて、音像は安定しており、聴きやすいサウンドです。最初は、篭りはないもののやや細めのサウンドかと感じますが、PAの調子のせいか、聴き進むにおいて、音の質がどんどん向上していき、後半等は実に素晴らしいサウンドで、ショウを楽しむことができます。(ディスク2は特に素晴らしい!)Live at Musikhuset, Aarhus, Denmark 21st May 2011 PERFECT SOUND Disc 1(50:25) 1. You Can Dance 2. Sign Of The Time 3. I Put A Spell On You 4. Slave To Love 5. Don't Stop The Dance 6. What Goes On 7. Make You Feel My Love 8. Like A Hurricane 9. Just Like Tom Thumb's Blues 10. Boys And Girls 11. All Along The Watchtower 12. Tara Disc 2(47:54) 1. Bitter Sweet 2. Alphaville 3. My Only Love 4. Avalon 5. Band Introduction 6. Same Old Scene 7. Love Is The Drug 8. Hold On (I'm Coming) 9. Let's Stick Together 10. Jealous Guy 11. Editions Of You Bryan Ferry - Vocals Colin Good - Piano & Keyboards Oliver Thompson - Guitar Chris Spedding - Guitar Jerry Meehan - Bass Jorja Chalmers - Saxophone & Keyboards Andy Newmark - Drums Tara Ferry - Percussion Sewuese Abwa - Backing Vocals Aleysha Gordon - Backing Vocals Jade Sullivan - Dancer Marie Francis - Dancer